とあるお客様とのやりとりです。
参考になるかもしれませんので、実際のテキストを
可能な限り載せてみます。
「Y様よりのお便り」
8月3日
鹿皮エッジ届いた時は随分早いなと思いました。
直ぐ補修にかかり、直りました。もう何年もまともな音でなかったので、beforeの状態がよくわかりませんが、力強い音が出てきたことは間違いありません。
弱音での歪みが気になりますが,これは紙コーンの所為か?
いずれにせよ早い納入を感謝しています。同封コピーもStereoの記事と共に参考になりました。
「サウンドナチュラーレからの返信」
感想もいただき感謝いたします。
弱音の歪みというものはびりびりくるものでしょうか?
By はちや@サウンド・ナチュラーレ
「Y様からの返信」
音量が大きいとマスキングされるのか聞こえなくなりますが、音量が小さいと目立ちます。チェロソナタを聴くと特にピアノの音に濁音が入る感じと反響が入る感じがします。パイオニアのバフレフで中の上下、背面にガラスウールが貼ってありますが、もっと吸音材を入れたが良いのでしょうか?
「サウンドナチュラーレからの返信」
それは、ボイスコイルが、ボイスコイルギャップに正確に入ってないのではないか
ご確認ください。
By はちや@サウンド・ナチュラーレ
「Y様からの返信」
生まれて初めてスピーカーユニットをいじった未経験者です。貴重なご忠告有り難う御座います。
昨日最初にいじった右側のスピーカーにガラスウールを結構詰めてみました。少し良くなった感じはしましたが、左右聞き比べて明らかに左は正常。右のみ異常と判明していました。鳴らしてみてエッジの下部分を押さえると雑音が変わることは確認。接着不良がないことも確認。後はエージング?と放置。
今日のメールを見て再度開け、ユニット取りだし。コイル部分密閉されていて手が付けられず。枠を持ってエンクロージャーに枠部分をぶっつけて振動を与え、暫く平において低音楽曲を強音で鳴らし。非常に改善。ガラスウールは取り出し、ユニットを縦に取り付け閉めて聴く。改善だが音量を弱くするとやはりかすかに雑音が気になる。わずかのセンターずれと思い、エッジの上側をガスケット側に何回か押しつけるようにして引き上げ。それで運良く弱音時の雑音も消えました。成功です。
エッジ接着の際、平にして引っ張らないよう鹿皮を乗せたつもり。接着後も1日平に放置してから取り付けました。でも結果的に上下どちらかにセンターがずれていたようですね。施工上の理由の他、エッジ無しで長期間放置してあったので下に下がっていたと言うのも考えられます。それにしても微妙なモノですね。
いずれにせよ感謝、感謝です。
「サウンドナチュラーレからの返信」
ご連絡ありがとうございます。
修正が出来て良かったですね。
よろしかったら、この経緯をホームページにコピーしてもよろしいでしょうか?
ご協力よろしくお願い申し上げます。
By はちや@サウンド・ナチュラーレ
「Y様からの返信」
お礼代わりにお使いください。2点コメントを付けます。
1:特に最後にエッジを押しての調整は鹿皮の利点が出ているのではと思います。江川さんがその点を強調されるも良いのでは?
2:作業の資料としては雑誌Stereo7月号と鹿皮に添付して下さったコピーを参考にしましたが、いずれもコーンの芯出しチェックについては何も書いてありません。
ユニットの構造にも依るでしょうが、平において鹿皮をおく前に、センターコーンを少し揺するとかチェックの仕方がないのでしょうかね?
普通の物差しでは判り難い芯ですが、これまでのご経験からあれば、それも役立つ情報だと思います。
以上蛇足です。本当に有り難う御座いました。いろんな音量で聴いて楽しんでいます。
以上、貴重なお客様のはじめての鹿皮エッジ修復の体験断です。
通常、コーン紙の芯出しチェックはものによりますが、
もし張替えた後にビリビリした音が鳴る場合は要チェックです。
新しい鹿皮エッジで素晴らしい音楽をまた数倍にも楽しめますように。
江川工房・サウンドナチュラーレではエッジの張替え代行も
承ります。お気軽にお問い合わせください。
参考になるかもしれませんので、実際のテキストを
可能な限り載せてみます。
「Y様よりのお便り」
8月3日
鹿皮エッジ届いた時は随分早いなと思いました。
直ぐ補修にかかり、直りました。もう何年もまともな音でなかったので、beforeの状態がよくわかりませんが、力強い音が出てきたことは間違いありません。
弱音での歪みが気になりますが,これは紙コーンの所為か?
