岩上智一郎の作品部屋(小説・絵・漫画・料理等)

著書:新宿クレッシェンド

自身の頭で考えず、何となく流れに沿って楽な方を選択すると、地獄を見ます

闇 165(来世でのプロポーズ編)

2024年12月20日 07時38分02秒 | 闇シリーズ

2024/12/20 fry

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パソコンのほうに一通のメールが届く。

自身の作品にパスワードを掛けていたので、それを読みたいという読者の一人からだった。

名前を聞くと、みゆきと名乗る。

ミクシィのみゆきが冗談でメールしたと思ったので、本人に聞いてみた。

すると、みゆきはまったく身に覚えが無いようだ。

つまり新しい別人のみゆきからという事になる。

何度かメールのやり取りをしてみた。

性格のいい優しい子だなという印象。

作者と読者の関係から、一気に恋へ発展なんて展開も……。

百合子と別れて以来、まともに彼女作って来なかったからな。

内心浮き浮きしながら、新しいみゆきとのやり取りを楽しんだ。

まず俺の書いた小説を好きと読んでくれるのがいい。

浮かれてミクシィで記事も書いた。

みんな、コイツは馬鹿だなあと思っただろう。

でも構わない。

俺は自分が幸せになれるなら、どんなに馬鹿にされようといい。

しかし一通のメールが、現実に戻される。

なんと新しいみゆきは、二十四歳の人妻だったのだ。

もう…、何で人妻とかストーカー女しか来ないんだ……。

俺はミクシィでも本人にも大いに嘆く。

勝手に過度な期待をして、自滅した俺。

先日書いた本音記事で、みんなを嫌な気分にさせたのだ。

今日はみんなから笑われるピエロにでも何でもなろうじゃないか。

 

自身の感情でみんなを煽る記事を書いた俺。

傷つき、俺から離れていった人は多数いる。

こればかりは猛省したところで、取り返しがつかない。

大野信成夫妻に、さくらさん……。

いや、謝ったところで遅いんだよな。

しほさんからメールが届く。

 


しほちゃん

>  ありがとうございます。

みんながあまりにも反応ないから、ちょっと自信がなくなると言うより、本当に今のままでいいのかって焦りがあったかもしれません。

ぶれず、迷わずなんて言って置きながら、俺は彷徨い掛けていたんでしょう。

そのタイミングで幼少編を再び書き終え、憎悪というものが蘇り、気づけば無性にイライラしている自分がいました 。

 

そういう葛藤は誰でもあると思いますよ。

人の反応なんて気になって当たり前だし。クリエーターだったら尚更ですよね。

 

>  あの記事を書いてしまった件について、今は反省しています

 

そうそう。

築き上げるのは大変なのに失うのは一瞬ですよ。

私もものすごく悲しかった。

作品を一気読みしてる間にメッセージ送るの遅くなったりしたから、そのせい?なんて思ったりしたんですよ。 

 

> 非常に自分で書いていて、ムチャクチャな事をしてきたなあと感じていますね。

みゆきみたいにタフな女は、素直に面白いって思うだろうし、真面目で繊細な人には逆に耐えられないんじゃないかなと…… 。

 

私が共感できないのは駅での話とか。警官の話とかですね。

事なかれ主義なので。なんて要領が悪い…って思ってしまうんです。

済んだ事は忘れようよ~って。

私にその話をその場でされたら、くだらないって笑っちゃいそう。

そしたらトモさん、めっちゃ怒るんだろうなあ~。

 

>  それはその通りですね。

今回の一件はいい意味でも悪い意味でも、俺にとって非常に貴重な肥やしになりました。

もうあんな真似はしません。

でも、あの行為自体については後悔もしていないのも事実です。

反省はしていますが……。

俺のエゴで、どのぐらい熱のある読者がいるのかを知りたかったんです。

大した事がなければ離れていくだろうし、離れたくなければショックを受けても変わらないだろうと。

行為自体は最悪なのを分かっていながらやったので、人間としては失格です。

でも、それ以上に作品の為に、人間の心理や本音を知りたかったのも事実なんです。

今も後味悪いので、もう二度としないって、しほさんに約束します。

 

どの程度の想いかなんて他人にはわからないんですよ。

言葉ではなんとも言えるし。

本当に応援していた人も、だからこそ悲しくて、去っていった人もいると思います。

性格の問題でしょう。

トモさんと関わってきた人は、皆間違いなくトモさんの大切な人なんですよ。

それを忘れないで。

通りすぎの人だっていいじゃないですか。

それだって貴重な一期一会ですよ。

 

>  しほさんが色々アドバイスしてくれたり、この賞どう?とか探してくれたり、あれがあったから、俺は救われ、またこうして今も書けるようになりました。

心から深く感謝しています。

 

私はたまたま自信を失ってた時に欲しかった言葉をかけてあげられたんだと思います。

多分それだけなんですよね。

でも、それでトモさんが自信を取り戻せたなら良かったなと。

だって自信をもっていいんですもの。

トモさんはもっと。

 

>  生意気に見られると思いますが、映画の『鬼畜』、松本清張をも超えたいんです 。

夏目漱石だって超えたい。

でも、それは人が判断する事もよく分かってます。

 

うん、超えてくださいね。

夏目漱石、ぶっちゃけ面白くない作品多いです。

文豪っていわれる人たちも本当の傑作って限られてる。

人間、一生に一作、素晴らしい作品をかけたら、本望なんだと思います。

松本清張私面白いと思わないんですよね。

私の中ではトモさんのほうが勝ってるわ

 

>  だから日本で一番長く書いて、ギネスに俺、やっぱ挑戦します!

