二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

佐々木朗希にとって最も重要なことは

2024-12-11 | 佐々木朗希
佐々木朗希にとって最も重要なのは、所属球団のメジャー昇格後の『先発での起用方針』です。

                  先発ローテーション    中 日
難易度が高い   SDP他、全球団     5人     最短 中4日、公休日を挟むと 中5日

難易度が中程度   SEA(*)        6人     最短 中5日、公休日を挟むと 中6日  (*) GMが語った仮定の話で、実現可能性は不透明。

難易度が低い    LAD         6人     最短 中5日、公休日を挟むと 中6日  ※LADは、大谷が二刀流の資格を満たせば、Bullpen投手を1人追加できる。(SEAに対する優位性)
                                                また、Regular SeasonよりもPSの健康、コンディション、成績を重視。


SDPの投手気用の懸念
FAで獲得した1年目の松井裕樹を酷使して成績を悪化させた。(1年目なのにBullpenで登板試合数がチーム 2位)
  PSロースターに入っていながら、優先順位が下がり、ほとんど投げさせなかった。(干した)
  ※ これは、佐々木朗希と同じジョエル・ウルフのクライアントであるNYMの千賀滉大、LADの山本由伸の1年目の慎重な起用方針と大きく異なる。
   LADはWSまで山本由伸の[中5日]を堅持。PSですら無理をさせなかった。 

Joe Musgroveが夏に右肘を怪我をしていると診断されたのにも関わらず、WS初優勝を目指して、PS終了まで投げさせた。シーズン後に、TJ手術を受け、2025年全休予定。

24/10/05(土)  ESPN Alden Gonzalez NLDSを前にパドレス、ジョー・マスグローブにトミー・ジョン手術が必要と発表
https://www.espn.com/mlb/story/_/id/41610884/ahead-nlds-padres-say-joe-musgrove-needs-tommy-john (自動翻訳)
> 「ジョー・マスグローブのためでなければ、我々は間違いなくここにいない」とパドレスのゼネラル・マネージャー、A.J.プレラーは言った。
 「あの部屋にいる全員が彼のことを思っている。2024年は多くの選手がステップアップしてきた。マスグローブは今季、骨棘に起因する問題で2度にわたって故障者リスト入りし、5月に約3週間欠場して2試合に先発し、再び登板した。
  マスグローブの2度目のILでの登板は、より慎重に行われ、治癒を促進するための多血小板血漿注射と、右肘への負担を軽減するためのわずかな送球調整が行われた。
 しかし、夏のMRIではUCLの損傷も確認され、断裂が起こるのは「時間の問題だった」とマスグローブは言う。 マスグローブはこう付け加えた: 「あのケガは、壁に書いてあったんだ。


  一方、LADは、先発候補が多く、怪我明け/故障がちな選手も多いため、Big4である、Glasnow(右肘腱炎)、Snell*、山本(右肩回旋筋腱板)、大谷(右肘/左肩)は長期契約で先発が固定されており、6枠中、残り2枠をその他の投手が争っている。
 枠から漏れた投手は、Bullpenでスイングマン(先発/Bullpen)、ロングリリーフ(アクシデントや点差のある試合)を担当し、そこから漏れた投手はマイナーで昇格の機会を伺うことになるでしょう。

  そして、佐々木については、PITが Paul Skenes にしたように、開幕をマイナーで調整させ [~7GS 27.1回 105BF]、[5/11昇格~ 23GS 133回 2125球] 夏場以降に昇格、
 9月に順位決定、10月にPS、と佐々木にとって米国野球への適応期間を設けることも可能です。この猶予措置は他の球団には出来ない。
特に“今勝つ”がコンセンサスのSDPには。
 例えば、7月に昇格し、数試合投げて一定の目処が立ったなら、振るいにかけられた先発候補が7月末のTrade期限で他球団に移籍し、中期的な先発陣の計画が明確になるでしょう。(誰を放出し、誰を残すか)

