筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻10-2278  鶏頭(けいとう)  秋9月

2024年09月26日 | 21.万葉の花

鶏頭(けいとう)を詠んだ歌

万葉の時代は、「韓藍(からあい)と呼ばれています。

万葉集/巻10-2278  作者/不明

恋ふる日(ひ)の  日(け)長くしあれば  我(わ)が園(その)
                韓藍(からあい)の花の  色に出(い)でにけり


【意味】恋しい日々が長いので わが家の庭の鶏頭
    花のようにはっきりと 顔に出してしまったよ

 ※「韓藍」鶏頭(けいとう)。
      夏から秋にかけて鶏のトサカに似た花が咲く。

【写真は、Canvaのフリー写真素材を使用 】


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。

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