応援してくれる人たちが、「すげえだろ!」って自慢できるように。

自分自身の為にも……。

読んで内容云々でなく、数字でも分からせ、マスコミや出版社が放っておけなくなるように、俺は最善を尽くします。

それがせめて傷つけてしまった人たちへの礼儀だと思っています。

 

頑張ってくださいね!

ギネスに挑戦。


 

しほさんの中では、松本清張を超えたか……。

うーん、さすがにそれは無いだろう。

無職だし、小説で飯食っている訳じゃないし。

何故題名を『鬼畜道』にしたのか?

もちろん幼少の頃、家から徒歩一分のところで撮影された映画『鬼畜』の影響だろう。

『天使の羽を持つ子』については、群馬の先生から「あなたはいずれそのタイトルで小説を書くでしょう」と言われたから、サブタイトル風につけた。

最近ミクシィでは花こと影原美優からの連絡が多い。

内容のほとんどが、古木との生活の愚痴。

そんなに古木栄大と一緒に住むのが苦痛なら、とっとと別れればいいだけなんだけどな。

自殺未遂までして、彼との子供をおろしてまで、何をそこまで拘るのか。

俺もあの一件に深く関わってしまった。

影原美優の身体を傷つけた事に対する罪悪感だけは、未だ消えない。

そんなものは当人同士で、勝手に判断させておけば良かったのだ。

むやみに無下にはできない。

そして本人にも伝えているが、やがて『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』の先の話にこの一件は出てくるようになるのだ。

記憶を明確にする為にも、今一度何故こうなったかをおさらいしよう。

まず俺は始めに相談され、古木に関わった。

彼女ができた事がないと悩む古木。

女の落とし方のコツを教える。

彼が牧田順子と結婚を考えているとまで言うので、あの時は協力した。

そこで初めて彼女ができた訳だ。

それで満足すればいいのに、モテると勘違いした古木は次々出会い系サイトなどを使い、色々な女を抱き出した。

一番悪いのは図に乗った古木栄大である。

そこで出会った影原美優。

牧田順子といまいち合わない古木は、影原に惹かれ二股状態になる。

このタイミングでまた相談された俺は、二人とも関係を切れと伝えた。

優柔不断な古木はそれができない。

ならば一人だけにしろとアドバイス。

彼は俺の試合に選んだほうを連れて観戦に来た。

古木が選んだのは牧田順子。

当時俺はリングの上から、そう答えを出したのかと思っていた。

しかし状況は全然違った。

古木はズルズルと二股関係を持続し、影原美優は妊娠発覚。

その状態で関係を切られようとした彼女は自殺未遂をする。

ここで、古木は俺に相談を再度してきた訳だ。

妊娠、自殺未遂…、そこまで虐げられてもまだ古木を求める影原。

古木の心は牧田順子へ。

いくら何でも都合良過ぎる古木を怒り、牧田と別れて責任を取るよう伝えた。

自分で何も決められない古木は、結局牧田とも別れられない。

影原の妊娠期間だけが進む。

俺は仕方なくアドバイスした。

こんな状況で産むのは子供が可哀想だと。

今になって思えば、ここが一番余計だった。

当事者同士で解決させるべき案件なのだ。

三角関係の人間は、三者三様に俺へ依存し始める。

俺は言った。

古木は牧田と別れ、影原と一緒に暮らせ。

それで彼女の要望を聞いた形になるから、次は自分か子供かの二択をさせ、子供をおろせと……。

何とか影原美優を説得した古木。

子供をおろす手術当日、影原から連絡が俺にあった。

状況を聞くと、古木と連絡がつかないから俺に病院まで付き添ってほしいと。

仕方なく俺は付き添った。

彼女の手術中、古木から連絡があり話を聞くと、別れたはずの牧田順子と一緒にいる。

俺は怒り狂い、関係を絶った。

それ以来影原美優だけは同情からか、彼女からの連絡だけには返事をしている。

さすがに古木の実態を傷ついたこの子へは言えなかった。

何故あんな目にまで遭わされて、まだ好きと言えるのか不思議だった。

 

座りっ放しでの執筆作業。

たまには身体を動かさないと。

気分転換に外へ出ると、弟の徹也がいた。

「あ、兄貴。ちょうど良かった。ちょっとうちの会社来て」

半ば強引に徹也の会社『コレクト』の事務所へ入らされる。

「あ、徹也さんのお兄さんの智一郎さんですか? はじめまして。中西健と申します」

徹夜の説明によると、彼は東京大学で講師をしているようでかなりのインテリらしい。

俺のマネージャーというか、交渉役をやりたいと買って出たいと話を振ってきた。

何でも俺はすぐに怒るから、その人が代わりに出版社と交渉したいとの事。

そういえば『新宿クレッシェンド』発売されて二年経つが、あの会社、未だ俺の口座番号すら聞いてこないもんなあ。

印税を払うつもりなど、まるで無いのだろう。

そういった事も含め、彼は色々俺と話したいと言ってくれた。

俺より十歳近く年下なのに、中西健は不思議な人間だと感じる。

話していると、妙に納得し安心感を覚えてしまう。

巧みな話術と表現したらいいのだろうか?

群馬の先生に言われた事を思い出す。

風を神格化したのは風神。

どこかで、風神と出逢う。

群馬の先生は「あなたが本当の意味で自立した時、初めて出逢うでしょう」と言ってくれた。

マネージャー的な…、または経理担当で、俺とは正反対の性格。

その人が風神の守護がついている人だと言う。

自然に…、あくまでも自然に現れると……。

ひょっとして彼が、群馬の先生の言っていた風神?

いや…、別に俺自身が今自立できているわけじゃないしなあ。

まあこれも何かしらの縁なのだろう。

まあ半分諦めていた印税問題。

頭のいい彼が、代わって話を出版社としてくれるのなら、それはそれでいいか。

握手をして家へ戻る。

タイミングよく家の電話が鳴った。

ほとんど家業の件だろうと思ったが、近くに誰もいなかったので受話器を取る。

「はい、岩上です」

「あ! 岩上?」

東北地方独特のイントネーション。

どこかで聞いた事のあるような声。

「えーと…、岩上ですが…、誰に御用でしょうか?」

「岩上だよ! 岩上智一郎だろ?」

「その声…、ひょっとして鳥谷部か?」

「そうだよ、忘れたのかよ」

北海道倶知安自衛隊時代の同期だった鳥谷部から、十数年ぶりの電話。

俺は本を出した事を伝えると「そんなのとっくに買っているよ」と嬉しそうに言い「今度久しぶりに会わないか?」と言ってきた。

「ちょっと待って」と俺はトイレに入り、ウンチをしながら電話を続ける。

それを説明すると「変わらねえなあ」と爆笑していた。

こうした久しぶりの電話さえ、すべてが縁だ。

ここ最近何度も言ってきた『自流の流れに沿って生きる』。

ならばせっかく数十年ぶりに復活した縁だ。

同期に会いたいと思っているのだから、素直に赴くまま会おうじゃないか。

但し、会う場所は俺が指定した。

俺が都内に出る時は、『新宿歌舞伎町』しかありえない。

会話の最後で彼は「岩上、俺も作品に出してくれよな」と言った。

そんなの言われなくても、書くに決まってんじゃねえかよ。

「鳥谷部は都内のどの辺にいるの?」

「いや、まだ俺は青森だよ」

「何だよ、じゃあ何で会おうなんて言うんだよ。てっきりこっち来てんのかと思ったよ」

「まあまだ予定無いけど、いずれ東京行くから」

相変わらず馬鹿な野郎だ。

自流の流れに沿って……。

柔術を習い、KDDIを辞めた頃、俺は無気力状態が続いた。

あの辺からの流れを今一度思い出してみるか。

ミクシィで記事を書いてみた。

 


無気力状態が続く。

この不甲斐なさ、三沢さんや鶴田師匠に対し申し訳ないのかと考える。

腕を犠牲にまた復帰しようとは思わなかった俺。

何故か?

小説をまだ書きたかったからである。

俺がリングの上に立てば、話題性でマスコミは来るだろうが、プロレス界を救えるはずがない。

それができるなら、あの当時からずっとあの場所にいたはずなのだから。

今、自分にできる事。

小説を書く。

二千十年一月十日

『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』の執筆を開始。

書きたいから書く。

その原点に戻り、また書き始めた。

 

二千十年二月九日

「あなたの作品は純文学です。私はこれをずっと専攻してきた専門分野です。たくさんやったからこそ、これは純文学なんだと思いました。自信を持って下さい」

たった一人の人の言葉が、俺にかつての誇りと自信を呼び戻してくれた。

賞を獲った事なんてどうでも良くなった。

小説を書いていて、これほど嬉しいと思った事はなかった。

幼き頃、虐待を受け、強くなりたかった。

半端な俺は、レスラーを目指したが駄目だった。

憎悪から小説というものを書き始めた。

でも、一人の言葉で俺は気付く。

寂しかったから書いていたという事に。

そして憎悪は晴れ、感謝だけが残る。

家の中で人生観を変えてしまうような事が次々と二千十年になって起きた。

俺は初めて親父を平手で殴った、何発も……。

部屋に帰って泣き、ずっと涙がとまらなくなった。

そして人間とは『孤独』であると悟った。

生まれる時も、死ぬ時も『孤独』なのだ。

ではその間、『生きる』とは何か?

『孤独』を嫌い、人に触れようとする。

異性だと格好をつけようと『欲』が生まれる。

こうして記事を書いているのも『孤独』を嫌う自分がいるのだ。

ならば自流の流れに沿って生きようじゃないか。

俺は書くだけ。

外に出ないと不健康だと心配する人もいる。

そんな時に限って、同級生や知り合いから電話が入り、食事へ誘われる。

そう、こうやってうまい具合に自然と流れに乗れば、外へ出ざるえないのである。

二千十年三月の時点で原稿用紙四千七百枚以上。

ギネスへ世界で一番長い小説として公認されるよう目標ができる。

三十年ぶりに小学校時代の恩師とも、初めて連絡が取れた。

俺は今度、『一章 幼少編』を渡しにいく。

昨日も先生から電話が掛かってきて、「岩上、おまえの本、インターネットで調べたらすぐに分かったぞ。先生、注文しといたから」と言ってくれた。

俺が小説を書き始めたきっかけの品川春美。

今頃彼女は幸せに暮らしているのだろうか?