  佐々木朗希を即戦力として考えているほとんどの球団は、開幕からローテーションに入れて、佐々木朗希を“壊す”可能性が高いです。


 また、LADはMLB以外での大きなセールスポイントがあります。

・25年[1年目 23歳] 終了後、2年目 24歳で開幕前に開催される26年 WBCへの出場の可否。

28年 ロス五輪への出場の可否。4年目、26歳で迎える。(MLB選手の出場がどうなるかは不明) 五輪が開催されるのは、数十年に一度の機会です。その時、現役選手でその都市の所属チームに在籍していることは、極めて稀でしょう。

  これらは、大谷翔平、山本由伸が所属しているため、そして大谷翔平が出場をいずれも希望しているため、
 LAD側が“MLBの顔”になっている大谷に対して、反対することは無理でしょう。従って、山本由伸や佐々木朗希が出場を希望すれば、(怪我明けでない限り) チームも認めるはずです。

  仮にSDPに所属していたら、はたして出場を認められるでしょうか?

佐々木の代理人のコメント

2024-12-11 | 佐々木朗希
24/12/11(水) 04:47 スポニチ 佐々木朗希のジョエル・ウルフ代理人に聞く<一問一答(1)>「朗希は米国に来る途中だ」   文中(*)は投稿者の注釈
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/12/10/kiji/20241211s00001007069000c.html 

> ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(54)が10日(日本時間11日)、
 ウインターミーティングが行われているテキサス州ダラスの会場で取材対応。日米合わせて約100人の報道陣を前に現状などについて説明した。

 ウルフ氏と一問一答は以下の通り。

 ――佐々木は近々、米国に来るのか?

 「来る途中だ。どこにいるかははっきりと言いたくない。山本が2024年いた場所 (投稿者注: LA) と同じではない。
  (はっきり言えない)理由は、ご存知のとおり、最近、山本と、皆さんの誰かではなく、他の何人か、つまりメディアとは呼びませんが、カメラを持った日本人との間に問題があったから。
  大谷さんにも問題があったことは知っていますので、私たちは彼のプライバシーを守りたい」

 ――プレゼンで望むことは?

 「私たちの方からチームには何のガイダンスも与えない。(そこで何ができるかも)日本人選手にアピールできるかどうかの試金石の一部になる」

 ――過去2年、佐々木を知っているということだが、いつ代理人を引き受けることが決まったのか。論議を呼ぶ佐々木の代理人を務める難しさは?

 「彼に会ったとき、すぐに彼の代理人になりたいと思ったが、彼が私を選ぶまで待たなければならなかった。関係は相互のものでなければならない。
  私は筒香嘉智との共通の友人を通じて彼に会った。ミーティングがセッティングされ、そこで彼が米国に来ることを決意し、早く来たいと望んでいることがすぐにわかった。
  このような状況には関わったことがなかったので非常に驚かされた。
  プロセスやロードマップも正確にはわからなかったから、非常に困難になることはわかっていたし、実現させるために何かできると彼に保証することもできなかった。
  彼は私が彼と一緒にその挑戦に立ち向かう覚悟があることを確認したがっていた。非常に困難であり、メディアから多くの批判を受けることになるだろうと彼はわかっていた。
  自らをこれほど困難な立場に置いたことに、私は朗希とその家族に非常に大きな敬意を抱いている。皆さんもご存知のとおり、彼はその立場に身を置いたために大いに批判された。
  それでも彼は決して引き下がらず、自分が望んだことから決して逸脱しなかった。内面的に強くなり、決意を固め、決して諦めなかった」

 ――筒香、佐々木と初めて会ったのはいつか 「2021年か2022年の冬だ。その頃だ」

 ――千葉ロッテがポスティングしたことに驚かされたか?

 「イエス。驚いた。うれしい驚きだった。千葉ロッテは彼に敬意を持って接してくれた。とても寛大だったと思う。チームと組織にとってとても難しい決断をした。
  ここ(アメリカの)多くのチームのやり方とは違い、彼らは単にお金や財政だけを基準にしたのではなく、選手とチーム全体にとって最善と思われる決断をした」

 ――投手としての彼をどう思うか?

