授乳について…

詩音は、どうしてるの？？　と、いろんな方に聞かれるので母乳とミルクについて書いておきます～。
この記事もとっ～～～～～ても長いので興味と時間のあるかただけどうぞ♪





紆余曲折を経て、現在・詩音ちゃんは完ミ（完全ミルク）です。


出産したら、あたりまえのように母乳で育てるものだとおもっていました。母乳がどんなにいいのかも知っていたし、お母さんとの最高のコミュニケーションなのも。母乳をあげない理由も見つからないし、産婦人科でも、完母（完全母乳）めざしたいのでミルクあげないでください、って打ち合わせていました。


哺乳瓶買っておいた方がいいよ～とはいわれても、母乳あげるとおもっていたので、ほぼ準備せず。
ただ、体質的に、最初は苦労するだろうな～～とおもっていたので本を読んだり桶谷式の「母乳相談室」にカウンセリングにいったりして準備していました。





でも、実際は「想定外」がいっぱい！





まず、予定日に破水→→帝王切開、をすることになったこと。

帝王切開だから母乳がでない、ということではないのですが、私の場合、その手術の回復と後遺症が抜けるのに時間がかかり、出産後の入院１０日間、ほとんどベッドから起き上がれませんした・・。起き上がったり頭を下げると目があけられないくらいの頭痛が・・・。だから、”頑張って母乳のませて！”っていうのがきつくてきつくて。


加えて、小さく産まれた詩音は「低血糖」といわれ、産まれてすぐから点滴を受けていました。私がまだ意識がもうろうとしていて、からだを動かすこともできない時で、「回復を早めるために、ミルクを飲ませてもいいか？」と看護婦さんに聞かれました。（赤ちゃんが最初に哺乳瓶でミルクをのんでしまうと母乳に移行するのが難しくなるから、母乳がでるようになるまでスポイト？で [ 糖水（ブドウ糖）]を飲ませるんです。でも詩音は糖水はいやがってほとんどのまなかったそうです・・）。母乳にしたいからミルクをあげたくない、っていうのはこの時点では私だけのこだわり。産まれたばかりのちっちゃい赤ちゃんが点滴して精一杯生きようとしているのに、立ち上がることも出来ない私がミルクをあげないで、とは言えませんでした。


お家にかえったら頑張ろう！と気持ちを切り替えてがんばりました。退院後２日目には車で片道４０分のところにある「母乳相談室」へも行き大変だけど毎週通うつもりで予約（１～２週間後まで予約がいっぱいなんです）。・・・が、５日後に原因不明の発熱→入院でキャンセルの電話をいれました。


この一週間の入院期間も、詩音は点滴をしていたので、母乳をあげる”戦い”をすることが出来ず、負担のないようにミルク。長い廊下を一日何往復もしてミルクをとりにいったりしていました。ミルクをあげながらも、搾乳してくださいね、とアドバイスをうけ、１０分搾乳しても3mlとか、5mlとかしか出ないのですが、指がいたくなるまで何度も。


家に帰ってやっと落ち着いたのが３週間目。この頃はおっぱいをすってくれてるものの、ほとんど出ないので、毎回、詩音はそのままつかれて寝てしまうか、おこって泣き続けるか。生後４週目、茨城から母が来てくれてたっぷりご飯を作ってくれていた３日間は一番母乳がよく出ていたようでしたが、このころはすでに詩音がいやがって飲んでくれない。私もいやがって泣く詩音をみるのがきつくってあきらめてしまうことが何日も。そうするとまだ出なくなるの繰り返し。


１ヶ月半ぐらいまで毎週、多いときは週２回、生後間もない詩音にわんわん泣かれながら母乳相談室に通っていましたが、調子はあがったりさがったりで、毎回涙・涙。母乳を促進する立場の先生から、正直、難しいと思う、と何度もいわれました。そして、「あなたの場合は、ほんといろいろあって大変だったけど、とっても頑張ったと思うよ。あきらめてもいいよ。」（涙）と慰めてもらいました。


むりやり飲ませるんだよ！戦うんだよ！ってよく聞きましたが、見るだけで泣き出す詩音をみて、このままだとトラウマになってしまうんじゃないか、と真剣に悩みました。母乳育児のことも、ミルクのことも、いっぱい研究して、２ヶ月になるちょっと前に、もう終わりにしよう、と決めました。




