国家が間違った方向に進むと犠牲になるのは国民であって政府や上層部の軍人ではない。国民が喰うものに困っているときに上層部の軍人には白米に尾頭付きの豪勢な食事が振る舞われていた。どこに空襲が来るかも政治家や上層部の軍人には情報が行き届いていた。彼らは東京裁判でさえ裁かれていない。
鬼畜米英と言いながら、英国から情報を貰っていた政府高官がいた。つまり英国からアメリカの動きが筒抜けになっていたため、彼らは運良く、空襲のない疎開先を選べたのである。それも都会からそれほどの田舎でない場所でのんびり暮らす事ができた。吉田茂の関係者などは皆巧く疎開している。