 「彼は偉大な投手の一人になる素晴らしい可能性を秘めた若手投手だと思う。彼は非常に練習熱心だ。
  私はそれを直接見てきましたが、素晴らしい才能であり、だからこそ多くのチームが彼にエキサイトしているのだと思う。
  完成した作品がどのようなものになるか、まだ誰もわからない。彼の投球を何度も見ましたが、初めて見たのは千葉での試合だった。
  私は岩隈と一緒に彼の投球を見に行き、その試合で彼は千賀と投げ合った。
  最初の3、4イニングはほぼすべての速球が161、162キロ。千賀も彼に匹敵しようとし、私は千賀があれほど速い球を投げられるとは知らなかった。
  ただ、千賀は3イニング目までに疲労し、交代しなければならなかった。今まで見たことのない才能を目撃した」

 ――まだ成長の必要があるか 「彼にはまだ成長の余地がたくさんあり、彼自身もそれをわかっている。それが彼がアメリカに来たい理由の一部だと思う」

 ――お金でも、場所でもないとすれば、チーム選びのプライオリティは何なのか?

 「これがこのプロセスの珍しい部分だ。山本、千賀の場合は契約交渉であり、契約に関してが議論の大部分を占めていた。ただ、今回は金額は最後の部分に過ぎない。
  なぜなら、ほとんどの場合、金額は基本的に同じだからだ。500万ドルかもしれないし、600万ドルかもしれないし、700万ドルかもしれない。
  それに基づいて決定を下すわけではなく、他のすべてのことに基づいて決定を下す。ドラフトのようなものだが、(選ぶ側は)反対だ。
  すべてのチームが彼を欲しがっていて、支払う余裕がありますが、私たちが選ぶことができる。私は非常に良い立場にいる。
  私の決断ではないが、過去25年間、私はアマチュアドラフトに参加し、選手やその両親と一緒に電話のそばに座り、チームが私たちを選ぶかどうかを知るために電話を待たなければならなかった。
  今、状況は逆転した。彼を欲しがっている他のすべてのチームの方が様子を見なければならない。私にとっては少し楽しい経験になっているが、朗希は自分が行きたいところを選べる。
  どのチームにも(金銭的な)余裕があり、文字通り選手が自分の好きなチームを選べるような状況は今まで経験したことがない」

 ――ダルビッシュと佐々木について話したか。それについて何か言えることは? 「昨日、ダルビッシュ有と話した。そこでの話は明かせない

 ――佐々木は大谷翔平からアドバイスを受けるのか。彼らの関係は? 「私にはわからない。その話はしていない」

24/12/11(水) 04:47 スポニチ 佐々木朗希のジョエル・ウルフ代理人に聞く<一問一答(2)>接触してきたのは「20チーム以上だ」 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/12/10/kiji/20241211s00001007073000c.html

 ――佐々木朗希の状況について言えることは?

 「彼の周囲の人間からは、長い間待った後で、ついに(メジャー入りを)進められることに彼は非常にハッピーで、安堵だ(と聞いている)。
  彼は千葉ロッテ、願いを聞き入れてくれた松本さん(松本尚樹球団本部長)に感謝している。

  千葉ロッテやNPBの最高のファンが落胆していることも理解しているが、MLBでいいプレーをして彼らにも敬意を表すことを望んでいる。
  多くの人にとって理解するのが難しいことを彼はわかっているが、(メジャー入りは)彼に取って長い間の夢だった。いつかみんなに理解して、受け入れてほしい」

 ――今後のプロセスは?

 「数はまだわからないが、幾つかのチームとのミーティングをセットアップする。
  朗希は公平で、オープンな心で臨み、みんなにチャンスを与え、話を聞きたいと願っている。
  何人かのWBCのチームメイト(*)とも話す。私の話を聞き、チームのプレゼンを聞きたいと思っている。
  その後に日本に帰り、母親、親しい友人と話し、アメリカに戻ってどんなステップを踏むかを決断する


(*) 23年WBCメンバーでMLB選手 = 大谷、山本(LAD) / ダルビッシュ、松井(SDP) / 今永(CHC)/[鈴木] / 吉田(BOS)

 ――あと数年待てば大金を手にできたが、その点で佐々木を説得したか?

