空木(うつぎ)を詠んだ歌
万葉の時代は、卯(う)の花と呼ばれています。
万葉集/巻7-1259 作者/不明
佐伯山(さへきやま) 卯(う)の花持ちし かなしきが
手をし取りてば 花は散るとも
【意味】佐伯の山の卯の花を 持ついとしい人の手を
握ることができたなら 花は散ってもかまわない
※「佐伯山」未詳。
※「卯の花」ウツギの花。初夏に白い五弁の花を咲かせる。
※「かなしきが手」いとしい人の手。
※写真は、福岡で私の写した「ウツギ」
万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。
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