筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻8-1421  蕗の薹(ふきのとう)/万葉名:春菜(はるな) 2024年 2月~3月

2024年02月25日 | 21.万葉の花

蕗の薹(ふきのとう)を詠んだ歌
万葉の時代は、春菜(はるな)若菜(わかな)と呼ばれています。
春菜(はるな)もしくは若菜(わかな)は、春になって目を出す菜の類を言います。

万葉集/巻8-1421  作者/尾張連(をはりのむらじ)

春山の  咲きのををりに  春菜(はるな)摘む
                   妹(いも)が白紐(しらひも)    見らくし良しも


【意味】山には花が咲き乱れ 春の菜摘んでいる妻の
    白い紐が見えるのは なんだか心地よいものだ

 ※「ををり」花が多く咲いて枝のたわむこと。

※写真は、「フキノトウ」/無料(フリー)写真素材を使用


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。


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