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クリアケア、こんなんあったらどうでしょしょか?(笑)

2013年01月31日 10時39分10秒 | コンタクトレンズ

みなさん、こんにちは 今日のネタは2ヶ月早いですけどエイプリルフールのようなネタです

当院でお勧めしているクリアケアのお話です。クリアケアをお勧めする理由は過去のブログにたくさん書きました。消毒力の強さと安全性からです。

http://blog.goo.ne.jp/shirakawa_iwasaki/e/f339e76486863bce0e4cf3af05176dc1

最近、寒い日が続きますね。過酸化水素の中和反応は極端に寒い環境では中和時間が6時間以上かかってしまうことがあります。冬場のあまりにも寒い場所で保管すると6時間経過しても中和が完全に終わっておらすレンズを装着したときに残留過酸化水素により刺激感を自覚することがある可能性があることがあるそうです。

多くの患者さんを診ていますがこういった症状の訴えは今まで聞いたことはないんですけど

でも安全に使うためには寒さの厳しい冬場は室温保存すること。

ソフトウエアプラスなどで装用前にすすぎをすること。がお勧めです。

クリアケアのディスポカップを写真に撮ってLINE Cameraで加工して遊んでいたら↓のようになっちゃいました。かっこいい!名づけてLEDライト付きディスポカップ

 

枕元に置いて寝ると便利ですね寝相の悪い人は倒れて液漏れしたら大変ですけど

以上、今日はおふざけブログでした最後まで読んでいただいてありがとうございました。


加齢黄斑変性症に対するiPS治療最前線

2013年01月29日 09時44分32秒 | 一般眼科

今回の学会で一番勉強したかったことが 栗本康夫先生(神戸中央市民病院、先端医療センター)のRPE移植です。

専門的な内容でわかりにくいかと思われますがとても素晴らしい研究報告でしたのでご報告します。

 

まず加齢黄斑変性症(以下AMD)は我が国の失明原因疾患の3位にあり現在急増中の疾患です。1位は緑内障。2位は糖尿病網膜症(2004年)

今後さらに高齢化社会になることを考えるとさらなる増加が考えられます。

 

カラー眼底写真で脈絡膜新生血管(CNV)が灰白色の塊としてみらています。下のOCT画像では↓が新生血管、※が漿液性網膜剥離を起こしています。

現在はいくつかの薬物療法が出てきましたが手術治療の対象となれば恩恵を受ける患者数ははかりしれない。

最近登場した抗VEGF療法と呼ばれるるルセンティスやアイリーアの硝子体注射による治療は新生血管の抑制・除去を目的とするものであくまでも対症療法です。

 

 

(写真はノバルティス社のHPより引用)

 

もしも病変の起こる網膜色素上皮(RPE)を治療することができれば根治療法となる。

従来にも同様な網膜色素上皮移植ということが行われたことがありました(ヒト胎児RPE移植、自家RPE移植、自家RPEシート移植)が拒絶反応、生着不良、重篤な合併症などで実用化されることはありませんでした。従来のRPE移植については他家移植には、免疫学的・倫理的問題があった。自家移植の場合は手術侵襲が大きい。

そこでiPS細胞を用いることにより免疫学的問題と倫理的問題を回避しドナー採取も最低限の侵襲にとどめられることが可能となります。

ここまでをまとめると網膜色素上皮移植にiPS細胞を用いる利点は

1)倫理的問題の回避(胎児、胚、あるいは他人の細胞をもちいなくて良い)

2)免疫学的問題の回避(自己の細胞を用いるので拒絶がない)

3)手術侵襲が少ない(細胞は表皮の採取だけで良い)ということです。

今後実際に患者さんへの治療が可能になるには(1)非臨床試験(2)臨床研究(3)事業化・治験といったことをへていかなければなりません。

現在は(1)→(2)へという段階まで進んできているとのことでした。

 実際に治療に用いる網膜色素上皮(RPE)シートを作成し、安全でかつ確実に網膜下に挿入するためのディバイス(手術器具)の開発が行われました。

 

浸出型AMDに対するRPE細胞シート移植の手順です。

ます患者の皮膚組織を直径4mm程度採取→組織よの繊維芽細胞より患者本人のiPS細胞を樹立しRPEを分化・誘導し細胞シートを作成。

実際患者さんへの移植は手術的に行われます。型どおりの硝子体手術・後部硝子体剥離作成→網膜切開を行い脈絡膜新生血管を抜去。

人工的網膜剥離を作成・拡大し移植用ディバイスを用いてRPEシートを移植、シリコンオイルまたはガスタンポナーデを行います。

 

上の図のように従来から新生血管を抜去手術はされておりましたがRPEごととれてしまうのでこの部位にiPS細胞より作成した細胞シートを確実に挿入します。奈良県立医科大学眼科HPより写真を引用

 

皮膚組織を採取してから細胞シートが作れるまでには約7か月程度かかるようです。

実際にサルに移植する映像なども供覧されました。

まとめですがヒトiPS細胞から形態学的・機能的に成熟したRPEシートを準備することができた。

医療機器として認可をうけているカニューレを利用して移植用ディバイスを用いて開発網膜下に豚眼、家兎、サルで成功したとの報告です。

ノーベル医学賞を受賞された山中伸弥教授によるiPS細胞が今後実用化されればとても素晴らしいことですね。

そういった新しい治療方法が日本で開発されていることをとても誇りに思います

最後にこのプロジェクトのチームリーダーの高橋政代先生の紹介されているHPをご紹介します。

 

