京都 ”大原野菜”のブログ

大原で作られている京野菜や旬野菜の情報と大原の歳時記をお届けします。

大原産「八つ頭」の芋茎(ずいき)

2011-08-14 | 旬野菜

京の伝統野菜「海老芋」(写真の左側)の隣に「八つ頭」と

いう芋茎芋(右側)が植えてあります。

この時期は芋を食べるのでなく、茎の部分(芋茎)を食べます。

芋茎は普通は皮をむいて使いますが、「八つ頭」は皮をむかな

くても大丈夫です。(これは、あまり知られていないようです。)

酢漬けにするのなら、

この茎を4センチぐらいの長さに切って、鍋でカラ炒りすると

自然と水分が出て、しんなりとなります。そこに酢と砂糖、塩

を入れ白ゴマをかければ出来上がり。

この芋茎、朝市でいくらで売るのでしょう?

しかし、芋茎を若い人が買っているのを見た事がありませんね。

フレンチかイタリアンにでも芋茎料理があれば買っていくと思い

ますが残念ですね。

ところで、干した芋茎も美味しい。勿論、もどして料理しますが、

産後に食べるといいと聞きます。

椎茸も干した椎茸と生椎茸では味がゴロリと変わりますが芋茎

も同じです。こんな技(わざ)を生みだした先人は凄いと思います。

よって、せめてお盆ぐらいは先祖に感謝し供養しましょう。

以上です。

 

 

 


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