筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-817

2024年01月24日 | 20.万葉の花鳥風月

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-817  作者/少弐粟田大夫(しょうにあわただいぶ)

梅の花   咲きたる園の   青柳(あおやぎ)
             縵(かずら)にすべく    なりにけらずや

【意味】梅の花が咲いている 庭に生える青柳は
  髪飾りにするほど枝を 伸ばしたのではないのかな

※「縵」つる草、草木の枝、花などを巻きつけて髪飾りにしたもの。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。
        左は大伴旅人 右が少弐粟田大夫


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文


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