みなさん、こんにちは 大阪府茨木市の「くぼた眼科」 併設の「K'sコンタクト」です。
カラコンについて、ちょっと考えてみました。背景としては カラコンのトラブルが絶えない、カラコンはなんとなくトラブルが多いって知ってるけど、やめられへんねん。
若い女性を中心にそういった考え方が多いですよね。それを依存症という人もあるけど どのような心理状態なのか?またカラコンのトラブルを診察する医師はそういった場合にどうやって患者とむきあっていけばいいのか?考えてみました。
以前から書いていますが、多くのカラコンのトラブルは低酸素透過性の素材(低含水率、GroupI)のものが多いです。商品名を書くと アルコンのイルミネートと、ジョンソンエンドジョンソンのディファイン以外のレンズに多いと考えます。特に韓国製と台湾製の商品にトラブルが多いです。
カラコンのトラブルで眼科に受診した患者さんには、なぜこういった眼障害が起こってしまったのか?また使用方法や使用する商品を変更しない限り再度同じような眼障害を繰り返してしまうことを説明します。中にはきっちりとこちらの説明を受け入れてくれる方もありますが、残念ながらなんぼ説明しても聞く耳をもたない方もあります
目が痛いから、来てるねん!目薬ちょうだい!それでいいねんと
聞く耳をもたない人に対して説明することは、ほんとに努力しないとできないし心のなかがさみしくなってしまうこともありますそれでも訴え続ける必要があるのです
でも。多くの眼科医は 「そんなやすもんのカラコンをめちゃめちゃな使い方しとったら、トラブルを起こしても当然やで自業自得や」って怒りはるようです。怒られたら、そらあ気も悪いし、眼科なんか行けへんわ!っていう悪循環があるようですね。カラコンユーザーの眼科離れですね。
さて、依存症についてですが、「ギャンブル依存症」「アルコール依存症」「ニコチン依存症」「買い物依存症」などが有名ですが、ギャンブルもお酒も純粋に楽しんでいる状態であれば問題ないんですね。それがなければ不安になる!そうなってしまえば依存症と言えます。依存症の状態になってしまえば、自分だけの問題ではありません。家族や周りの人たちにまで迷惑をかけてしまいます。
カラコンにも同じことがあてはまるかといえば、カラコンをせずに外出するのは”すっぴん”で外出よりも恥ずかしいとかいう不安になってしまうことは共通点があるのですが、あくまでもトラブルが起こったとしても個人の問題ですね。痛みを感じるのも自分、見えにくくなるのも自分。困るのも自分。その点ではカラコン依存症という言葉は他の依存症と一緒にしてはいけないと思います。
なんぼ、説明しても聞いてくれへん!そのレンズはあかん!と説明しても聞いてくれへん
でも、眼科医はそういったことがあったとしても、常に何かあったときには きっちりと治していく!という気持ちで診療にあたらないといけないと思います。
文字だけの文章になってしまいましたが、思いつくまま書いてみました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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大阪府 茨木市の眼科 白内障・緑内障・飛蚊症・コンタクトレンズ・加齢黄斑変性症 OCT設備もある
くぼた眼科 院長 久保田泰隆