気まぐれクラフターの趣味ブログ

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~隠れた名所~ 秘境の森を探索してきた

2022年07月15日 18時46分58秒 | 自然・生物・菜園
~菌にやられた卵~

先日組んだカブトムシの産卵セットに白い根のようなものが...
粘菌か菌糸か。どちらにしても、このままだと卵が全滅しかねない。大変なことになった...


急遽マットを新規購入。今度は熟度の高い完熟マットとクヌギマットを混ぜて使う。これなら再発酵の心配が少なく、
ガス抜きしない状態でも使いやすい。


案の定、せっかくの卵が菌にやられてしまった セットを組んでから1週間で早期発見できたのが不幸中の幸い。
まだメスは卵を産むはずだ。急いで新しい産卵セットを作らねば。


ケースをよく洗い消毒。さらに入念に流水して徹底的に洗浄する。


小枝、餌皿となる木は煮沸消毒。熱湯で煮込んで殺菌。
しかしカブトムシは洗ったり消毒することもできないので、軽くエアダスターで汚れを落とす程度に。これで毎日観察しながら
産卵してくれるのを祈るばかりだ。

~大自然に囲まれた秘境を探索しよう~
今年は暑さや梅雨の短さの影響かカブトムシ、クワガタムシがあまり捕れず。
そこで、とっておきの切り札として頭の片隅に入れておいた「ある場所」を友人に伝えると、すぐに下見に行ってくれたようで。

そこが予想通り本当に良いスポットだったらしく、今度は筆者が車を出して2人で探索へ出かけることに...


雨上がり、足元が悪い状況下で探索開始
まずは友人が見つけたスポットから見ていく。茂みをかき分けて進んだ先には樹液が大量に流れ出ている大木。
アオカナブン2匹を捕獲することができた


少し離れた場所にも良さげな木が点在していた。


ヒメスズメバチを捕獲。素揚げにして食べてもいいし、焼酎に漬けてスズメバチ酒を自作するのもいい。


ひらひらと舞う黒い影。昆虫の種類はまだまだ勉強中だが、ハグロトンボというらしい。
神様トンボとも呼ばれ、出会うと縁起が良いんだとか。標本にするつもりはないのでリリース。


森林の奥深くまで進んでいく。良さげな木を見つけたら、木を傷つけない程度に蹴ってみると振動に驚いたクワガタムシが落ちてくる
ことがある。
この日はノコギリクワガタを発見。

友人が道路沿いでミヤマクワガタの死骸を発見していることから、8月頃の夜に来たら捕れるかもしれない。


雑木林を通り過ぎると、今度は竹林が見えてきた。


この岩に苔が生えていて、水がポタポタと滴る様子もまた良いものである


渓流に苔が生えた大木。水が綺麗な時に来たら釣りもできそうだ
特に釣り禁止などと表記のある看板は見当たらないし、放置されたゴミや長靴らしき物が見受けられたため、同じ考えの人が
来ているのかもしれない。


見渡す限りの竹林。幻想的な世界がそこにあった
タケノコを採集したような形跡があることから、ここも人の出入りはある様子。来春来てみようかと友人
と話しながら非日常的な景色、雰囲気を楽しむ。


大きく白い花。ヤマユリだ。ユリというと毒を含むイメージがあったのだが、ヤマユリは球根を食えるんだとか。
つまり...山菜なのか...?


というわけで、秘境探索を無事に終えて帰還。最大の収穫は、この美しいエメラルドのようなアオカナブン。
去年いくら探しても見つからず、今年こそはと思っていた。これで標本コレクションが完成する


一方で、友人のお仲間一行は市を出る規模の遠征採集へ行ったものの天候不良でやむを得ず帰ってこられたようで
せっかく遠くまで行ってきたのに...と思うと気の毒だったので、ビール6本入りのケースを差し入れとして友人宅へお届け。
もちろん、採集に協力してくれた友人への感謝の意味も込めて。

約束したら守る、悪いことをしたら謝る、感謝・尊敬することを忘れない。
築くのは難しく、壊れる時はいとも容易く壊れてしまう。それが人間関係だからね。


~緊急対策~
さて、カブトムシの産卵が初期の段階で失敗してしまった状況。このままだと採卵数が少なくなってしまう恐れがある。
大型個体の育成方法は去年の夏から冬にかけて学んだので、今年はそれを活かしつつ更なる大型化を目指したい...
ということで、保険としてもう1セットだけ産卵セットを組むことに。


そこで思ったのが、同じ親の子同士で交配させたら遺伝子的にマズいのでは? ということ。
友人にも相談したところ、血が濃くなるほど奇形や不全のリスクは大きくなるとのこと。となると、来年には現在ペアリング
している血統とは別の血を持つ種親が必要になる。

そこで、別産地の個体ペアを購入してきてブリードしようという考えに至った(図参照)


今回はホームセンターで販売されている個体を買ってみた 今から別の産地を探しに行くとなると間に合わなくなるからだ。
綺麗な赤色の個体。ここまで赤みのある個体は見たことないかも。

ホームセンターでのカブトムシ購入には少し悲しい思い出がある。
探索能力もなければ環境にも恵まれずにカブトムシが入手できなかった小学生の頃、9月頃になってホームセンターの
売れ残ったカブトムシを買ってもらったが数日で死んでしまった...
というものだ。
今思えば「売れ残りでダニだらけの弱った個体」を買って失敗するのは当然だろうと笑い話で済ませられるのだが


メスも買ってきた。なるべく大きくて赤みのかかった個体を選ばせていただき購入。


ただ、ホームセンターの管理はそれ相応のもので、専門ショップに比べると気温や餌の質の点で劣る。
そんな状態で交尾させても産卵数は期待できないから、まずは別々に飼育して高タンパクゼリーを数日食べさせて交配に備える。

上手くいくことも多々ある反面、失敗することもある昆虫飼育。難しく、楽しく、非常に奥深い趣味だ。
今度は無事に採卵できることを願う


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