今日もまた群馬の山奥のダムを見に行ってきました。行ってきたダムは、民主党政権で事業中止とか、事業再開とか、いろいろと振り回された「八ッ場ダム」です。「八ッ場」とかいて「やんば」とは、なかなか読めないです。
八ッ場ダムは、政治に振り回されていることから、事業の必要性等を理解してもらうための広報活動が活発に行われています。にわかダムマニアの私としては、それにのっかってきました。八ッ場ダムは、国交省で事業を行っているので、国交省主催のダムツアー(やんばツアーズ)があって、バスでダム現場の見学をさせてくれます。しかも、タダということもあって、休日の予約はずいぶん先まで一杯な状態です。
今回は、この国交省のやんばツアーズと、道の駅、吾妻峡谷がセットになっている関越交通の「八ッ場ダム工事現場特別ガイド付きツアー」に参加してきました。こちらは、タダではなく、3500円。それにもかかわらず、ほぼ満席な状態。なかなか、ダムツアーは好調なようです。
草津温泉のバスターミナルを9:50ごろに出発して、まず行ったのがダムサイトの「ダム見放台」。ここからは、左岸上流側からのダムの建設状況が見られました。ここにも、ダムカードの顔ハメパネルがあったので、写真を撮ってもらいました!
いまのダムの進捗状況。40%ぐらいだと説明がありました。平成31年度完成を目指して、昼夜連続、休日返上で工事を進めているとのこと。夜は工事中のあかりで、幻想的になるそうです。クリスマスにもイベントがあるようです。
つぎに、浅間酒造の観光センターで昼食。いろんなツアー客でごった返していました。ここのレストランで頼んだのが、ダムカレー。八ッ場ダムをイメージしているそうです。
そして、いよいよ国交省の事務所に寄って、ダムの建設現場に入りました。事務所では、八ッ場ダムの必要性などについて説明を受けました。ここで、八ッ場ダムのダムカードをゲット!そして、八ッ場の石をもらいました。ダムを支える基盤の石とのことで、末広がりの形状のため、景気が良いとのことでお守りとしてプレゼントされました。
写真左上のコンクリートプラントで、コンクリートを練ってバケットに積んだコンクリートをクレーンで積み下ろしているとのこと。
現場は、建設機械で一杯。ちょうど、ダンプがバケットからのコンクリートを受けているところです。
これが、コンクリートの輸送に使われるバケット。2人分くらいの高さがありました。こんな大きなバケットをクレーンの操作で、下まで降ろすなんで凄いテクニックです。
つづいて、ダムの下側に移動。下側から見たほうがダムの形状と、進捗状況が分かりやすかったです。
ダムにつながる道路は、もともと国道。ダム建設に伴い国道は寸断されました。JR吾妻線の線路も寸断されました。それぞれ、迂回ルートが作られていますが、既存の道路や線路はそのままの姿でした。ダムの下側に向かうには吾妻線の線路を歩いて向かいました。
ダム見学後は、吾妻峡谷の散策。散策といってもどうろから眺めるだけですが・・・。もう、紅葉の時期は過ぎていました。
吾妻峡谷の散策中に見たのは、日本一短かったトンネル「樽沢トンネル」も見ることができました。JR吾妻線のトンネルとして利用されていました。全長が7m程度で、1車両(20m)より短いトンネルです。崖を崩してしまった方が、工事は楽だったように思えるけれど、きっと、なんかあったのでしょう。トンネルの上に生えている松の木を守る等・・・。
ツアーの最後に、道の駅に寄りました。すぐに売り切れてしまう「花豆入りホイップアンパン&コーヒー」を頂きました。15分ぐらいしかなかったので、よく見られませんでしたが、「八ッ場ダムカレーパン」があるようです。今度来るときは、ぜひ食べたいな。
長野原草津口駅に着いて、特急草津4号で帰ってきました。