母乳を飲んでもらえないのが、母親失格のような、女性失格のような・・・感覚をもっていたのが一番きつかったと思う。
飲んでもらえていたときの嬉しさと満たされた感は代え難いのですが、相談室の先生に「赤ちゃんのお世話は母乳だけじゃないよ」っていってもらって、hubbyにも慰められてきっぱり終わりにしました。



ミルクに切り替えてからは、気持ちがすご～～～く楽になり、詩音と平和でラブラブな毎日を過ごすことができるように。
自分で自分にプレッシャーかけて、それがどんなにストレスになっていたのか、がやめて初めて分かりました。



ミルクってお湯とか大変・・っていうけど、慣れるもんですね。詩音もわたしがミルクをつくっているのをみると、じーっと待っててくれたりすることも。いつのまにか自分でしっかり哺乳瓶をもつようになりました☆




（３ヶ月半くらい？膝の上に寝かせていますが、試しにひとりでもたせてみたら、しっかり握っていました！）










４週間。母にミルクをのませてもらっています。ちっちゃ～～～い♪


☆完ミにしてよかったこと☆


☆ 私が食べるものを気にしなくてもいいこと。最初はほんとにご飯をつくるのも食べるのも気力と余裕がなくって、買い物に行くこともできないし、妊娠中のようにバランスよく食べることを気にしなくてもよいのはほんとに助かりました。あと、一日中、眠くて眠くて・・・がきつかったので、コーヒー飲める♪のも助かりましたね！！


☆ １日のリズムが作りやすいこと。３ヶ月くらいから４時間間隔x５回になり、詩音ちゃんの腹時計はかなり正確。きっちり４時間後にお腹がすいてぐずります。哺乳瓶は５ヶ月のいまでも母乳相談室、SSサイズを使用。時間はかかるけどちゃんとすわないと出てこないのでいいみたいです。


☆ 夜寝てくれる！！これも３ヶ月くらいから夜はきっちり寝るようになりました。夜１０時に寝て５時に起きてミルク、みたいな。最初６時間ねたときは、私の方が気になってしまって「まだ寝てる・・・大丈夫かな？！」って眠れませんでしたが・・・。


☆ hubbyが育児参加しやすくなりました♪ 超夜型の私は朝がきついのですが、朝方の早起きさんのhubbyが朝、ミルクを飲ませてくれていたりするのがとっても助かりました。朝・暗いうちはまだ私が起きるのですが、日が上ってからの一回、ミルクをあげていてくれる時間寝れるのはほんとたすかりました！家に帰ってきてからも時間のあるときは飲ませてくれます。一所懸命飲んでる姿はとっても可愛いし、毎日だと成長とか変化とかがわかるので、hubbyにも経験してもらえてよかった。お父さんと詩音とのよいコミュニケーションの時間にもなっています♪




哺乳瓶をにぎりつつも、daddyの指をしっかり・・・よくばりな手。




☆ 母乳をあげていない分、他のことでいっぱいつながる機会をつくろう！という気になること。いっぱい抱っこして、いっぱい遊んで、いっぱいお話ししてます。


☆ 服がなんでも着れること。妊娠中リサーチはたっぷりしましたが、結局・授乳服買わずに、普通の服がきれます♪








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アメリカの州によっては、母乳促進のために産婦人科でミルクの紹介をしたりサンプルの配布をするのを禁止する法律をつくろう！みたいな動きがあったり、北欧ではミルクのコマーシャルに赤ちゃんをだしてはいけない、っていうルールができたり・・世の中はどこを見ても、母乳が最高、母乳推進、が強いですね。



私も、とくに５０～６０代以上の方に、「母乳じゃないきゃだめだ」「ミルクをあげてるのは怠けてる」みたいなことを何度も言われびっくりしました。母乳がどんなにいいか・・・と力説されたり。


でも自分がその立場になってみて、どうしてドラッグストアーに必ずミルクが売っているのか、赤ちゃん雑誌に沢山の種類の哺乳瓶の広告がのっているのか、が分かりました！完母が理想だけど、そうはいかない事情がある人がいっぱいいるんだろうな～～～って。



母乳をのんでいる我が子の姿が愛おしい～って聞きますが、私の腕の中で一生懸命哺乳瓶もってミルクをのんでいる娘も同じくらい愛おしいですよ♪





飲みながら寝ちゃった・・・まだ口がミルク飲んでます（笑）




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最後に。

母乳でやせる、体重がもどる、ってよく聞きますが、私は母乳はほとんどあげていないのに、１ヶ月で妊娠前に戻りました。運動もしてないのに現在は元の体重－１kgです。あかちゃんのお世話ってほんと労働、ってことなんでしょうね。