 「朗希を説得できる人は誰もいない。朗希が私たちを説得する。彼は自分で自分の船を操縦し、彼がボスだ。
  前に言ったように、野球にも、朗希の観点では人生にも絶対的なものはない。だから私たちはみんな長い間このゲームに携わってきました。
  私も長い間このゲームに携わってきたが、何も保証されていない。だから彼に、2年後には絶対に3億ドルか4億ドルの契約が取れるとは言えない。
  それが約束できるとか、絶対であるとは言えない。状況次第ではそうなる可能性もあるが、怪我は起こるし、いろいろなことが起こる。
  彼の人生で起こったこと(*)を考えると、彼は世界をとても違った目で見ているように思う」

(*) 東日本大震災の津波で祖父母と父と自宅を失う。

 ――佐々木は今、ワクワクしているのか、安堵しているのか?

 「ようやく(アメリカに)来ることができてホッとしていると同時に、すべてのチームから連絡が来るのを楽しみにしているそうだ。
  早く終え、早く出発したがっている。チームで活動を始めたいが、プロセスを経なければならないこともわかっている

   ↑この部分から推測するに、希望球団は既に決まっていると考えていよいかと。

 ――すでに何チームが接触してきたのか?  「たくさんだ。30チームではないが、20チーム以上だ」

24/12/11(水) 08:10 スポニチ 佐々木朗希“事前取引”の噂は「全て虚偽」とウルフ代理人 早期渡米決意の理由も明かす 
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/12/11/kiji/20241211s00001007084000c.html

 ――今後のプロセスは。

 「他の選手との契約の経験上、型にはめようとすべきではない。
  現在のプランは明日戻り、次の数日でミーティングし、できれば来週からチームに会うスケジュールを決めていきたい。チーム数はわからない。
  朗希はクリスマス前に日本に帰るつもりで、日本に1、2週間滞在する。
  アメリカに戻る前にプランを立て、その時点で彼がいくつかの都市を訪れ、直接会ってさらにミーティングを行うかを話し合う予定だ。
  それは最初のミーティングがどのように進むか、いくつのミーティングをするか次第なので、未定のままにしておきたい。

  チームは既にビデオ、パワーポイント、PDFなどでプレゼンを始めている。適切な時間をかけてほしいから、厳しいデッドラインは設けていない。いくつかのチームはすでに始めている」

 ――2025年のボーナスプールでの契約。

 「メディア、リーグの間で朗希に関する事前に決められた取引などについて、いくつかの告発や申し立てがあったが、全て虚偽のものだ。MLBは当然のことながら、誰にとっても公平なものとなるよう望んでいた。
  そのため、彼らは事前に多数の関係者に話を聞き、それが正しいものであることを確認してきた。
  (2025年のボーナスプールでの契約は)彼自身と千葉ロッテにとって最良の契約を得る最良の機会となり、千葉にもその機会が与えられることになる。
  だから、チームがより多額の国際ボーナスを有している時期に入るように、この時点でポスティングするのは理にかなっている」

 ――西海岸が希望か。

 「彼はそのことを重要視して取り上げたことは一度もない。私たちが日本の選手たちに情報を提供する際、彼らに提供している情報の一つは、日本からの直行便と、家族が訪れるのにかかる時間だ。
  5、10年前なら、彼らはそれをもう少し重視していたかもしれないが、今では日本から米国のほとんどの主要都市に直行便で行ける」

 ※日本からロサンゼルス国際空港には、JAL (日本航空)・ANA (全日空)・アメリカン航空・ デルタ航空・ユナイテッド航空・シンガポール航空が直行便を就航。
  日本からサンディエゴ国際空港まで、JAL (日本航空) が成田空港から直行便を運航。 JAL便は日本から唯一の直行便で、毎日運航。(火・水・金・日)

