Life Hacking

城西雑録--日々のあれこれとよもやま。

歌劇「イーゴリ公」を新宿で

2014-04-06 | 本とか映画とか
 オペラというものには、まったく縁がなったのですが、舞台オペラの映画化(?)というのが、流行(はやり)らしく、一体どんなものか、きょう(6日)に、新宿ピカデリー(シネコンだよ)で、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)でこの3月1日に上演された、ロシアオペラ(!)のボロディン「イーゴリ公」(全三幕・全部ロシア語!)を見てきました。

 オペラ「イーゴリ公」は、ロシア国内での上演は幾多なんだけれど、METにかかったのはン十年ぶりという前説があり、キャストは、いまのロシアを代表するオペラ歌手を揃えたそうです。「NYのあのMETでやるんだぜ」で、超一流で、演出もロシアの鬼才の方の新機軸――むろん、全員、名前も顔もわからない。マリア・カラス、知ってるけど。

 舞台オペラの映画化というのは、幕開けから最後のカーテンコールまでを映画撮影した、三次元の舞台芸術を二次元の画像に落としたいわばドキュメンタリーみたいなものながら、――長かったぜ。上映時間、4時間15分だぜ。

でも、ね。
これが、見事に編集されていて、なかなか見ごたえのあるものになって、この4時間15分を飽きさせない。
 洋画と同じく字幕つきだから、ロシアの歌声も意味がわかった。
それに、ソプラノとか、テノールとか、バリトンとかの気合の入った歌声も、最新のシネコン音響で、見事に再現されて、その迫力、圧倒的で、なかなか良かった。。わん。

メトロポリタン歌劇場というのもどんなところかも、わかった。
舞台から見て客席は4階まであるんだ。そんなことは常識なんだろうけれど、わたしには、まだまだ知らない世界もあるということで、きょうは、有意義な一日になりました。

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
演出:ディミトリ・チェルニアコフ
イーゴリ公:イルダール・アブドラザコフ(バスバリトン)
奥方:オクサナ・ディーカ(ソプラノ)
――詳しくは、NETでMETを。。。検索どうぞ!

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