自流の流れに沿う。

うん、やっぱ俺は今の心境を彼女へ伝えたい。

ならば流れに身を任せよう。

 

二千十年三月五日

この事を久しぶりに彼女へ伝える事にした。

本当はもう結婚しているから、生涯連絡などやめようと思っていたのに……。

すぐ返事が来た。

心にジーンとしたものが染み渡る。

久しぶりに色々話し、やっぱり俺はこの彼女が一番好きだったんだなと実感する。

でも、今さらどうのこうの自分の気持ちなど言う必要ない。

「幸せに生きる事を願う」そう心から言った。

彼女からも色々言われ、俺はゆっくり言った。

「現世での俺の使命は、今の作品を書く事。その為に戦いもし、血を流し、嫌な目にたくさん遭ってきた。君とも出会ってね。君が振ってただけなのだ。

そう、書くという事では本当にそれが原点である。

一人の女に格好をつける為だけに小説を書いただけなのだ。

「来世になったらでいい、その時は俺と同じ時代に生まれ、結婚してくれ」

それを伝え、もう今世では彼女に連絡するのをやめようと心の中で誓った。

返事?

それは俺だけの宝物だから、ここでどうのこうの言うつもりなんてない。

俺に対し「長いだけじゃ」と馬鹿にする人間もいる。

でも、文学は文系で、非常に曖昧であやふやなもの。

ギネスは理系で数字がきっちり決まっているもの。

飲み屋の女は心を切り売りし、あやふやだから、文系。

風俗の女はキッチリ性欲だけは満たすから、理系。

それと同じだ。

書けば書くほど、誰が何を言おうと日本記録に近づく。

数字って正直だから誰でも分かるようになっている。

だから基本は一+一=二なんだ。

とてもシンプルで簡単な事をしようとしている。

俺は文系と理系を融合させればいい。

他の作家がこれを見て焦ったとしても、もう俺に追いつけない。

だって原稿用紙四千七百枚以上の差がすでについているし、まず大抵の物書きは、そこまで金ももらえないのに書けないだろう。

俺を認めたくないって人、いっぱいいるだろう。

でも、しょうがないよ。

周りの雑音なんて何の邪魔にすらならないのだから。

どんなにいくら喚いたって、日々、俺は世界に近づいているのだから。

ギネス日本一と、小さな島国の無数にある賞。

直木賞だって一年経てば、一人増える賞だ。

どちらに価値があるかなんて、個々に判断すればいいよ。

どんな賞を獲ったって、結局日本の中だけだし。

だから俺は日本で一番を目指します!

結婚も恋人さえも放棄したんだから、このぐらい言ってもバチなんて当たらないよ。

それでも邪魔したい人、本当に邪魔なら面倒なんで殴るかもね。

いや、ちょっと違うな……。

何故、三沢さんは『ノア』という団体を作ったのか?

『ノアの箱舟』

ノアの方舟(ノアのはこぶね、英語: Noah's Ark)は、旧約聖書の『創世記』(6章-9章)に登場する、大洪水にまつわる、ノアの方舟物語の事。

または、その物語中の主人公ノアとその家族、多種の動物を乗せた方舟自体を指す。

人々を無償の愛で救う箱舟……。

人間だから好き嫌いある。

でも、嫌いな奴がもし困っていたら?

三沢さんなら、きっと……。

そうか、もうつまならない事なんて考えず、書こう。

俺が『箱舟』を動かせるようになった時、困っている人がいたら、笑顔で乗せてやればいい。

うん、これで三沢さんも鶴田師匠も、ちょっとは微笑んでくれるかな。

俺、才能ないからシンプルな事しかできないんですよね。

今度は頼りないけど俺が背中を……。

挫けず生きてさえいれば、いつだって見せられる。

ならば、まだまだ書き続けようじゃないか、鬼畜道を!

俺が生きている限り。


 

俺は三沢光晴さんの背中を見て育った。

死の間際までレスラーたちやスタッフまで、すべてを救った三沢さん。

誰も背負っていない俺。

中途半端な生き方のままじゃ駄目だろ?

書き進めよう少しでも。

携帯電話に一通のメールが届く。

『こんばんわ! 色々見えたモノを小説で表現するのはいかが? 岩崎智典』

チャブーからだった。

山﨑ちえみからの一件以来、見る目が変わった俺。

岩上整体の後片付けを手伝ってくれた事には感謝するが、俺の試合の時は来ない、そして本が出た時は意味不明な張り合う事を言ってきたので距離を置いていた。

小学校からの同級生であるが、昔の関係とは違う。

ただ、この短いメールの文面は、明らかに人をおちょくった感じがする。

『どういう意味合いで言ってるの? 岩上智一郎』

このあと数回メールのやり取りをしていると、支離滅裂で意味不明の事ばかり。

しかも俺に『頭、大丈夫?』とか言ってきた。

『ひょっとして俺に喧嘩売ってんの? だったら喜んで買うよ 岩上智一郎』

そう送ると、それから返事はピタッと止む。

一体何を考えているんだ、あいつは?

