あたいはカムイ師匠を病院に連れて行く時
タクシーを使います。
いつも診て貰っている病院2か所が
真逆の方向に位置するので
1か所ずつしか行けないけれど
双方良いところがあり助かっております。
さてそんな病院通いで
思わぬ収穫をするのが、タクシー運ちゃんとの会話。
昨日、病院から帰る時の運ちゃんは
結構な老人で、フガフガな感じでしたが
運転はビックリするくらいのスムーズさ!
遠心力で猫ともども「ググッ」となることもなく
まことに素晴らしい乗り心地でございました。
すげーこの爺さん!と思いました。
でも乗りこむ時に車走り出してビックリしたよ。
片足はタクシーに乗ってたので、「ちょ!」と思いました。
先週の行きの運ちゃんは
いかにも愛想が良い、でも物静かな素敵な紳士でした。
楽しい時間だったわーと診察行って
帰りに乗った運ちゃんが、乗った瞬間に「あれ」と思う。
どうしたオジさん、何があってのその負オーラ。
猫は嫌いじゃなさそう。
「なにネコですか」との質問に、もと野良猫ですと答える。
「お前は幸せ者だな」と何度も言って
ぽつぽつと、自分のことを話し出す運ちゃん。
生き物は飼い主によって人生を変えられてしまう。
血統証つきの犬を、ペットショップで買って
家に帰ったら動物飼えないって言われた医者の娘が
保健所に持って行った犬を引き取ることになった話、
ペットショップでラブラドールを買ったけれど
大きくなって手に余すから要らなくなったと
友達に言われて引き取った話。
「今は犬を飼ってないけれど、飼いたいと思ってるんですよ。
でも、保健所とか行けない。
どの子を選んだらいいのか、必死の犬たちの声を聴いて
1つなんて選べないんです」
運ちゃん、めちゃ苦しそう。
彼の苦しみは本当に犬だけだろうか。
いやいや必死に吠えてる犬は、
まだ元気な方では~とか思ったけれど
茶化すことも出来ないくらいのオーラ全開でしたので
預かりさんとか、ボランティア団体さんとか、あるじゃん?
そういうのはどうよ?と
いかにも軽く言ってみたけれど、彼の気持ちは塞ぐばかり。
家について、降りる時に運ちゃんが
「最後にこの子の顔を見せて下さい」と言って来たので
キャリーケースの出口の部分を運ちゃんに向けて見せた。
いや・・・最後て・・・。
「幸せにな。さようなら」
はははーと笑いながら「またねって猫も言ってますよ」と言って
降りようとした時に、彼はまた「さようなら」とポツリ。
降りて建物に入る前に
でんじろうから貰った、M基金カレンダーを手に持っていたのを思い出す。
運ちゃん待ってー!!!と叫んで車を止める。
ほぼほぼ”猫抱えての飛込み”状態。
運ちゃんがビックリして車を止める。
「これ!あげる!」と
無理やり渡す犬のカレンダー。
運ちゃんが、ちょっと笑って「ありがとう」と言ったのを見て
祈りにも近い気持ちにもなった。
M基金カレンダーの裏には、
里親募集と支援募集とURLが載ってたから
それに気づいて何か行動のきっかけになればなと。
彼の闇が何なのかはわからないけれど
光の兆しが見えますように。
何かしら気に掛ける誰かに気づいて
生きる希望を見出しますように。
余計な事かもしれないけれど
なんかそういう気持ちでずっと
タクシーが過ぎるのを見てましたとさ。
タクシーを使います。
いつも診て貰っている病院2か所が
真逆の方向に位置するので
1か所ずつしか行けないけれど
双方良いところがあり助かっております。
さてそんな病院通いで
思わぬ収穫をするのが、タクシー運ちゃんとの会話。
昨日、病院から帰る時の運ちゃんは
結構な老人で、フガフガな感じでしたが
運転はビックリするくらいのスムーズさ!
遠心力で猫ともども「ググッ」となることもなく
まことに素晴らしい乗り心地でございました。
すげーこの爺さん!と思いました。
でも乗りこむ時に車走り出してビックリしたよ。
片足はタクシーに乗ってたので、「ちょ!」と思いました。
先週の行きの運ちゃんは
いかにも愛想が良い、でも物静かな素敵な紳士でした。
楽しい時間だったわーと診察行って
帰りに乗った運ちゃんが、乗った瞬間に「あれ」と思う。
どうしたオジさん、何があってのその負オーラ。
猫は嫌いじゃなさそう。
「なにネコですか」との質問に、もと野良猫ですと答える。
「お前は幸せ者だな」と何度も言って
ぽつぽつと、自分のことを話し出す運ちゃん。
生き物は飼い主によって人生を変えられてしまう。
血統証つきの犬を、ペットショップで買って
家に帰ったら動物飼えないって言われた医者の娘が
保健所に持って行った犬を引き取ることになった話、
ペットショップでラブラドールを買ったけれど
大きくなって手に余すから要らなくなったと
友達に言われて引き取った話。
「今は犬を飼ってないけれど、飼いたいと思ってるんですよ。
でも、保健所とか行けない。
どの子を選んだらいいのか、必死の犬たちの声を聴いて
1つなんて選べないんです」
運ちゃん、めちゃ苦しそう。
彼の苦しみは本当に犬だけだろうか。
いやいや必死に吠えてる犬は、
まだ元気な方では~とか思ったけれど
茶化すことも出来ないくらいのオーラ全開でしたので
預かりさんとか、ボランティア団体さんとか、あるじゃん?
そういうのはどうよ?と
いかにも軽く言ってみたけれど、彼の気持ちは塞ぐばかり。
家について、降りる時に運ちゃんが
「最後にこの子の顔を見せて下さい」と言って来たので
キャリーケースの出口の部分を運ちゃんに向けて見せた。
いや・・・最後て・・・。
「幸せにな。さようなら」
はははーと笑いながら「またねって猫も言ってますよ」と言って
降りようとした時に、彼はまた「さようなら」とポツリ。
降りて建物に入る前に
でんじろうから貰った、M基金カレンダーを手に持っていたのを思い出す。
運ちゃん待ってー!!!と叫んで車を止める。
ほぼほぼ”猫抱えての飛込み”状態。
運ちゃんがビックリして車を止める。
「これ!あげる!」と
無理やり渡す犬のカレンダー。
運ちゃんが、ちょっと笑って「ありがとう」と言ったのを見て
祈りにも近い気持ちにもなった。
M基金カレンダーの裏には、
里親募集と支援募集とURLが載ってたから
それに気づいて何か行動のきっかけになればなと。
彼の闇が何なのかはわからないけれど
光の兆しが見えますように。
何かしら気に掛ける誰かに気づいて
生きる希望を見出しますように。
余計な事かもしれないけれど
なんかそういう気持ちでずっと
タクシーが過ぎるのを見てましたとさ。