いずれにせよ早い納入を感謝しています。同封コピーもStereoの記事と共に参考になりました。
「サウンドナチュラーレからの返信」
感想もいただき感謝いたします。
弱音の歪みというものはびりびりくるものでしょうか?
By はちや@サウンド・ナチュラーレ
「Y様からの返信」
音量が大きいとマスキングされるのか聞こえなくなりますが、音量が小さいと目立ちます。チェロソナタを聴くと特にピアノの音に濁音が入る感じと反響が入る感じがします。パイオニアのバフレフで中の上下、背面にガラスウールが貼ってありますが、もっと吸音材を入れたが良いのでしょうか?
「サウンドナチュラーレからの返信」
それは、ボイスコイルが、ボイスコイルギャップに正確に入ってないのではないか
ご確認ください。
By はちや@サウンド・ナチュラーレ
「Y様からの返信」
生まれて初めてスピーカーユニットをいじった未経験者です。貴重なご忠告有り難う御座います。
昨日最初にいじった右側のスピーカーにガラスウールを結構詰めてみました。少し良くなった感じはしましたが、左右聞き比べて明らかに左は正常。右のみ異常と判明していました。鳴らしてみてエッジの下部分を押さえると雑音が変わることは確認。接着不良がないことも確認。後はエージング?と放置。
今日のメールを見て再度開け、ユニット取りだし。コイル部分密閉されていて手が付けられず。枠を持ってエンクロージャーに枠部分をぶっつけて振動を与え、暫く平において低音楽曲を強音で鳴らし。非常に改善。ガラスウールは取り出し、ユニットを縦に取り付け閉めて聴く。改善だが音量を弱くするとやはりかすかに雑音が気になる。わずかのセンターずれと思い、エッジの上側をガスケット側に何回か押しつけるようにして引き上げ。それで運良く弱音時の雑音も消えました。成功です。
エッジ接着の際、平にして引っ張らないよう鹿皮を乗せたつもり。接着後も1日平に放置してから取り付けました。でも結果的に上下どちらかにセンターがずれていたようですね。施工上の理由の他、エッジ無しで長期間放置してあったので下に下がっていたと言うのも考えられます。それにしても微妙なモノですね。
いずれにせよ感謝、感謝です。
「サウンドナチュラーレからの返信」
ご連絡ありがとうございます。
修正が出来て良かったですね。
よろしかったら、この経緯をホームページにコピーしてもよろしいでしょうか?
ご協力よろしくお願い申し上げます。
By はちや@サウンド・ナチュラーレ
「Y様からの返信」
お礼代わりにお使いください。2点コメントを付けます。
1:特に最後にエッジを押しての調整は鹿皮の利点が出ているのではと思います。江川さんがその点を強調されるも良いのでは?
2:作業の資料としては雑誌Stereo7月号と鹿皮に添付して下さったコピーを参考にしましたが、いずれもコーンの芯出しチェックについては何も書いてありません。
ユニットの構造にも依るでしょうが、平において鹿皮をおく前に、センターコーンを少し揺するとかチェックの仕方がないのでしょうかね?
普通の物差しでは判り難い芯ですが、これまでのご経験からあれば、それも役立つ情報だと思います。
以上蛇足です。本当に有り難う御座いました。いろんな音量で聴いて楽しんでいます。
以上、貴重なお客様のはじめての鹿皮エッジ修復の体験断です。
通常、コーン紙の芯出しチェックはものによりますが、
もし張替えた後にビリビリした音が鳴る場合は要チェックです。
新しい鹿皮エッジで素晴らしい音楽をまた数倍にも楽しめますように。
江川工房・サウンドナチュラーレではエッジの張替え代行も
承ります。お気軽にお問い合わせください。