深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

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衝動について

2024-07-17 18:04:55 | 一治療家の視点
(特にスピリチュアル系の)自己啓発書やビジネス書などに、しばしば「あなたにとっての夢/本当にやりたいこと/ワクワクするものを探しましょう」といったことが書かれていて、私も結構それに感化されてきた。しかし、谷川嘉浩はこの『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』の中で、そうした考え方を真っ向から否定する。 つまるところ、「将来の夢」は、世間や周囲の人が「正解」だと信じていて、あなたに言ってほしいこと . . . 本文を読む
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「エネルギーを通す」という方法

2024-04-17 21:15:07 | 一治療家の視点
施術していると、しばらく忘れていた昔教わった方法を、ある瞬間にふと思い出す、ということがある。そしてそういう場合、ダメ元で使ってみると、意外なほど効果があることが多い(だから、いろいろ勉強しておくことはムダじゃない)。 最近もそういうことがあった。そこでふと思い出して使ってみたのは、「エネルギーを通す」というもので、これは以前セミナーで教わった。やり方は、施術者が相手の体の任意の2箇所に指あるい . . . 本文を読む
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専門家は断言しないが半可通は断言する

2023-11-15 18:27:36 | 一治療家の視点
新型コロナのパンデミックに世の中が騒然としていた頃のこと。昼のある情報番組で新型コロナが今後どうなっていくかについて専門家に話を聞いた際、出演した専門家が「これはいろいろな条件によって変わっていくので、明確なことは言えない」と答えたのを、MCがちょっと皮肉を込めて「専門家なら『こうだ!』とズバッと答えてほしいですよね」と言いながら引き取ったのを見たことがあった。このMCに限らず、「専門家」と称する . . . 本文を読む
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「完備性」を整える

2023-10-18 15:48:49 | 一治療家の視点
何らかの不具合というのは身体症状として出るので、その原因はまず物理的な身体の異常として追求される。中には原因を聞いても「骨格(背骨、骨盤)が歪んでるから」、「神経が圧迫されてるから」としか答えない(答えられない?)ひどい治療家もいるが、そういうエセ治療家はともかく、体に出ている症状の原因を解剖学、生理学的な切り口で探ることは極めて真っ当なやり方だ。 けれども、そうした切り口だけでは原因が捉えられ . . . 本文を読む
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『呪術廻戦0』のアレ

2023-07-27 13:00:39 | 一治療家の視点
初めて見た時からアレがずっと気になっていた。『劇場版 呪術廻戦0』で夏油傑(げとう すぐる)が結んでいた印(いん)のことだ。 これを読んで「え? そんなシーンあったっけ?」などという人は、僭越ながら多分『呪術廻戦0』をちゃんと見れてないんじゃないかと思うので、見直してみてほしい。 私は『呪術廻戦』の原作を読んでおらず、この印を結ぶシーンが原作にもあるのかどうか知らない。けれど、アニオリでわ . . . 本文を読む
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象徴機能と身体-幻想的身体論 2

2023-03-18 14:33:31 | 一治療家の視点
竹田青嗣の『新・哲学入門』をネタ本に、竹田が展開する身体論について見ている。「1」では、レヴィ=ストロースの考察に基づく「象徴機能」の構造について述べた。 ここで「哲学の再興」をうたう竹田が、なぜ身体論といったものにここまで深く関わるのか、ということについて述べておく必要があるだろう。本書における竹田の主張は次のようなものだ(以下、太字は本書からの引用)。 哲学とは言葉による「世界説明」である . . . 本文を読む
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象徴機能と身体-幻想的身体論 1

2023-03-15 17:01:40 | 一治療家の視点
#竹田青嗣 #レヴィ=ストロース #サイモン・シン #代替医療 . . . 本文を読む
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あまりメガネをしなくてもよくなる

2023-02-28 18:47:53 | 一治療家の視点
一応最初に断っておくが、これはステマ(ステルス・マーケティング)ではない。 最近、気がつくとメガネをかける頻度が大幅に減った。以前は、PCで作業するにしても本や新聞を読むにしても、メガネがないと始まらないという感じだったのが、今は逆にメガネをしない方が見やすいので(といっても、若い時のようにシャープには見えないが)、重要な書類を書く時などを除いてメガネはしていない(現にこの文章もメガネなしで書い . . . 本文を読む
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適切な薬を服用すればカゼは7日で治るが、放っておくと治るまでに1週間かかる

2023-01-28 23:48:31 | 一治療家の視点
統計学者のジェフリー・S・ローゼンタールが世の中の不可解で理不尽な出来事を統計学の立場から解き明かした本、『それはあくまで偶然です』。その第18章「ここらでちょっと一休み──ラッキーなことわざ」には、運や偶然にちなんだ、さまざまなことわざやアフォリズム(箴言)が集められている。 その中の1つに With proper medication you can cure cold in seven . . . 本文を読む
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「なんちゃってマキマ方式」の話

2022-12-13 14:50:44 | 一治療家の視点
アニメ『呪術廻戦』には施術(治療)に使えるネタがいくつもあって、そうしたものを記事にしてアップしてきたが、アニメ『チェンソーマン』は、物語の内容は『呪術廻戦』と被る要素が多いのに使えるネタが全然なくて、見ていて不満だった。 けれど、第9話に出てきたアレは施術メソッドとして見ても、とても興味深いものだ。 それについて書くには、『チェンソーマン』という物語についてネタバレなしで、ちょっとだけ触れて . . . 本文を読む
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