棟上げが終わると、屋根の垂木の上に野地板と防水シートが貼られます。
基礎工事が終わったあたりで、すぐに瓦を決めなければなりません。
同時に、窓やサッシも決めていきます。
工務店によって異なると思いますが、私たちが依頼した工務店さんは、見積もり段階で大まかな仕様は決めますが、詳細な仕様は建てながら決めていくというやり方のようです。
設計事務所に依頼すると、このような事はありませんが、工務店の営業の方いわく
「建てながら決めた方がイメージが湧きやすいので、仕様が決めやすいんですよ。しかも変更がその場で出来ますから・・・」という考えのようです。
このやり方の場合、自分である程度勉強しておかないとイメージがつきにくいのが盲点。
希望どおりにできるということは、希望の仕様を固めておかないと、イメージ変更できません。
なので、建てたいイメージを決めたら関連する資材や施工例を日々勉強しました。
瓦は、↓に決めました。
三州野安株式会社 S字瓦 シャドーダーク
工務店さんの勧めで、陶器の瓦が絶対お勧めです!ということでした。
欧風住宅デザインなので、洋瓦とは決めていたのですが、瓦も色々あるもんです。
まず、屋根の素材です。
震災以降よく使われるのが、ガルバニウム鋼板の屋根や、アスファルトシングルの屋根です。
屋根が軽くなるのが特長ですが、実績で長持ちするのは、やはり陶器瓦だそうです。
もちろん、重いのが欠点ですが、イニシャルコストと相応の構造を設計すれば一番優れているという話でした。
洋瓦でも、コストダウンのためにセメント瓦が最近多いのですが、これはアスファルトシングル材と同様の耐久度とか・・・
瓦メーカーは三州瓦で有名な産地である愛知県に多く、洋瓦のデザインも豊富にあります。
陶器瓦は、釉薬のためにベタっとした感じがあり、希望の風合いではないため、耐久性は少々落ちますが、上記の素焼瓦にしました。
丸栄陶業㈱の1色のものと最後まで迷いました。
結果、ちょっと赤みが強すぎた感もありますが、天気と角度で色が変わり面白い瓦で変化があり良かったです。