執筆の流れを乱されるのは、本当に癪に障る。

冷静になれ……。

苛立つなよ。

作品に魂込めるんだろ?

先を書き進めろ。

俺の小説のリズム。

ようやく乗り始めた。

携帯電話が鳴る。

チャブーからのメールが届く。

『売ってません・確かに少し、人をおちょくったような感じがする。これはよくない・反省しました。すんませんでした・ でもまあ、それもまたおれなんで勘弁してください。痛いのもイヤです 岩崎智典』

「……」

あまりにも呆れて、ポカンと携帯電話の画面を眺めていた。

間髪入れずまたメールが来た。

『おれは、人の話しをよく聞け・と例の隊長に怒られました。おれは人の話しは誰よりもよく聞いているのに、これ以上どうしろと・と半ばヤケクソになったりもしておりますが、最近、人の話しを聞き、相手をよく理解しろと。そうゆう事だと気付きました。 岩崎智典』

コイツ、頭大丈夫か?

何か社会人になってから、おかしさに拍車が掛かったような気がする。

『いつだか岩上が、「その隊長あまり信用しない方がいいよ」と言いました。自分が信用しなければ相手も信用しないし、信用すれば相手も信用しないのでは?自分を信じる=相手を信じると同様と思われます。 岩崎智典』

こんなメールが連発で届く。

こわっ!

本人は必死なんだろうけど、よほど殴られるの嫌だったんだな……。

もう相手するつもりはない。

はなっから昔からの同級生を殴る拳など持ち合わせていない。

俺は放っておき、執筆の続きを開始した。

 

頭が混乱している。

チャブーからの再三に渡る意味不明なメールのせいだ。

明らかなモチベーションの低下。

駄目だ、文章がまるで進まない……。

少し前を振り返る。

伊藤久子をクビにした親父たち。

家業の人手が足りない状況に、親父と加藤皐月は、俺に家を継がないかと声を掛けてくる。

「おまえにこの家を継ぐ覚悟はあるのか?」

何が覚悟だ……。

好き放題勝手にやり、ここまで家の中をボロボロにしておいて。

何も現実を直視していない馬鹿な親父は、俺に自信たっぷりにそう言った。

本当にこの男は大馬鹿だ。

弟の徹也、そして伊藤久子。

親父に加藤皐月。

そしておじいちゃんが揃う中、俺は静かに口を開く。

「みんな、自分の我を通そうとし過ぎている。この家はおじいちゃんが一代で建てたものだ。おじいちゃんが店を潰したくないというのなら、俺は協力を惜しまない。ただ、親父…。あんたが本当の意味で変わらないと、俺がいくら入ったところで何も変わらない」

「そうよね、智ちゃん、偉いわ」

加藤皐月が調子のいい笑顔で立ち上がる。

本当にこの女…、この手で殺してやろうか……。

「加藤さん……」

「メイさんだろ!」

親父が加藤をかばう。

「いや、あえて加藤さんと俺は呼ばせてもらう。あなたは三年前、この家に強引に入ってきた。それがいきなり今年になって、母が危篤だから実家に行くと言い出した」

「ええ、私も妹から言われちゃっててね」

「別にそれに対しては人道的な問題だし、俺は何も思わない。自分の親が具合悪いなら、誰だって駆けつけるだろうし」

「そうでしょ?」

「でも、あなたの発言は行動が何も伴っていない」

「何でよ?」

「普通、本当に危篤なら、今すぐ行っているはずだ。それをあなたは、せっせと車に帰る準備をしている。数日前から。おかしくないですか?」

「だって向こうに行くんだし、ある程度の準備をするのは当然でしょ?」

「ですから、それは危篤とは何も関係がないでしょ? まあそんな件どうだっていい。俺が聞きたいのは、今の店の事業資金。俺が南大塚と話し合って作った四千万円。今、いくら残っているんだ?」

「それはね、幸ちゃんに聞いてよ」

いつもこの女はそう。

絶対に不利になる発言はしない。

うまく加藤皐月に出し抜かれた親父は、何一つ気付かない。

毎日が苦痛だった。

今書いている『鬼畜道 ~天使の羽を持つ子~』を完成したら、大手出版社に原稿を送り、親父の部屋で首を吊ろうと思っていた。

ちょっとは、それで分かってくれるかな?

