しばわんこ・ふく

柴犬・ふくのお散歩日記です。景色やお友達わんこをご紹介します。プラス天体写真もご紹介です。

皆既月食

2022年11月29日 14時35分31秒 | 天体

11月8日の皆既月食・・・今回は、天王星との遭遇がありました。

↑ 19:03 太陽光線が直接当たって居る部分では、陰に入った部分に露出を合わせると輝いています。

↑ 19:22 地球の影にスッポリ入る直前の様子です。

↑ 19:55 ほぼ皆既の最大時刻と思われます。普段の満月と異なり「赤銅色」と言った「赤みがかった色」になります。

      地球の大気を通過した太陽光のうち赤色系統が月に届いているからとされています。

↑ 20:38 地球の影から抜け出す直前の様子です。

↑ 天王星(白い点)と月の接触(掩蔽):皆既月食中の月の向こう側を通り過ぎていきます。天王星は約30億㎞、月は平均40万㎞・・・遙か彼方の惑星が(地球から)近距離の月と遭遇することは、まずあり得ないことになります。

過去皆既月食中の惑星食は室町時代に土星が通り過ぎて以来、442年ぶりだそうです。当然、当時はそれが「土星」であろうことはおろか、月に隠されることも不明だったと思われますが・・・皆既月食中の惑星食はそれほど奇跡に近い現象となります。

 

 

 


白鳥座・サドル付近の星雲

2022年08月14日 18時58分32秒 | 天体

今回、白鳥座付近の星雲は、白鳥座を形成する「十字」状の星配列の交点に位置する星「サドル」付近にある散開星雲をご紹介します。

これまでご紹介しました星雲同様に肉眼では見ることはできません。

撮影データ フジX-A1(AP--C)カメラ、ズームレンズ180㎜(35㎜カメラ換算270㎜相当)、総露出時間54分(3分×18枚)、EM-10赤道儀

 


網状星雲

2022年07月30日 11時13分59秒 | 天体

白鳥座付近の散開星雲・・・今回は、網状星雲です。焦点距離が短く(拡大率が小さいため)少々分かりにくいかもしれませんが、白鳥(星図)の十字の交点から東へ2つ目と3つ目の星の間に位置します。

正式にはNGC6992-5(左)、NGC6960(右の星と重なっている星雲)と言う符号が付けられています。拡大すると網目状にガスが入り組んでいることから、網状星雲と呼ばれています。丁度「い」の字に見えます。大変淡い星雲ですのであと倍近くの露出が必要かもしれません。再チャレンジします、

撮影データ

 カメラ:フジAE-1、レンズ:SIGMA50~500㎜ズーム(f5.6)使用(焦点距離は35㎜カメラ換算350㎜相当)総露出時間:54分(3分露出×18)


北アメリカ星雲(NGC7000)

2022年07月27日 19時33分43秒 | 天体

この夏・・・久々に白鳥座付近の星雲を撮影しています。

今回は、以前にもご紹介していますが、白鳥座の一等星デネブ(写真の白い星)のそばにある散開星団(通称)「北アメリカ星雲」です。

自宅からの撮影で光害(ヒカリガイ)の影響を受けてコントラストに欠けますが、総露出時間46分での作品です。強調しすぎでもなく自然な感じで写っていると思います。(レンズ焦点距離:250㎜、カメラ:フジAE-1、赤道儀:タカハシEM-10)


夏の星座?

2022年02月06日 10時25分28秒 | 天体

2月4日の立春も過ぎ・・・まだまだ寒い日々が続きますが、夕方から真夜中までの(観測しやすい)時間帯では春の星座(獅子座、乙女座、うしかい座・・・)を見ることができます。

一方夜明け前の東天では夏の星座(さそり座、こと座、白鳥座、わし座・・・)が既にその姿を見せています。

※今朝の夜明け前です。画像が小さくて見にくいのですが・・・左下の明るい星はこと座の「ベガ」です。よく見ていただくと小さな星々が写り込んでいます。このあと、右の方からさそり座、金星が昇ってきます。(このあとも撮影しましたが・・・ピントがずれていました。またリベンジ投稿します。)

 


モンキー星雲(NGC 2174)

2021年12月16日 07時01分13秒 | 天体

冬の星座も午後8時、9時あたりの時間帯で見やすい位置にきました。中でも際立つ牡羊座(スバルがある)を先頭にぎょしゃ座、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、そしてふたご座と西空に傾いてきますが・・・このふたご座(神話絵図)の足もとに位置するのが「モンキー星雲」です(正確には、オリオン座の領域に位置します)。

