今日は朝から私の病院でした。
実は健康診断の胃バリウム検査で
要精査の結果が出てしまい
胃カメラをして
気になる部分を採取して
病理検査に出していました。
一緒にピロリ菌検査もしました。
その2つの結果を聞きに
受診したのです。
11月はあまり食べられない日が
続いたので
もしかしたら何かあるかも?と
思いながら。
結果は
どちらも大丈夫でした。
一安心して
お歳暮回りをして
家のカーテンを冬用に替えてから
同じく仕事が休みのユウキに
「夕食はどうするの？」と
ラインで聞くと
「遅くなるので要らない」との事。
『それでは
年賀状書いちゃおう!』と
年賀状を書き始めた時、
携帯に知らない番号から
着信が入りました。
出てみると
「〇〇消防隊の〇〇と言います。
〇〇さんの携帯でしょうか」と。
思わず出掛けている
ユウキが事故にあったのだと思い
「ユウキですか!
事故ですか?」と思わず口にすると
「いえ、看護師さんです」と。
「事故ですか?」と続けると
「病気です」と。
その間もピーポーピーポーと
救急車のサイレンが聞こえていて
「友達と会っていた所
心窩痛をおこして嘔吐。
I医大に救急搬送中です」との説明の後
「お母さんも看護師さんだと
伺ったので」と言って
現在の看護師くんの状態を詳しく
教えてくれました。
意識レベル
バイタル共に
重篤ではないと少し安心したものの
行ってみないと状況がわからない。
出掛けているユウキに
帰ってきてもらって
直ぐにI医大に向かいました。
車中でしおりちゃんに連絡すると
しおりちゃんはもうすぐ
到着するとの事でした。
救急の出入り口は
夜間一般救急と
救急搬送用の出入り口があって
私とユウキは救急搬送用の
待ち合い室に案内されました。
しおりちゃんは中に通されて
付き添っていると連絡があって
看護師クンは点滴をしている様子でした。
しばらく
ユウキと２人で待っていると
男の子２人とそのおじいちゃんらしき人が入ってきました。
小学低学年位の弟くんは
呼吸が荒くて
中学生位のお兄ちゃんも
慌ててた様子で２人ともトレーナー姿で上着は着ていませんでした。
おじいちゃんは携帯を忘れたと
バタバタしていて
お兄ちゃんの方が
事務の人の質問に
きちんと答えていました。
しばらくすると
看護師さんが来て
「今できる事
一生懸命やってるからね。待っていてね」とお兄ちゃんに言っていて
危険な状況なんだと思いました。
一緒に来ていたおじいちゃんは
お父さんの父親で
お母さんのご両親は
来られないと言っていて。
１時間位待った時先生が来て
私とユウキがいたので
こっちで話そうかと
通路に椅子を出して
兄弟とおじいちゃんに
説明をはじめました。
聞くつもりはないのだけど
どうしても聞こえてきて。
兄弟のお父さんとお母さんは
散歩中に車に惹かれてしまって
お母さんは車の下敷きになってしまった。
そして先生は
子供達とおじいちゃんに
わかりやすいように
丁寧に優しく説明していました。
だけど
内容はとっても辛いもので。
涙が出そうになったので
その場を離れました。
看護師クンが
一般の救急処置室に移れたので
会いに行きました。
急性胃腸炎と胃潰瘍疑い。
激痛があるものの
痛み止めの点滴をして
軽快しているので
帰宅できるとの事でした。
処置室には
しおりちゃんにいてもらって
私とユウキが
先程の待ち合い室に戻ると
１人椅子に座って泣いている
お兄ちゃんがいました。
事務の方が
一般の待ち合い室で大丈夫ですと
声をかけてくれたので
私達はそちらで待つことにしました。
しばらくして
点滴が終わった看護師くんと
しおりちゃんが出てきました。
だけど
この待ち合い室でそれぞれが
いろんな思いをしながら
家族を待っているのかと思ったら
「良かったね」とか
「安心した」という言葉を
口にしてはいけない気がして。
ユウキも黙っていました。
帰宅する車の中も
私の心にずっと重いものがありました。
私達は意図せず
加害者にもなるし
被害者にもなる。
年末の
気ぜわしく慌ただしくなる毎日も
あのお兄ちゃんの様に
悲しい思いをさせないように
悲しい思いをさせたくないから
運転も歩行も
気をつけたいと思うし
命ということを
改めて考えさせられた1日でした。