そして俺の集大成が少しは話題になって、人々に読まれるんじゃないだろうか……。

家を継ぐかどうか考える日々。

あの親父が変わらない限り、俺が何をしてもうまく行く訳がない。

せめて加藤皐月と離婚してくれればいいが、それも不可能。

店の経理状況、そして顧客情報を調べ、ここをこうすればもっと効果が出ると色々考えていた。

家を継がないかと言われた日から、弟の徹也が「兄貴、本当に継がないの?」と言うぐらいで、他には何のリアクションもない。

そうしている内に、家では新たな従業員を二名入れ、加藤皐月は三日ほど仕事を教えてそのまま実家の長野へ消えた。

その前日に伊藤久子のマンションに来て「今月の給料ね。私も本当にあの家には…」とひたすらいかに自分が可哀相だったかと言う愚痴を言い、帰ったそうだ。

もう誰も家を俺が継ぐなんて事は、気にしなくなった。

一番信頼の置ける先輩の坊主さんにまで相談した俺は、ただのピエロだ。

合わない人とは関わらない……。

そんな事は、百も承知だったはずなんだけどな。

こうしてまた休業補償の期間、ひたすら執筆するだけの生活になった。

一時は血迷い、本音記事を投稿し、多くの人を傷つけた。

また一からの出直しのつもりで始めたが、何故このタイミングでチャブーの邪魔が入る?

群馬の先生が言う、これすらも試練なのか?

いい加減にしろよ!

俺は部屋の壁を殴っていた。

 

苛立つ事は続く。

『。』というハンドルネームの投稿者。

ブログ『智一郎の部屋』のほうの記事に、明らかに小馬鹿にした感じのコメントを残す荒らし行為。

 


投稿者:。

2010/3/13 13:24

私の意見ですが、ナルシストの部分では遠からず間違ってない気がします。

これからもブログで笑わして下さい。


投稿者:。

2010/3/14 14:32

あなたに興味あって読ませて頂きました!泣けるってのはどのあたりなのでしょうか?

ゲームがどうだので前半は退屈でした。

でも読むに連れてどんどん物語に引き込まれた感じで終わりました。

泣けませんでした。

応援してますね!


投稿者:。

2010/3/17 9:28

見かけによらずデリケートな方で意外でした。

でもいつも目力がすごいですね!

でも頑張らないと小説は!

努力は報われないとね。


投稿者:。

2010/3/17 9:43

あと1つ質問です・・・働かないで家の家賃など食費とか気になります。。。


投稿者:。

2010/3/17 9:36

世界一がトモさんの目標なら、否定も肯定もしませんが・・・まず日本からではないでしょうか?

なんかメジャーな賞取ったり、労働したり、文章の勉強したりしないとね!

でも応援してます。


 

人の神経を逆撫でるようなコメントの数々。

俺の作品に関する辛口の批評なら理解できる。

どう見ても、悪意しか感じない。

テメー個人の笑い誘う為に、小説書いてんじゃねえんだよ!

自分の正体は隠し、悪戯な煽り行為。

しつこいし、苛立つし、執筆の邪魔にもなる。

いい迷惑だった。

俺を目の前にしたら、同じ事など何も言えないだろう。

さすがにウンザリしたので、法的処置を取って訴えると返した。

 


投稿者:。
2010/3/20 11:12
つねにトモさんは正しく、ブログのファンの声も悪口としか捉えられない様なので、二度と書き込みなどサイトアクセスもしません。

ちなみに女でミクシィも今後二度と見ません。

でわ ごきげんよう!


 

うん、邪魔なだけだから、二度と来なくていい。

俺はこの一連の事をミクシィでも記事にしてみた。

 


投稿者:岩上 智一郎

2010/3/21 22:19

俺が正しいか?

ハッキリ言うと、正しいよ。

だって俺がギネス目指そうが君には何も関係ないのだから。

もし君が女だと言うのなら、股を開いて俺の性欲を満足させてくれるのかい?

飯でも食わせてくれるのかい?

外野でただ騒いでいるだけなら、直に俺へ言わないでただ騒いでいればいいだろ?

応援しているつもりだったと言うなら、もう少し言い方ってものを考えたほうがいい。

俺は一度だって君に見てくれなんて頼んだ覚えはない訴えるぞ書かれ、震えちゃったのかな?

悪いけど君のどうでもいい意見では、俺の信念に口出しするなんて百年早いよ。

とっとと尻尾を丸めて逃げとけ、俺が本当に怒る前にな。

そんなに自分の言う事に自信あるなら、直に俺の目の前に来て同じ事を抜かしてみろよ?

男か女かすら分からないしね。

西武新宿線本川越駅から歩いて五分のところにいるから。

その辺のお店の人に、「岩上智一郎って人に喧嘩を売りに来たんですが、どの辺にいますか?」って聞けば、親切に教えてくれるから来れるんならおいで。

もし本当に来たらどうするかって?

女なら、さらって犯すかな。

可愛かったらね。

ブスだったら?

そりゃあ立たないだろうから、犯す事もそんな気も起きないだろうなあ。

「寝言は寝て言え、ドブス。ウザいから帰れ」って言い返して終わりかな。

男ならさ、同じ事を目の前で言えたら、思い切りぶん殴ってあげるよ。

喧嘩売ってんだなとみなし、喜んで買ってあげるから。

それで捕まるようならそれはそれで構わない。

別に留置所の中に入っても、小説は手書きになっちゃうけど書けるしね。

逆に鬼畜道、さらなるネタになるだろうから、喜んで待っているよ。


 

かなり個人的怒りの感情が入った記事になった。

『。』が男だか女だか知らないが、仮に俺好みの女だったとしても、こんな捻くれた性格などごめんだ。

五月蝿い蝿を追い払っただけに過ぎない。

しかしミクシィのこの記事に対してのコメントは、予想外だった。

 


みゆき

んぁ?

