【プロパンガスはキライですか？】
こん○○は。スマイル・リンクの川邉（かわべ）でございます。
気に入った物件がプロパンガス仕様でがっかりするお客様がたまにいらっしゃいます。
物件の設備でプロパンガスはあまり好まれません。
理由は「都市ガスよりもガス料金が高いから。」
と言われます。
私も確かにどちらでも選べるのであればプロパンガスよりも都市ガスを選びます。
しかし、
☆日当たりの良いプロパンガス仕様の物件
☆日当たりがイマイチな都市ガス仕様の物件
のどちらかを選ぶのであれば、迷い無く日当たりが良いプロパンガス仕様の物件を選びます。
このように都市ガスかプロパンガスかということは、
数多くある物件の良し悪しを決めるためのポイントの１つに過ぎません。
だから
「プロパンガスの物件はとにかく嫌だ。」
と言っている方は、本当にそこまで嫌う必要があるのかどうか検討し直してみてはいかがでしょうか？
【プロパンガスの料金はやっぱり高い？？】
ただし、実際に都市ガスと比べてプロパンガスは使用料金が高いです。
共有体制からしてプロパンガスの方が手間がかかるので仕方が無いことだと思います。
しかし、東日本大震災の時には都市ガスの復旧よりもプロパンガスの復旧の方が早い地域が多かったですね。
それに価格が高いというのは、多くの方は賃貸物件に住んでいたときの経験からそのように言っていますね。
それでは賃貸物件のプロパンガス使用料金がなぜ高いのか理由をご存知ですか？
実は、プロパンガスの使用料金はプロパンガス屋さんによって大幅に異なります。
また、交渉によってどんどん安くなります。
しかし、賃貸物件の場合はプロパンガス屋さんを手配する物件オーナーと、
実際に居住してプロパンガスを利用する賃借人が異なりますので、
そのようなプロパンガス屋さんとの価格交渉などはしないのです。
だから、ガス料金は定価（定価なんて無いも同然と思われますが）のままで使用することになり、
「プロパンガスは高いよね」
ということになってしまうのだと思います。
さらに酷い場合には、賃貸物件のオーナーがプロパンガス屋さんにガス給湯器やガス機器を
無料で賃貸物件に取り付けさせる対価として、
賃借人にはずっとそのプロパンガス屋さんを利用させ続けるという裏契約をしてる人も居ます
。
こうなると、プロパンガス屋さんとしては無料で納品したガス機器の代金を回収するために
賃借人が使用するプロパンガスの料金単価を高めに設定せざるを得ません。
そのため、ますます、
「プロパンガスは高いよね」
という話になってしまうのです。
このような事情があるわけですから、
自分が所有する物件がプロパンガス仕様であれば直接プロパンガス屋さんに
価格交渉して下げてもらえば良いのです。
【プロパンガスは価格交渉によって使用料金が下がる！！】
なお、新築分譲住宅の場合も、プロパンガス仕様の物件はプロパンガス屋さんが決まっていて、
そこと契約をしていただくことが多いです。
この場合、ガス機器はそのプロパンガス屋さんから借りているという契約で、
そのガス機器の償却期間（１０年程度）終了前にプロパンガス屋さんを変更したり
オール電化に変更してガスを使わなくなるようなリフォームをしたりした場合には
機器の買取を求められるという契約内容になっています。
通常、その買取価格は２０万円前後で、当然期間を経るに従って価格は下がってきます。
そのため、私はお客様が気に入った物件がプロパンガス仕様の場合は
その解約金相当の価格を物件価格から値引きしてもらえるように相談することが多いです。
そうしておけば、そのプロパンガスを継続するも、
違約金支払って解約するのも自由になりますから。
こう考えると、物件選びに際してそれほどプロパンガスなのか
都市ガスなのかということに対して固執しなくても良いと思えませんか？
私はどちらでも大した問題ではないなと思っています。
スマイル・リンク株式会社 柏店
宅地建物取引主任者・２級ＦＰ技能士
川邉 雅信（かわべ まさのぶ）
柏市あけぼの１－４－１６
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