20191116霜月の稽古②の床から脱線

2019-11-17 11:15:36 | 稽古記録


 
ハル ~総合商社の女~
と言うドラマを見てこれを掛けたくなりました。

短冊

三井稲子様 和歌
里遠く、、、
(雲遠く と読んだ方も)
全然読めません。


実家の鋼材並びに非鉄金属販売業の父は
三井物産お出入り業者で、
何かにつけて三井様様でした。

住友は嫌い。
就職した会社の指定で給料振込みに住友銀行口座を作りましたら、
貯まったら、他行へ移せと言われました。

三菱なんて新興成り上がり。
相手にしない。

兄の代で仕事が成り立たなくなり、
三和銀行を吸収した○○三菱○○○銀行から融資を受けて
賃貸マンション業に。

マンションが出来て最初のお盆、
父が夢にでてきて
「俺はどこへ帰ればいいんだ」
「月島へ帰れば良いのよ~」

オガラと焙烙を持って実家へ。
迎え火たいて、こっちこっち。
不動産管理 三井不動産  
の看板を見せて、
父も許してくれたでしょう。


この短冊は母のものです。
母方の曽祖父は京都室町三井さんの主治医でした。
母も何かにつけて三井さん。

稲子様の形見に色紙三枚と色紙掛け軸を頂きました。

三つの季節の和歌であろうと、
里遠く 紅葉 とか 
秋らしい左を選びました。

短冊掛けの表具がすばらしいのです。

一文字 




風帯

光琳菊の刺繍と絞り部分の布地は一体です。
一部分が絞りで刺繍染めの技巧をつくした着物。

中回しはいかにも年配の方の着物です。
上下は裏地か?

形見に着物を頂いても寸法が合わず着られない。
直しに出すのも、、、。
結局、箪笥のこやしってよくありますよね。

短冊掛けに仕立て直して、短冊とともに
形見分けする。

さすが、三井家の奥様!

軸先はお出入り陶工の永楽和全(保全?)が作りました。
重いから先だけでなく軸棒全体かもしれません。


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2 コメント

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三井住友 (yuki)
2019-11-23 19:09:57
今は両方の名前の付いた銀行ですね 笑
関東の方は三井 関西は住友

別子銅山の環境復元 や 安宅コレクション寄贈では
住友さんも頑張りましたよ
返信する
yuki様から (Sofo妙淑庵)
2019-11-24 10:39:55
コメント頂いている! と
短冊を読んで下さったと喜んで開きました。
財閥のお話↴

大阪の東洋陶磁美術館には一度行きたいと思います。

短冊を読んで下さ~い!お願いします。
返信する

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