ファンだったのか(笑)

この子(笑)

でも、別にそこまで怒らなくても(笑)

私も、働かないでどうやってやっていってるんだろうと不思議に思ってる(爆)

貯蓄があるなら納得だけどさ。

文字って、言葉よりもストレートにぶつかってくるから、書き方ってもんをよく考えないとね。

リアルでも知ってる人ならまだしも、男か女かさえ分からない世界なんだから(笑)

てか、大抵、ネットでデカい口叩いてる奴らって、自分の携帯番号すら教えられない小心者の集まりなんだから、住所や本名教えたところで、何も出来ない奴らばっかり。

一回私も頭来ちゃって、働いてた店も教えて、来いって言ったのに、来ないし、次の日には逆にこっちがキチガイ扱いされるし。


ぎーたか

みゆきさんのおっしゃるとおりそんなに怒らなくても・・・

たらーっ(汗)

自分の魂をこめた作業の最中にチャチャ入れられたら、あたしもムカつきますが、ぷっくっくな顔。

(大事な書類を作っている最中に上司に呼ばれるとイラッとするくらいですから・・・げっそり)

そういった要素を排除するならhttp://で始まるすべてのものに接続しないことがイチバン良いと思いますよ!

そこは岩上先生のファンもアンチも、ただヒトを凹ませたいってヒトも病んでるヒトも、つながっている場所ですからねパソコン。

でもまぁ『。』さんも表現者に正論ぶつけてどーすんのって感じですけどね。


岩上智一郎

別にそんな怒ってないけど、前に言ったよう俺が邪魔だと判断したから排除したってだけの事だけど?

ぎーたかさんが、すべてのものに接続しない事だと言うのなら、ミクシィやめるって言った時、何故とめるんです?

プラスになる事だってあるから、こうやっているだけだけど?


ぎーたか

すべての表現者は批評されるべき対象です。

批評されることが嫌なら表現すべきではありません。

そんなのあたしたちだってスキとかキライとか批評されながら生きている。

サラリーマンですら批評されながら生きている。

スキしか受け入れないのなら

マイミク制限やらブログやらツイッターやら、それでいいとおもいます。

それはたちまち何百万人のファンを失うのでしょうけど、たった数十人程度のファンは支えてくれるでしょうネ。

それは素晴しいことでしょうけど

mixi内にだって何千人だっている。

イヤなことは避けて通る。

つぶされることを嫌がる。

そんなのゴキブリだってやっている。

たたこうとするヒトに苦しみももがき、五十音と少しの濁音と半濁音でじぶんを表現するコトが作家という仕事だと思っていました。

岩上先生はその手段を失い『さらって犯す』とか中学生のような言葉で返した。

 

>ミクシィやめるって言った時、何故とめるんです?

 

表現者としての岩上先生に

あたしはファンとしてついただけのことで、表現者でもない低俗な一般市民に付き合う暇は無いっす。

そんなの2chにいけば、嫌というくらいいますから。

その辺のマイミク何十人を支える為だけに、生きていく道をとる岩上さんをあたしは支持しませんっす。

マイミク切って下さい。

表現者ではないヒトの論理的でない日常に、興味が無いからです。

そんなの友達の日記で読める。

-------------------

自分賛美の世界。

自分のすべてを褒め称えてくれる世界。

それはありえない。

その苦しみを表現できずして何が表現者ですか。

-------------------

あたしからはマイミクきりません。

サヨナラ。

ツェット時代からのファンでした。。。


岩上智一郎

別に嫌な事を避けている訳じゃない。

イエスマンだけを求めているつもりでもない。

俺は俺の為にやっているだけ。

批評されるのが嫌な訳じゃなく、からかい半分でくるなら排除すると表現したまで。

さらって犯すと言ったのは、『。』に対して。

相手の対応にそのまま同じレベルで返しただけの事だから。

来るなら徹底的に来いと言っているだけ。

文字ってもんを腐るほど書いているから、くれる言葉に魂籠もっているかどうか、そのぐらいは分かる。

もし俺が書いた文字でぎーたかさんを傷つけたのなら、悪い事をしたなと思うけど、上に書いた文字も俺の中にあるものを正直に書いただけ。

ぎーたかさんはたまに生意気な事も抜かすけど、勇気付けてもくれるから俺からは切らないよ。

感謝も当然あるし、やきもちもしたし、約束もしたつもりだしね。

あれを正論って思うのなら、外れたほうがいいと言ったまでで。

さようならと言うなら、別に俺からは追い駆けない。

ただ一つ言わせてもらうと、あんたのような性格の女はすごい好きだ。

Z(ツエット)…、何だかとても懐かしい響きを聞いたもんだ。


みゆき

まぁまぁ(笑)

せっかくの長い付き合いなんだから、ワーワー喚かないの(笑)

私は、文章や言語力ないから、何が正しくて何が正しくないかは分からない。

でも、やっぱり人間だから、自分の意見に賛同してくれる人は嬉しい。

自分の言ってる事や、考え方に対して反論してくる人間は、はっきりいって気分が悪い。

それって、素直な感情だと思う。

私もそうだけど、智も自分に素直な人間なんだと思うよ。

「俺の何を知ってるの?」なんて言われちまったら、返す言葉ないけど(爆)

