今年の旅行

昨日は奈良ホテルでランチを戴きました。ワインとエビスビールで夏の特製ランチです。
レストランはタブン”食堂”と言われた時代からの格式あるもので、合天井の雰囲気は独特でございました。

実は・・・３０年余以前に、奈良ホテルの階段を登ったことがありました。
ついでに申しますと、登っただけではありません・・・２連泊もしたのでございますさぞ不似合に見えた事と存じます。
完璧なまでに田舎人間の私達は、『世の中には、こんなに分厚いじゅうたんがあるのか』とあの時階段のじゅうたんを思わず手で撫でたものでした。

今回廊下には、皇族方のお越しになった時の写真が何枚も飾られていました。
そこでこの度は、少し口調を変えまして”が、・・だ！”を止めました。


２５年間毎年５組の夫婦で旅行に行くのです。末の子供が５歳ぐらいの時はご一行様が２０人でした。今はおじいさんおばあさんが１０人と、たまたま外孫ちゃんが付録でお供されました。

おじいさん達はバスが高速道路に入ると直ぐに麻雀です。行きも帰りも車窓を眺める事も無くヒタスラ卓上のみを眺めています。旅館についてもそればかりです。
おばあさん達は街にお出掛けしたり、お喋りしたり・・・、食べてさえいれば静かにされています。
奈良は都の原点でございます。シルクロードに通ずる文化をじっくり堪能してまいりました。
今年も有意義な旅をさせて頂きました。あえて申し上げますなら唯一つ、あの時チーピンさえ切らなければ・・・もっと楽しい旅だったことでしょう。