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城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

台湾が心配

2014-04-03 | 中華大全
 台湾情勢は、立法院に学生が立て篭もったままで、予断を許さない状況が続いているようです。

 その立法院のなかでは、甲子園を目指す熱血野球少年たちのヒット映画<KANO>が上映されて、涙ぐむ男女ばかりだったのだとか。

 この学生運動は、直接的には、中国とのサービス協定をめぐる国民党・馬英九政権と与党の拙速ぶりとブラックボックス(黒箱!)化していた交渉内容に抗議してのものなのですが、共通認識というか、背景には、対岸の大きな中国に飲み込まれて、台湾の”主権”が危うくなりかねない危機感が、若い世代にあることに間違いないはずで、だからこその<KANO>の上映という読み解きで、いいのですか。。?

 89年の天安門事件の学生指導者の王丹とか、ウアルカイシといったちょっと懐かしい方々も、現場にいるみたい。
 わたしは、福島香織姐の現地報告をフォローしていたのだけれど、女史は、きょう(3日)のtwitterによると、すでに帰国し、千鳥が淵で、お花見みたい。--また現地へ行ってくださいよ。

 で、香織姐は、現地の熱気に以上に、学運リーダーの林飛帆と陳為廷のふたりに熱くなっているみたい。たしかに、顔つきが、引き締まり、日本の若者では見かけることのないカリスマ性が、画像からも伝わってくる。。よ。

 きのうまでの立法院前の対立構図の一方の相手は、馬総統は音なしで、代わりに黒社会・竹パンの白狼率いる若い衆が押しかけたわけで、これでは、だれでも学運側に肩入れをしたくなる。。わ。

 馬総統の支持率は僅かの10%ほどに落ちこんでいるし、時代が違うから、「非情城市」のようなことは起こらないはずだけれど、馬英九提案を林飛帆が蹴ったあと、手ふさがりの一方、学運には、立法院占拠の合法性が乏しいので、弾圧されてしまう悲劇的な結末、ありうる。。。の? 

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