【重賞回顧】セントラルS

1番人気ダノンスマッシュが先団後ろから追走し、直線では馬場の真ん中からしっかりと前を捉えての快勝でした。前が飛ばすハイペースでしたが、この馬らしい早めの競馬で苦手とされていた中京もこなしましたし、悲願のGI制覇に向けて、幸先の良いスタートを切りました。

ダノンスマッシュ→仕上がりS、前向きでストライドが伸びて、しっかりとした軽い歩きで抜群でした。

内容は上記で記載した通りですが、スプリンターズは大いにチャンスがあると思います。

メイショウグロッケ→仕上がりB、前向きもやや緩さがありました。

中団から追走し、直線では切れる脚を使っての2着と距離短縮で良さが出ました。レース選択に幅が出ますね。

ミスターメロディ→仕上がりB、こじんまりとまとまってはいました。

先団後ろから追走し、直線ではダノンスマッシュをマークして外に出しましたが、そこまでは伸びませんでしたね。やや時計のかかる馬場の方が向きますね。

【重賞回顧】京成杯AH

4番人気のトロワゼトワルがやや出遅れ気味から道中出して先行していき、直線では先に抜け出したスマイルカナを僅差で捉えての連覇を達成しました。スムーズでない競馬での勝利でしたし、完全に復調しましたね。

トロワゼトワル→仕上がりS、前向きでしっかりとした踏み込みで体を使えており、抜群でした。

内容は上記で記載した通りですが、繁殖入りする来年の春までまだまだ活躍出来そうですね。

スマイルカナ→仕上がりB、入れ込みが激しかったですが、馬体は戻っており、調子は上がってました。

スタートは一息も外から逃げの手を打ち、直線ではしぶとさを見せての僅差の2着は先々に繋がる好内容でしたね。

ボンセルヴィーソ→仕上がりA、結構キビキビとして、踏み込みに力強さがありました。

先行していき、直線では2頭に迫る脚で欲しい内容でした。自分の形になるとタフですし、また穴を提供する機会はありそうです。

アンドラステ→仕上がりC、踏み込みが緩く、硬さがありました。

中団から追走も、前が壁になり、位置取りが悪くなり、直線でもスムーズさを欠いており、力を全く発揮出来ませんでした。ルメール騎手らしくない競馬でしたし、スムーズなら次走は巻き返してくると思います。

【重賞回顧】紫苑S

5番人気マルターズディオサが先行策から直線で先頭に立ち、後続を寄せ付けない競馬で勝利を挙げました。馬体が回復して、本来の先行策で変わり身を見せました。2000の距離をこなせたあたりは先々に繋がりますし、本番でも楽しみですね。

マルターズディオサ→仕上がりB、前向きで推進力がありましたが、緩さはありました。

内容は上記で記載した通りですが、本番もスムーズに先行策なら勝ち負けまでありそうな感じを受けました。

パラスアテナ→仕上がりA、推進力があり、踏み込みもまあまあしっかりしていました。

中団外めを追走し、3角から進出し、直線では長く脚を使っての2着とポテンシャルの高さを再確認しました。

シーズンズギフト→仕上がりB、踏み込みはまあまあしっかりしてましたが、硬さがありました。

先団後ろから追走し、直線ではしぶとさを見せての3着とこの馬らしい競馬だったと思います。中山はかなり得意ですね。

スカイグルーヴ→仕上がりC、馬体は戻りましたが、踏み込みが緩く、硬さがありました。

後方からとなり、4角で外目に出されましたが、直線では伸び切れず。気性の難しさがありましたし、展開的にも厳しかったですね。