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目に関する相談は当院まで
大阪府 茨木市の眼科 白内障・緑内障・飛蚊症・コンタクトレンズ・加齢黄斑変性症 OCT設備もある
くぼた眼科 院長 久保田泰隆
 

手術学会旅行記 呼子のイカ編

2013年01月27日 21時12分51秒 | 旅行

みなさん、こんにちは

1月26日、27日に福岡であった日本眼科手術学会に参加してきました

内容についてはまだ別のブログで書きます。まずは毎回恒例の旅行記です

早朝7時25分発の飛行機で伊丹空港から福岡を目指します。伊丹ー福岡って下のような小さい飛行機なんですね

短い時間でしたが窮屈でしたね~またとても寒い朝で福岡につく直前は雪が降ってましたよ

エレベーターの立ち位置調査ですが、福岡も東京、名古屋同様に大阪と反対のようですね。右側が追い越しレーンですね。


急いで会場まで向かいます。場所は福岡国際会議場です。下の写真は白内障手術に関する演題でした。

他にも角膜移植、緑内障手術、硝子体手術、斜視種手術、涙道の手術などの勉強をしてきました。

一番勉強したかったことはiPS細胞と加齢黄斑変性症の事です。

これについては次のブログで紹介しますね。

 


18時まで勉強が続きました~

さて、学会の楽しみの1つは夜に友人と行く食事ですね

呼子のイカ!ずいぶんと前から食べたかったんですよね。あとおすすめのゴマサバ 軽く二皿いけました

美味しかったでーーす。

お店の情報は ↓ まで おすすめ

http://www.umakamonya.com/shop/higashihie.html

帰りは新幹線です今回の福岡滞在時間は28時間でした。

1月26日は代診になり患者さんにはご迷惑をおかけしたかもしれませんが、また今回の学会で得てきた知識を診察を通じてフィードバックしていきたいと思います




中心性漿液性脈絡網膜症について

2013年01月25日 15時07分58秒 | 一般眼科

みなさん、こんにちは 

今日は、2つ目のブログをアップします。思いつたときに備忘録的に書いときます

ブログって書けば書くほど古い記事が下にいっちゃうのでちょっとね、、なんて思うことがあるんですけど一応カテゴリーをわけてますのでそこで検索してくださいね。

中心性漿液性脈絡網膜症についてのお話です。病気の説明はネットで見るといっぱいのってますので日本眼科学会の目の病気のリンクを貼っておきますね。

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_tyushin.jsp

この病気は、よく医師国家試験にも出題されます。キーワードがあって

「中年 男性」「片目がぼやける」ということだいたいこれですね。

確定診断のためには蛍光眼底検査と言って腕から点滴をする、造影剤を注射する。連続的に眼底写真を撮影するといった患者さんにとってちょっとしんどい検査が必要になります。

先日もブログで紹介しましたがOCTという検査機器を使えば診断が容易にできるようになりました。

もちろん、蛍光眼底検査は必要ないわけではなく治療のためにレーザーをするかどうか?の見極めには必要不可欠です。

白黒での眼底写真ですが、中心性漿液性脈絡網膜症(中心性網膜炎)の患者さんの眼底写真です。

(画像が粗いのはモニターをiPhoneで撮影したため)

この写真だけ見るとなかなか病状がわかりませんよね。

OCTという検査機器で検査をすると上半分の写真が中心性網膜炎のために漿液性網膜剥離を起こしているところです。三角形に黒くなっている部分がそうです。

その部分の網膜厚が390μmとかなり分厚くなってしまっています。

この病気は中には何も治療しなくても自然軽快することもある病気ですがこの方は内服薬を処方し経過観察しました。


すると1か月後には漿液性網膜剥離が改善しており網膜厚も214μmと正常に戻っておりました。

時に再発することもあるので以後も経過観察は必要となりますが安心しました。

今までは視力検査による自覚的な症状で経過を見ていたものが客観的に画像診断ができる。ということは非常に便利ですよね。

若年者の場合は無散瞳の状態でも検査が可能で検査時間が1分程度と非常に楽に検査を受けることができます。

OCTの検査の費用は200点(3割負担で600円、1割負担で200円)です。

高額な検査機器でしたがほんと導入してよかったと思います。

 

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大阪府 茨木市の眼科 白内障・緑内障・飛蚊症・コンタクトレンズ・加齢黄斑変性症 OCT設備もある
くぼた眼科 院長 久保田泰隆
 

十三夜 Powrshot SX50HSでの撮影(動画)

2013年01月25日 13時12分43秒 | 日記

みなさん、こんにちは

2013.1.24 は満月に次いで美しいとされる十三夜の月がでていましたよ。

あまりにもきれいだったので先日購入したデジカメで今回は動画を撮影しました

最大望遠がデジタル200倍(設定はオート)

200倍ズームにすると画面からはみ出しちゃうので155倍程度がいいのかも?

こんな月のきれいな夜は好きな本を読んだり音楽を聴いたりして夜更かしするのもいいかもしれませんね

しかし、地球の反対側では悲しい事件がありとてもくやしくてなりません。

 

十三夜 Powrshot SX50HS