 ――ルーキー契約で渡米してくる理由。

 「彼の人生で起きたいくつかの出来事、彼の人生で起きたいくつかの悲劇を見れば、彼は何事も当然のこととは思っていないことが分かる。
  野球界の一部の人々が想定しているように、2年後に彼が山本のような契約を結ぶことは絶対確実ではない。
  野球はそういうふうにはいかない。彼はトミー・ジョン手術を受けるかもしれない。彼は肩を2回負傷した。脇腹を負傷したこともある。思い通りになるとはかぎらない。
  もう一つは、高校時代からずっとメジャーリーグに来ることが彼の夢だったということ。ダルビッシュ有、田中、松坂のような選手に憧れて育った。彼がずっとやりたかったことだ」

 ※年代別では、各選手のMLBでの活躍時期は、佐々木朗希の小学生時代が、BOSの松坂大輔、小学高学年~高校でTEX/CHCのダルビッシュ、中学~高校でNYYの田中将大となるようです。


 ――日本でのメディアとの問題とは。

 「彼は若くしてMLBでプレーしたいと表明し、日本ではそれが非常に失礼で、慣習に逆らうよう行為とみなされ、(日本の)メディアは彼に対して多くの否定的な報道をしてきた。
  多くの人がそれに同調し、彼と彼の家族について誤った噂を流し、彼の精神状態に非常に悪影響を与えた」

 ――スモールマーケットチームとの契約はあり得るか。

 「もちろんだ。彼がこれまでメディア絡みで楽しい経験をしていないことを考えると、小規模な中規模市場のチームの方が着地点としてより有益かもしれないという議論もある。小規模な市場にいることは彼にとって有益かもしれない」

 ――佐々木の人柄。

 「朗希はどちらかというと物静かだが、ユーモアのセンスがあり、とても機知に富んでいる。口数は多くはない。彼は必ずしも口数が多い人が好きというわけではない。
  時々、彼と話をして、とても重要なことを話し、最後に何か質問があるか尋ねると、彼はこう言う。“ずいぶんしゃべりましたね”(笑い)」


24/12/11(水) 14:22 日刊スポーツ 佐々木朗希の代理人が会見 大都市ではなく、スモールマーケットのチームと契約する可能性も https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202412110000492.html
> ロッテからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が10日(日本時間11日)、
 ダラスで開催されているウインターミーティングで会見し、佐々木に関する質問に答えた。

  佐々木が移籍先を決めるにあたって重視しているポイントを問われると
 「完全には分からない。なぜなら、私が彼と知り合ってからまだ2年ちょっとで、これまでのやりとりではポスティングが実現するかどうかが最大の問題だった」と前置きした上で
 「私が言える範囲では、彼が2024年に限らず、過去を含めたチームの成績 や 全体的な成功(*1)を気にかけているということ。
  彼はメジャーの試合をよく見ているし、WBCのチームメート(*2)の試合にも注目している。
ロッテでも外国人選手にチーム環境や投手育成について多くの質問をしていた」と、
  成績や育成を含めた総合的な観点でチームを見ていると明かした。

   また、佐々木の移籍先として有力候補に挙がっているドジャースとの密約説などが取り沙汰されたが、それらには
 「朗希の状況についてはメディア、MLB、NPBでさまざまな議論があった。すでに契約が決まっているなどの噂が出たが、それらは全て嘘。
  ただし、MLBはこのプロセスが全てのチームにとって公平であることを確かめるため、多くの関係者に話を聞いて調査し、公平性を確認した」と、完全に否定した。
 
  また、佐々木と日本メディアとの関係にも言及。
 「彼は若い時からMLBでのプレーを望んでいたが、日本ではそれが敬意を欠き、慣習に逆らう行為とみなされることから、日本のメディアは彼に対して多くの否定的な報道をしてきた。
  そして多くの人がそれに同調し、彼と彼の家族について誤った情報を流し、彼の精神状態に非常に悪影響を与えた」と指摘。

 「彼がこれまでメディア関連であまり良い経験をしていないことを考えれば、より小規模なチームの方が彼にとっては有益かもしれないが、実際に彼がどう見ているかは分からない」と、
  これまでの経緯を踏まえれば、ニューヨークやロサンゼルスのような大都市ではなく、スモールマーケット(*3)のチームと契約する可能性もあるとした。


