今日は、「令和」の元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。
万葉集/巻5-817 作者/少弐粟田大夫(しょうにあわただいぶ)
梅の花 咲きたる園の 青柳(あおやぎ)は
縵(かずら)にすべく なりにけらずや
【意味】梅の花が咲いている 庭に生える青柳は
髪飾りにするほど枝を 伸ばしたのではないのかな
※「縵」つる草、草木の枝、花などを巻きつけて髪飾りにしたもの。
写真は大宰府展示館の模型「梅花の宴」を写したものです。
左は大伴旅人 右が少弐粟田大夫
「令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。
天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文
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