木星と土星・・・地球からの見かけ上の接近は、それぞれの公転(太陽を回る)軌道が真っ平らであれば、約20年に1度見ることができますが、各惑星の軌道が乱雑なため、今回のような接近は、なかなか見ることができない天文事象となります。
今回の接近は、12月22日・・・つまり明日の午前3時18分に最も接近しますが、その前後ではそれほど大きく変化は無いと思います。今日の午後5時前後に撮影しましたのでご紹介します。
さて、今回の接近に匹敵するのは497年前の1623年7月と2080年(60年後)3月となります。倍率はともかく、天体望遠鏡の視野に木星と土星が同時に見られること自体大変珍しい現象となります。
↑ 木星を公転するガリレオ衛星のうち3つが見えます。土星にもたくさんの衛星がありますが・・・
↑ 土星に露出を合わせました。木星はより明るいので模様が露出オーバーで飛びました。しかも西空低く空気の揺らぎの影響を受けています。
【おまけ】
同時に月齢6.4の月を木星・土星撮影と同じシステムで撮影しました。
※22.3㎝ニュートン反射望遠鏡(焦点距離1200㎜)7.5㎜接眼レンズによる拡大撮影、フジファインピクスS5Proカメラ