  (*1) 全体的な成功 = Regular Season、Post Season (WC、NL/ALDS、NL/ALCS、World Series) の成績と推定。


  (*2) 23年WBCメンバーでMLB選手 = 大谷、山本(LAD) / ダルビッシュ、松井(SDP) / 今永(CHC)/[鈴木] / 吉田(BOS)


  (*3) 球団収入:NYM 441、SFG 465、TEX 473、PHL 486、ATL 521、 CUB 541、HOU 544、BOS 557、LAD 637、NYY 720 高い→ 数値=M$ (数字)=PS順位
          ③                ⑤    ⑨            ⑩          ①    ②

         MIN 309、BAL 310、MIL 317、WSH 323、ARI 331 / SEA 374、TOR 383、LAA 407、STL 422、SDP 427、    球団収入上位 11位 までに、PS進出 7チーム [63.6%] 
                                                          ⑥

     ←低い OAK 241、MIA 274、KCR 276、TBR 280、PIT 287、 DET 294、CLE 295、CIN 303、COL 305、CHW 308、
                     ⑧               ⑦    ④ 

マリナーズ、今冬は日本のエース佐々木朗希を「優先」

2024-12-11 | 佐々木朗希
24/12/10(火) 10:19 Seatle Times Adam Jude マリナーズ、今冬は日本のエース佐々木朗希を「優先」 
https://www.seattletimes.com/sports/mariners/mariners-making-japanese-ace-roki-sasaki-a-priority-this-winter/ (google訳)

> ダラス — マリナーズは今年、メジャーリーグで最も生産性の高い先発投手陣を擁しており、MLBのほぼすべての球団が羨むような先発ローテーションを組んでいる。
 そして今、マリナーズは世界で最も才能のある投手の一人をチームに加えることを決意している。
  クラブ幹部のジェリー・ディポトとジャスティン・ホランダーは、この冬MLBに飛び込む23歳の日本人天才、佐々木朗希を獲得するチャンスについて慎重ながらも楽観的な見方を示した。
 少なくとも、彼らは彼に最高の投球を披露するつもりだ。

 「私たちには語るべき良い話がある」とディポト監督は月曜日、MLBウィンターミーティング初日の終わりに語った。

  佐々木は月曜日、日本プロ野球の所属球団である千葉ロッテマリーンズから正式にポスティングされ、彼と代理人のジョエル・ウルフは45日間の猶予期間をMLB球団と交渉することになった。
 これにより、契約締結の期限は1月23日となる。佐々木は、リーグの2025年国際契約期間が始まる1月15日以降まで契約しないことはほぼ確実だ。

  マリナーズは、投手育成プログラムを中心にプレゼンテーションを行う機会に備えてきた。
 このプログラムでは、過去数年間でローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、ブライス・ミラー、ブライアン・ウーという4人の定評ある地元出身の先発投手を輩出している。

 「私たちは過去4シーズンで本当に良いチームとしての地位を確立してきました」とディポト監督は語った。
 「私たちは毎年、混戦状態にあります。私たちは素晴らしい環境でプレーしています。我々のローテーションは、リーグ最高のものではないにしても、リーグ最高のローテーションの 1つです。
  必要に応じて 6人ローテーションに対応できる体制は、ほとんどのチームよりも整っていると思います。

 「我々にとって有利になる可能性のあるポジティブな要素がたくさんあります。

  これは、マリナーズのメジャーリーグで高く評価されている投手コーチのピート・ウッドワースとトレント・ブランク、
 そして投手のためのクラブの高度なプロセスを中心に構築された、説得力のある売り込みになるかもしれません。

 「我々は、フィールドでの成功からプレー環境まで、我々の投手プログラム、投手コーチを称賛することについて話し合ってきました」とディポトは語りました。

  そしておそらく何よりも、投手の負傷がスポーツ界で大きな懸念となっている時代に、マリナーズは先発投手が比較的健康でいられるように支援してきたことを強調するだろうとディポトは語りました。

 「我々は投手陣をうまく起用し、彼らが最高の自分になれるよう手助けし、マウンドに留まり、イニングを投げ続けるよう支援している」と同氏は語った。
 「野球界を見渡しても、これは珍しいことだ。そして、私は決してそれを当然のこととは考えたくない」。

