鼻から猫の毛

札幌から東京にやって来たババア一人、猫一匹

個人情報が人を殺す

2012-03-28 06:02:34 | 日記
以前、札幌で知的障害の妹とお姉さんの二人が
誰に知られる事もなく死んでいたというニュースがあった。
ガスも止められていたし
周りの人に「お金を貸して下さい」と言っていたり
生活保護を受ける相談をしていたり
どう考えても、彼女たちが死ぬ前に何かしら出来たはずなのだが
そこに立ちはだかったのは「個人情報」という壁だった。

ガスが止められておかしいなと思っても
個人情報なので大家さんに連絡することは出来ない。
姉が生活保護の申請を相談したすぐ近くには
妹の障害年金を管理する担当課があるけれども
お互いが情報の共有を出来ない。

ガスがとめられてておかしいなって思うんだ、と思った。
都会だと、「引っ越したのね」とか
あまり重く考えないのかなって思ってたので。
”おかしいけど放っておく、だって個人情報だもん。”
これっておかしくないかね?
最低限大家さんには伝えた方が良くね?

何でもかんでも個人情報っつってるけども。
本来やるべき仕事を放棄している気がするのね。
っていうか個人を守るシステムになってない気がする。
誰かれ構わず話せっつってるわけじゃないけれども。
最近は倫理を欠いた人間が公務員にも多いけれどもさ。
おかしくない?個人情報保護法って
内容よりも言葉が一人歩きしてない?

なんだかなー、な世の中。