5/4は3年ぶりに二荒山神社へ。
ということで、BGMも映画『甲殻機動隊 Ghost in the Shell』のOSTから「謡Ⅲ-Reincarnation」。
ずいぶん前からキネシオロジーの筋反射テストで行く日を聞いていた。その結果は「5月の4、5日。うちベストなのは4日」。確かにあまり天気に恵まれなかった今年のゴールデンウィークの中で、4日は天気も非常に良くて遠出するには最適な日だった。恐るべし筋反射テスト
3年前は5月の新月に合わせて行ったのだが、曇天の寒い日で、東武日光線はゴールデンウィークにもかかわらずガラガラの状態。現地は小雨が降っていた。
だから今回もそんなつもりで行ったのだが、様相は一変。電車はすし詰め状態で、途中駅から東武日光行きの臨時急行まで出ているほど。その臨時急行に乗り換える客が多かったお陰で何とか座れたが、そうでなければ日光まで2時間立ちっぱなしになるところだった。
東武日光駅の周辺も3年前とはまるで様変わりしている。道幅が広がり、道なりに並ぶ店舗も思い切りモダンなものに変わりつつある。ゆくゆくは駅から東照宮のある御山への道全体をそういうふうに変える計画らしい。以前、何度か立ち寄ったことのある古~い蕎麦屋は、もうなくなってしまっていた。
その道を、いつものように御山へと歩く。そして東照宮の入り口の手前で道を左にそれて、下野国一之宮、二荒山神社へ。
今でこそ日光と言えば東照宮だが、この「にっこう」という呼び名は二荒山神社の二荒を音読みした「にこう」が語源。そして二荒山神社の境内は、鳥居を入った先の社殿などがある、あの範囲ではなく、男体山、女体山を含む日光の御山全体が実は本当の境内だ。つまり東照宮なども境内の一部というわけ。更に言えば、二荒山神社が男体山、女体山を含むことからも、二荒山の「二」とは男女の和合を意味しているとも言われる。だから二荒山神社は縁結びの神としても知られている。
その二荒山神社で、御祈祷を受ける手続きを行う。3年前は人もまばらで、御祈祷も一人で受けたが、今回は御祈祷を受ける人がかなりいるようで、私も別の一家族と一緒に受けることになった。
相変わらず拝殿には何かの強い気が満ちていて、受けるこちらがしっかりしていないと圧倒されてしまいそうなほど。それだけでなく今回は、前方の拝殿からの気だけでなく、座っている私のまわりをグルグル回るような気の存在も感じた。
そうしたものの気配を感じつつも、御祈祷は無事終了。ご祈祷を受けると、本来なら入場料が必要な霊泉なども無料で拝観することができる。いつもの通り水筒を持参して霊泉でお水取りをしてきたのだが、そこに樹齢700年の杉の御神木があったのに今回初めて気づいた。
目を閉じて、しめ縄が施されたその御神木に触れると、心臓の辺り深く響くものがある。同じように御神木に手を触れている他の人たちも、やはり何かを感じるようだ。せっかくなので、その御神木にこれから世界はどうなっていくのかを尋ねてみた。その結果は「激震」。それでも日本は非常に緩やかながら上昇基調にある──と、そんなふうに私には感じられた。
世界を激変させるような大きな変化のうねりは、まだまだ終わってはいないようだ。こんな時代に生きられることが心の底からうれしくてたまらない。あぁ俺はいい時代に遭遇した──本当にそう思う。
そんな幸せを噛みしめつつ、二荒山神社を後にした。
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高澤先生がおっしゃると説得力があります。
震災後感じている不安が少し軽減された気がします。
コメントありがとうございます。
あくまで受け取ったものを私なりに解釈したものなので、話半分に見ておいてくださいませ。
ただ私自身、日本の将来を全然悲観的だと思っていませんが。