  ホランダー氏は、佐々木のような選手にとって、組織全体の投手文化が最大のセールスポイントであると指摘した。
 「我々は、投手陣と、我々の強みについて彼らが考えていることについて時間をかけて話し合った。我々は何をすべきか?何を改善できるか?」とホランダー氏は語った。
 「彼らから寄せられる共通のテーマやフィードバックは、彼らが互いにどれだけ気を配り、隣にいる人を信頼しているかということだ。隣にいる人が他の投手であろうと、アナリストであろうと、投手コーチやトレーナーであろうと。
  スタッフの間には信頼と成長と発展の真の文化があり、多くの点で大きな家族のような存在で、これは我々のグループの中でかなりユニークなことだと思う
」。

  佐々木は確かに独自の個性を持っている。
 身長6フィート2インチの長身右投手は、高校時代に時速101マイルを記録し、大谷翔平の国内記録を破った。その後、2022年4月にNPBで20歳にして19奪三振の完全試合を達成した。
  NPBでの4シーズンで64試合に出場した佐々木は、414回 2/3イニングで防御率2.02、524奪三振、91与四球を記録している。彼の速球は時速90マイル後半で、破壊的なスプリットボールを持っている。
 彼は今年、斜筋と肩の負傷のため、111イニングの登板にとどまった。

  来シーズンMLBにやってくる日本の23歳の猛烈な投手、佐々木朗希選手を紹介します🇯🇵
  切望される国際フリーエージェントはどこに着地するのでしょうか? pic.twitter.com/IcucRwCNQZ — MLB (@MLB) 2024年11月12日

  ロサンゼルス・ドジャースが佐々木選手獲得の最有力候補と見られており、サンディエゴ・パドレスもその候補に挙がっています。パドレスのベテラン先発投手ダルビッシュ有は佐々木選手の師匠と言われています。
  佐々木選手は25歳未満であるため、MLBは彼をアマチュアと分類し、国際ボーナスプールシステムの対象としています。
 これは、2017年12月に23歳でロサンゼルス・エンゼルスと230万ドルで契約した大谷選手が最初にMLBに来たときのポスティングプロセスでした。
  もう一人の日本人スター、山本由伸にとっては違ったプロセスだった。昨年の冬、彼は25歳でドジャースと12年3億2500万ドルの契約を結んだが、これは投手としては史上最高額の契約だ。
  マリナーズは2025年のボーナスプール資金として約750万ドルを用意しており、これはMLBのどの球団でも最高額と並ぶ。
 「私の予想では…30チームがオファーを出すだろう」とディポト氏は語った。「そしてそのうちの一定数のチームが(交渉で)第2ラウンドか第3ラウンドに進むことになるだろう。そして我々にとって、それが優先事項だ


  佐々木朗希争奪戦で、西海岸にも関わらず、あまり名前が挙がらないのは、SEAじゃ先発投手は数が揃っており、打撃陣が課題だからですね。
 投手育成という点では、近年最も成功し、一番驚くべきことは、“健康を保っている”ということです。
  これは彼らの先発投手陣がピーク年齢で、四球が少なく、コントロールが良い投手が多いという事と無関係ではないでしょう。
 無駄な四球を出さず、少ない球数で長いイニングを投げられれば、必然的にERAも下がり、攻撃のリズムも良くなります。
  仮に佐々木朗希が加入した場合、先発投手の一部をTradeに出し、打者を獲得するプランのようです。
 また、GMは先発ローテーションが確立しているのにも関わらず、「6人ローテーション」にも言及するなど、LADを意識したPRになっています。
 SEAは2017年の大谷翔平選手のポスティングにも縁があり、SEAファンは、SEAに来るものだと考えていたそうです。FA前のオールスター戦での「Come To Seattle!!」の大合唱が記憶に新しい。
  SEAと比べて、自前の育成投手の実績に乏しい(Tradeで有望株を放出した) SDP がLADの対抗馬に挙がる事自体、変なのですよ。