ebi反り身体張力

ebiは体を動かすのが好きなようです。
NewZealand帰国→理学療法士の道へ!なかなか自立できません(汗)

4.7-4.8 会津 18切符の旅 前編

2007-04-09 | 
きっかけは、残った青春18切符と、たまたま目にした雑誌の秘湯特集。
遠すぎず、近すぎない会津の温泉に行くことにした。
(この歳になっても貧乏旅行してていいものだろうか・・・)という内なる声を無視し、「ラグジュアリー」という単語を頭から削除。

東京-上野-宇都宮-黒磯-郡山-会津若松-会津柳津 約6時間の鈍行の旅。
上野発の東北本線は以外にも混んでいた。黒磯、郡山の乗り継ぎでもみんなダッシュ!のんびりしていると座れなくなってしまうほど。
18切符を手にしている人を何人も見かけた。期限が10日までなので、今週末JRを使う人は多かったかもしれない。

電車ではほぼ爆睡だったけど、猪苗代あたりに近づくと磐梯山の美しい姿が見え出し、さすがに目が覚めた。
会津柳津で下車し、タクシーを呼び「滝の湯旅館」へ向かう。
そこは奥会津、西山温泉。結構鄙びている。
タクシーで20分くらい(¥3,800)。
1時間半後に迎えに来て欲しいと言うと、運転手ちょっとびっくり。
ひとりでわざわざ日帰り入浴のためにタクシー使うなんて、やっぱり珍しい?
「温泉めぐり好きなんですか?」と聞かれても、、、
「いえたまたまです・・・。」
もっと驚いた様子なのは滝の湯のご主人で、乗りつけられたタクシーを見てすっとんできた
「どっ、どこから来たんですか?」「ひとりで??」
あははー。そんな奇行をしている自覚はなかったので、なんか逆にショック~。


お風呂は噂通りとってもよかった。
お客さんは私だけだったので、女湯、男湯、混浴露天、全部入り放題。
裸のままあちこち出たり入ったりして遊ぶ
温度も質もそれぞれ違って、お気に入りは女湯(写真内湯)。
なぜかとろっとしていて気持ちいい~。水も入れ放題なのでかなりぬるくしてしまった。寝湯状態(ウフ)。

外湯はかなり熱い。でもなんとか入れた。

景色良し。すぐそこは川なのです。いや~いいお湯だ~。

あがるとロビーでご主人夫婦と業者さんが改装の打ち合わせ。
ご主人が露天風呂の温度を気にしてくれていたので、大丈夫でしたよと言うと、
「度胸ありますねー!」と奥さん。
温度じゃなくて、外から丸見えの露天のことでした・・。今更言われても!恥ずかしいけど入ったのに!

お茶をいただき、東京から来た話なんかをしているうちに、業者のおじさんが駅まで送ると言ってくれたので、タクシーをキャンセル(ラッキー)。
おじさんは会津坂下(あいづばんげ)の建築屋の責任者で、ちょいコワモテ。
でも「送ってあげますよ、マジで」「マジでー!?」ってなノリです。
サバサバしていい感じの人だったので遠慮なくお言葉に甘えることに。それに、旅館の人たちも気さくでいい人だったので、安心♪

車を出すとおじさんキョロキョロし始め「山菜採ってやるよ」と、フキノトウ採り。アサツキも採ってくれた。
山菜採り大好きらしく、やれセリだ、カタクリだ、と言っては下りて見るのでなかなか進めない。
まるでTさんの車に乗っているかのようです。

それから先は、見えるもの片っ端から説明してくれる。
会津柳津では「あわまんじゅう」(あわ・ひえのあわ)が美味いからといって手土産に持たせてくれた。
栗まんじゅうと合わせて10個も!
会津武士の魂とか言ってお金を払わせてくれません。
会津高田では「凍餅(しみもち)」が美味いと言って、また手土産を。
馬刺しの店を見かけ、「あまり食べたことないです」と言ったら「食ってくか?」
これ以上はバチが当たると思い「いやもう本当に・・・

結局駅までどころか、おじさんの事務所がある会津坂下をさらに過ぎ、宿泊先のYHまで送ってくれた。
名前も伺っていませんが、大変お世話になりました。
「会津を満喫してください」と言い残して去っていきました。
本当に会津を愛するおじさんだったのです
まんじゅうやのおばちゃんが「これが田舎の人情よ」って言ってたけど、すごいことだ。東京じゃあり得ない。

 フキノトウ、アサツキ、おまんじゅう、凍餅・・・。

  おじさんのお薦め&会津のうまいもん
蕎麦は十割が基本 お薦めの店は「紋平茶屋」国道49号沿い
会津坂下の地酒は「飛露喜」。生酒は安いけどめったに買えないそうです
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~tawara/hi.html
馬刺し
米(新潟魚沼産は会津の米を詰めているものも多いのだそうで)

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