丁度、お猿さんの横顔に見えることから、その名で呼ばれていますが、正式名は、散光星雲NGC2714(NGC2715散開星団と重なっている)と符号付けられています。

※ フジXA1デジカメとズームレンズの200㎜(センサーAPS-Cサイズのため35㎜換算では300㎜に相当する)で撮影。総露出時間約30分。赤い星雲部分がモンキー星雲で右を向いている横顔がお猿さんにそっくりです。画像を拡大すると・・・より分かります。


皆既月食(部分月食)

2021年11月20日 04時38分06秒 | 天体

19日は、ほとんど皆既月食と言えるほどの部分月食がありました。(5月の皆既月食は曇りで観察できませんでしたが・・・)

今回は、快晴の夜空のもと、月は地球の影に入った状態で(当地域では)午後5時50分くらいから東の空にその姿を捕らえることができました。

 

↑ 18時2分

↑ 18時3分(食の最大時刻)

↑ 18時4分

※食の微妙な明るさの差は確認できません。(露出を一つ目が8秒、二つ目が5秒、三つ目が3秒と変えてしまいましたので・・・)

↑ 18時28分(この時刻では、地球の影から離れていく様子が分かります。)

↑ 午後8時53分(更に月は太陽の光を直接受けて輝いています。通常の三日月と異なる形状が分かります。)

↑ 午後7時14分(月の半分まで日を浴び始めました。)

↑ 午後7時36分(月はほとんど地球の影部分から離れていきます。)

【おまけ】通常の「三日月」と「満月」は以下の通りとなります月食との違いが分かります。

【おまけ2】満月の時は、その光に遮られ周りの星々は数少ないのですが、皆既時には沢山の星を見ることができます。

↑ 午後6時13分(最大部分食の10分後、左上にスバルが見えます。)

↑ 午後6時18分(部分月食とM45スバルです。月のすぐそばにも星が見えています。)


オリオン座中心部の星雲

2021年11月15日 09時43分42秒 | 天体

オリオン座の三つ星(勇者オリオンのベルト位置)付近にはカラフルな星雲・星団、ガスが存在します。

今回は、オリオン座大星雲は以前にもご紹介していますが・・・この星雲を含めた三つ星周辺の画像をご紹介します。

前回のM32と同じ105㎜レンズを使用、総露出時間は16分です。実際はこの3倍近くの撮影が必要なのですが雲が発生して・・・少しアンダーでした。


アンドロメダ座大星雲(M31)

2021年10月14日 09時40分48秒 | 天体

真夜中になると冬の星座が煌々と光っていますが・・・まだまだ秋の星座が天頂から西側にひっそりと見ることができます。

カシオペア座、アンドロメダ座、ペルセウス座・・・そのなかのアンドロメダ座方向に見える大星雲(M31)を(普通の)カメラレンズ(焦点距離105㎜)で捕らえましたのでご紹介します。

光の速さで約230万年の距離にある島宇宙。地球のある銀河系に最も近いお隣?銀河と言われています。230万年前に出発した光を今見ていることになります。

↑ 色が少しオレンジがかっています。古いレンズの影響かもしれません(画像調整で修正できるかも?です)。

↑ 白黒画像にしますと宇宙空間にぽっかり寂しく浮かんでいる様子が見えます。


夏至

2021年06月21日 12時12分39秒 | 天体

今日、6月21日は夏至です。夏至とは「夏に至る」と書きますが、夏の盛りに向かっていく頃のことで、「二十四節気」の10番目で、夏を6つに分けたうちの4番目の節気です。(「立夏」と「立秋」の真ん中、暦の上では夏の真ん中となる。)

毎年6月21日〜7月7日頃にあたりを指し、2021年は6月21日(月)から7月6日(火)までの16日間が夏至の期間となります。(カレンダーには初日に「夏至」と記載)一般的には、「夏至」は、この初日を指しています。

さて、その夏至の今日、太陽面をのぞいてみました。寂しいことに目立つ「黒点」は一つだけでした。写真撮影をしましたのでご紹介いたします。

 

↑ オレンジに見える部分全体が太陽です。その下方の黒いほくろのようなものが「黒点」です。スマホの方は拡大してご覧ください。

↑ 少し拡大しました。黒点は、暗い部分を「暗部」、暗部の周りのやや明るい部分を「半暗部」と呼びます。

 

  ※撮影機材:望遠鏡(ニコン8㎝屈折望遠鏡)、カメラ(デジタル一眼レフ・フジファインピクスS5Pro)

       →ニコン8㎝屈折望遠鏡は・・・今では骨董品扱いの望遠鏡です。約50年前に購入したもので、太陽撮影専用にしています。