今日は、「令和」の元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。
万葉集/巻5-832 作者/神司荒氏稲布(かむづかさこうじのいなしき)
梅の花 折りてかざせる 諸人(もろひと)は
今日(きょう)の間は 楽しくあるべし
【意味】梅の花を折り取り髪に 挿し飾っている人々は
今日一日はきっと楽しく 過ごしているに違いない
※「諸人」多くの人々。
写真は大宰府展示館の模型「梅花の宴」を写したものです。
「令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。
天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます