蕗の薹(ふきのとう)を詠んだ歌
万葉の時代は、春菜(はるな)・若菜(わかな)と呼ばれています。
春菜(はるな)もしくは若菜(わかな)は、春になって目を出す菜の類を言います。
万葉集/巻8-1421 作者/尾張連(をはりのむらじ)
春山の 咲きのををりに 春菜(はるな)摘む
妹(いも)が白紐(しらひも) 見らくし良しも
【意味】山には花が咲き乱れ 春の菜摘んでいる妻の
白い紐が見えるのは なんだか心地よいものだ
※「ををり」花が多く咲いて枝のたわむこと。
※写真は、「フキノトウ」/無料(フリー)写真素材を使用
万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。
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