私は作家としての智を尊敬してるわけじゃなくて、なんつーかなぁ… 「人」として尊敬してるって言うか(笑)

色々あったけど、私にとっては、数少ない「話せる人」だからさ(笑)

色んな面でも、応援してるぜぃ。

あっ…偉そうな事言っちゃってるかしら、アハハ。


岩上智一郎

いや、全然。

正体を隠した人間に偉そうに同一目線で言われるのが、俺は嫌いなだけだ。

表現者はそうじゃなきゃいけないって、そういう定義あるなら窮屈だから、そんな呼び名もいらない。

食いたいから飯を食うのと一緒で、書きたいから書いているだけ。

それを邪魔されたら、やっぱ俺はウザいと思う。

ぎーたかさんみたいに魂籠もってりゃ、ある程度の事は聞く耳立てるよ。

ただ『。』のようにただ言っているだけの奴と判断したら、牙を剥かせてもらうだけ。

別に今は書いて金を稼ぎたいって訳じゃないしね。


セクラクララ

この日記にコメントを書きたかったんですが体調が悪かったこともあり時間が経ってしまいました。すみません。

正直、最近の岩上さんの日記は支離滅裂でどれが本当の岩上さんか分かりません。

悟った様に凄く優しい岩上さんだったり。

恐喝紛いの言葉を浴びせる岩上さんだったり。

ボクも二十代の頃は魂注いで音楽をやっていたので作品を作ることの難しさや表現の難しさ、それをみんなに伝える難しさ、また喜びは知っているつもりです。

己が精魂込めて作った作品が同じ価値観で誰かに受け入れられることは稀なことだと思います。

けれど“誰かのために”“誰かに伝えたい”と言う意味合いがあるから作品に命が吹き込まれ、感動が生まれるんじゃないですか?

岩上さんは“俺の小説で何かを変えてやる!”って言ってたじゃないですか?

だからこそ応援して来た人たちもいるのに『俺は俺の為にやっているだけ』は余りに淋しすぎる言葉じゃないですか?

ぎーたかさんがどんな人か知りませんが、ぎーたかさんのコメント一言一句に強く共感します。

本当に強くて美しい言葉だと思いました。

そのコメントに対して『たまに生意気な事も抜かすけど、勇気付けてもくれるから』ですか…余りにも見下した言い方に呆れてしまいました。

ボクはどちらかと言うと読書は苦手です。

なので岩上さんがギネスに載る作品を作っても読破する自信はありません。

けれど、高校の同級生と言うきっかけもあり、岩上さんの生き方が凄く熱くて魅力的だから惹かれて来ましたが……。

岩上さんは凄く色々な才能と魅力があるのに言葉で損をしている気がしてなりません。

もっと応援してくれる人を大切にしてあげて下さい。


しほちゃん

ぎーたかさんとセクラクララさんの意見に、もの凄く共感。

そして賛成。

私の言いたいことのすべてを言ってくれてると思います。

「。」さんの事もそんなに怒ることのほどではないと思うし。

トモさんが皆に認めてもらえないと苦しむのなら、それはトモさん自身を見つめ直してみるといいかもしれませんよ。


須賀栄治

よーく、皆さんの話を読ませていただきました。

ま、どれもこれも岩上智一郎で、小説も書くし、暴れるし、優しいし、悟ったりもするし、人間だもん。

感情の起伏は一日中色々ですよ。

ただ、智一郎の場合はストレートに表現してしまうから。

褒めてくれる時は喜び、やな事を言われたり、注意を受けたら自分を見直す良い機会と思ってプラスにしようよ。

それが成長になるし、もっと人間として深みを増すし、小説にも良い影響が出るんじゃないかな。

俺も毎日、苦痛と戦ったり、良い事ばっかじゃないよ。

でも、やな事があったら、失敗したら、それをどう良い方向に持っていくのか、次に役立てるのかを考えてみる事にしている。

みんな、折角、智一郎の傍に集まった仲間じゃない。

こんなに良い意見言ってくれる人たち、なかなかおらんよ。

どんな意見もありがたく思えたらまたひとつ成長出来るよ。


 

最後に地元の先輩の栄治さんがうまくまとめてくれたから、その後のコメントは治まった。

俺の感覚がおかしいのか?

みゆきだけしか、俺の意見に沿ってくれない現実。

『。』の事をそんな怒る事ではないと、しほさんは言う。

ただそれは一方的な感情の押し付けに過ぎない。

確かに俺は汚い言葉をあえて使い、相手を罵った。

短気な性格なのか、俺は……。

表現者という括りで、そう行動しなきゃいけないのなら、俺はそんな窮屈なものはいらない。

別に俺は聖職についている訳でも何でもないのだ。

小説を書いているただの無職に過ぎない。

いつも応援してくれ、俺の為と思って厳しい意見を言ってくれるみんなの心意気は嬉しく思う。

ただ俺はロボットではないのだ。

俺の書く小説と、俺の人間性は別の話だろ?

それならばミクシィやインターネットを使ったものすべて、小説を発表する場として使えばいいのか?

そこに俺の意見などを入れた記事を書くから、このような展開になる。

俺の意見は高確率で他の人間を嫌な気分にさせてしまう……。

 


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