海外医療情報センター

当センターは、海外での旅行や仕事中の思いがけない病気・ケガの医療サポートやご遺体搬送などをさせていただいてます。

海外医療情報センターってどういう意味ですか?

2013-10-31 10:29:05 | 旅行
International=海外 Medical=医療 Information=情報 Center=センターの略です。

近年の国際化の中で海外で活躍されている日本人ビジネスマンやその家族、海外旅行者を含む方々に万一の際に必要とされる手助けを国を越えて駆け付けるのが我々の役目です。

また、これから海外に行かれる方々に海外での医療の実情を情報として提供したりするのも行っております。



最近は日本で治らない病気を海外へ赴いて治療を受ける患者さん達が非常に多くなってきております。

先進医療もあればドナーの豊富な海外での臓器移植を受ける方も多いのも実情です。

そんな方々への情報提供や手助けをしております。




ご連絡は海外医療情報センター ホームページからどうぞ



*********************************************************************

タイの病気発症件数推移
分かっていれば未然に防げる病気もきっとあるはずです。
2011年 病気発生件数
1 急性下痢症
2 不明熱
3 肺炎
4 出血性結膜炎
5 食中毒
6 水痘
7 デング熱
8 インフルエンザ
9 結核
10 性行為感染症

衛生面でまだまだ不安なタイ国です。ダントツの発生件数で推移しているのが主たる原因がウイルスなどの急性下痢症です。急性下痢症となるのは、何も魚介類や肉類からだけではないのです。

タイ政府の過去発表データから
1.ラーブ・ラーブコイ(東北風の生肉のサラダ・マリネ)
2.ヤム・クン・テン(生小えびのピリ辛サラダ)
3.ヤム・ホイ・クレェン(生赤貝のサラダ)
4.カニの炒めご飯
5.ココナツミルクを利用する料理・お菓子(写真はトム・ガー・ガイ)
6.カノン・チーン(タイ風カレーそうめん)
7.カオ・マン・ガイ(鶏肉ご飯)
8.ソムタム (パパイヤサラダ)
9.野菜サラダ
10.氷

 パパイヤのサラダで知られる「ソムタム」やココナッツミルクを使った「トム・ガー・ガイ」でお腹を壊した人も少なくないようです。
「なるべく作りたての料理を食べるようにして、食事の前には必ず手を洗って下さい。」とのことです。私達は気をつけることしか出来ませんが、生食・加熱不足による食中毒にはお気をつけ下さい。

 問題は食材その物の鮮度や店の衛生管理です。もともと著しく鮮度が落ちていたり、不安定な状態で長期間保存していたものは、いくら精肉や生の魚介類を使っていなくても黄色信号です。

 もう一つは、旅行中に暴飲暴食や過度の睡眠不足はそもそも身体が受け付けてくれません。美味しい料理を満喫したかったら、体調管理も大事ですね。

 下痢症に続いて発症件数が多かったのが、発熱(不明熱)や肺炎です。こちらもリズムを崩した食生活や睡眠不足が原因であることが多いそうです。

 ランキング4位にある急性出血性結膜炎も気になるところです。
結膜炎は細菌から来るものとウイルスが原因のものがありますが、厄介なのはウイルス性結膜炎である急性出血性結膜炎です。有効な点眼薬がないため治癒に日数を要する場合が多いです。免疫力が低下して、細菌による混合感染をおこす場合もあるといいます。むやみに目を掻かないなどの注意が必要です。

ただ、下位で死亡件数も少ないからといって、安心は禁物。

穏やかな気候ながら、旅行者にとっても滞在者にとってもちょっぴり心配なのが、病気に罹った時の対応です。海外旅行者保険や医療保険など万が一時の対策は万全に採っていても、どんな病気が多いのか、どんな症状に見舞われるのかまでは意外と知らない事があると思いますのでご参考にしてください。


ご連絡は海外医療情報センター ホームページからどうぞ

*********************************************************************
海外療養費について

海外旅行等に出かけた人が、病気やけがで海外の病院等で治療を受けた場合、支払った医療費の一部が払い戻される場合があります。

【支給範囲】
支給が受けられるのは、その治療が日本国内の保険診療として認められた治療である場合です。
次の場合は除かれます。
1.保険のきかない診療、差額ベッド代。
2.美容整形。
3.高価な歯科材料や歯列矯正。
4.治療を目的に海外へ行き治療を受けた場合。(心臓・肺等の臓器の移植)
5.自然分娩も保険医療対象外。
6.交通事故やけんかなど第三者行為や不法行為に起因する病気・けが。

【支給金額】
海外の病院等での治療費は各国によって異なります。
海外療養費の額は、日本国内での同様の病気やけがをして国民健康保険で治療を受けた場合を基準にして決定します。(標準額)
また、支給額算定の際には、支給決定日の外国為替換算率(売レート)が用いられます。

実際の医療費が、日本国内での保険診療費より低い場合
 支給額 : 実際の医療費-(実際の医療費 × 一部負担割合)
 実際の医療費が、日本国内での保険診療費より高い場合
 支給額 : 日本国内での保険診療費(日本国内での保険診療費 × 一部負担割合)

【申請および支給までの手順】
1.国外に行く前に、役所の窓口で「診療内容明細書」「領収明細書」の用紙を受け取り、国外に携帯してください。

  事後申請時は、役所でお受け取りください。

2.海外で疾病にかかった場合、治療費の全額を医療機関に支払い、領収書を受け取ります。
  「診療内容明細書」「領収明細書」を医師に記入してもらい、受け取ります。
  なお、月をまたがって受診した場合、1ヵ月単位で作成してもらってください。

  「診療内容明細書」「領収明細書」が外国語で作成されている場合は、日本語の翻訳文を
  添付して提出することが義務付けられています。

  日本語翻訳は海外医療情報センターにご連絡ください。

3.帰国後、必要書類を持参し、海外療養費の申請をしてください。

4.国保連合会で書類を審査し、日本国内で同様の治療をした場合にかかる保険診療の範囲内で支給額を決定します。
5.支給は、申請月から2ヵ月後の月末までに世帯主の口座へお振込いたします。

  請求期限→治療費を支払った日の翌日から起算して2年間です。お気を付け下さい。

【必要書類】
1.療養費支給申請書
2.診療内容明細書:診療内容等がわかる医師の明細書。
3.領収明細書(医科、調剤・歯科用):内訳がわかる領収書。
4.診療内容明細書と領収明細書の日本語訳文。(翻訳者の住所・氏名が記載され、押印されているもの。)

  日本語翻訳は海外医療情報センターにご連絡ください。

5.海外の医療機関に全額治療費を支払った領収書。(原本)
6.世帯主の印鑑。(朱肉を使うもの。)
7.世帯主の銀行口座がわかるもの。(郵便局以外の口座)



ご連絡は海外医療情報センター ホームページからどうぞ