みなさん、こんにちは
年に1回、コンタクトレンズ学会が開催されます。今回は地元大阪でありました。
2023.7.8-7.9 私もフル参加してきたのですが
2つのランチョンセミナーで講演してきました。当日、多くの方がご来場いただきまして感謝しております。
1つ目のセミナーはジョンソン&ジョンソン社主催のセミナーでタイトルは「サステナブルな眼科診療所」というタイトルで
患者さんへの検査、説明、処方、その後のフォローに関してのノウハウや私自身が日常心がけている内容についてです。
2つ目のセミナーはオフテクス社主催のセミナーでタイトルは「振りかえろうレンズケア」というタイトルでした。
ソフトコンタクトレンズケアの歴史や、私自身が感じていることをお話しました。
コンタクトレンズケア剤は1990年代から変わらず同じ商品が販売されている。
その間にコンタクトレンズの素材はとても進化している(高酸素透過性へ)
時代はポケベル→携帯電話→MOVA→FOMA(3G)→4G(スマホ)→5Gととても進化しているにも関わらずコンタクトケア剤は同じまま
下の写真は近隣のドラッグストアの陳列棚です。みなさん、なじみの商品があると思います。
実は諸外国では2消毒成分を含むMPS(ケア剤)が主流になっているにも関わらず日本では1990年代のままです。
日本で発売されている2消毒成分を含むMPSは上の写真にあるプレミアムMPDSに分類される
ジョンソンエンドジョンソンのアキュビューリバイタレンズとオフテクスのプロケアソリューションです。
薬局で並んでいるケア剤をみてみるとどれが消毒効果がより高いとかわからないと思うんですが、ユーザーは知識のないまま購入しているので医療従事者の責任は重いねという話をしました。
使いなれたものを変更するのは理由なくはなかなかできないと思うのですが、
コンタクトレンズ検診の時に、ケア用品について眼科の先生に聞いてみてください。