サウンド・ナチュラーレ 工房猫のつぶやき

工房猫の作業の日々。某有名弦楽器サロンで見習いの時の話を絡めて、オーディオ関係の作業や音楽について書いています。

のだめ効果

2009-04-26 23:57:18 | ケーブル
某ヴァイオリン工房見習い期間に、ずっと聴いていたのは

ベートーヴェン。古いCDラジカセで聴いてました。

というのも、先輩親方がベートーヴェン好き。


英雄とか、朝から夕方まで聴いてました。


そして私も好きになったのですが、ベートーヴェンを。


今日、びっくりしたのが、工房猫の実姉が、工房にある

BOSEから流れるレコ芸の付録CDを聴きながら、

「ん~・・・。いいよねベトしち・・・。」

「え?」

姉はピアノはバイエルで終わり、そしてまったくクラシックとは

かけ離れていたと思ったのに。そういえば、最近やたらサンプルCDを

あさりに来ていましたが。


「のだめでさ~。ベトしちが好きになったのよ。」

おお~そうか、こんな処にも、「のだめ効果」が及んでいたんだと

再確認しました。



また、クラシック音楽が高尚なもの。ではないってことは、

私自身、金持ちでもセレブでも無いのですが、それに子連れコンサート

企画とかやっていて、でも、まわりから見たら「ずいぶん優雅なことを

やっているんですね。」と雲の上の人みたいなことを言われたりも

します。

クラシック音楽をもっと知ってもらいたい、つい先日も
アテフ・ハリムさんのヴィターリのシャコンヌを聴いていて、
この音楽を知って、生きていくのと、知らないで生きていくのは
おそらく、すごいプラスなものを、もらい損ねたということ
なんだろうと思いました。


5月は杉並区、春の自殺予防月間です。

知り合いが映画「地球交響曲第五番」を自主上映します。

日程 5/10(日)立教女学院・聖マリア礼拝堂
12:00会場12:30上映
参加費:500円
主催:杉並・地球交響曲第五番上映実行委員会
http://gaiano5.blog10.fc2.com/


就学前のお子さんも参加可能なので、ぜひ、お子さんがちいさいかたも
参加してみてください。

スピーカーエッジ修理

2009-04-24 06:20:00 | オーディオ 環境
一昨日はオーディオ雑誌の取材でした。

現場に行くと、でーんとJBL4343がお座りになられていて、

エッジはすでにぼろぼろに崩壊して、ありませんでした。

つまり、エッジ交換の取材です。


4時間ほど作業して、きれいにおさまり、鳴らしてみて

おお~と取材陣は感嘆の声。


ウレタンエッジって、5年くらいでダメになるらしいですね。

お手もとのスピーカーのエッジ、カバーをはずして

ご確認してみてください。

10年もたつと、風化して崩壊・・・。

今回はいかにエコにきれいにエッジをはるかについても

淡々と語る江川三郎先生。

(やはりかつての取材の二番煎じではありませんでした。

常に新しいアイデアを追求する先生です。)

そのもとでせっせと作業する工房猫・・・。

JBL4343のエッジ修理なら任せてください。


重たくて、腰が痛いですが、楽しく作業しました♪

この記事は、6月には音楽之友社のステレオに掲載されるようです。


自分ではエッジ修理する時間がないよという方には

サウンド・ナチュラーレでも請負しております。

http://www.egawakobo.jp/shopdetail/010000000001/price/

5月のオーディオ講座の日程が変更になりました。

第4土曜日の 5月23日土曜日 11:00-12:00 男性参加費1000円

オーディオ講座の前にヴァイオリンのアジャスターの体験会を

行います。

5月23日土曜日 10:00-11:00 参加費無料
ご来場者には2000円相当のヴァイオリングリース、こちらも
目からうろこの体験ができます。













マンドリンとリュートのカルテット (CD)

2009-04-18 10:14:18 | オーディオ 環境
本日は荻窪のかふぇでオーディオ講座。

ちょっと持ち込むCDを選んだりしています。

ここのところ、気に入って聴いているのが、6月発売予定の

アテフ・ハリムさんのCD。子連れコンサートでもお世話に
なっておりますが、

日本でもう15年も活動をしているソリストの方です。

このCDはフランスで活動していた時の録音とのことですが、

またいつもと違った雰囲気で、とても軽やかで、心が

うきうきしてきます。

アテフ・ハリムと仲間達Ⅱというタイトルですが、

楽しい仲間という感じです。

弦とはじくリュートやマンドリンの組み合わせはとても
珍しいそうです。

販売元:ナミレコード
発売元:A&A art


ちょっと土曜日の朝、すがすがしく講座を始めたいと思います。




オーディオ講座

2009-04-16 16:16:20 | オーディオ 環境
4月18日土曜日
AM11時~12時
場所:かふぇ&ホールwith遊 (JR荻窪から徒歩8分)

対象:オーディオマニアだけでなく、CDやipodで音を楽しみたい。
という方であれば、ぜひご来場ください。


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「究極のニアリング・フィールドリスニング」

オーディオ評論家歴50年。江川三郎オーディオ講座は秋葉原で毎週木曜に開催されていましたが、秋葉原を飛び出して、地元杉並でテスト開催されることになりました。
秋葉原ではアナログの会など、SPやLPを持ち込んでの会ですが、 今回はipodなど身軽に音を楽しむということで、ipodやCDをお持ちください。
オーディオ雑誌「レコード芸術」にも書いたあのスピーカーでの試聴&実験をみなさんに 提案&実験してみたいと思います。

◎ 講師:江川三郎 昭和7年生まれ 杉並住民歴70年?
     オーディオ評論・研究 執筆「Stereo」「レコード芸術」「オーディオアクセサリー」2006年には、名古屋のカルチャースクール中日文化センターにて講師を務める。お酒が大好き。


◎ 会費:1000円  女性無料!

◎ 予約:090-8462-4116 (スタッフ蜂谷まで)
もしくはs-egawa@gol.comまで「オーディオ講座希望」とメールをください。
   氏名、年齢、性別など

★ 女性の参加もお待ちしております! 新しい音楽の世界が広がります。
 ★ オーディオはまだまだ始めたばかりという方にももってこい、安くて、軽くて、それでも音が良い。そんな提案です。
★いつも視聴しているCDやipodをお持ちください。





ヴァイオリン・アジャスター 体験会

2009-04-02 04:44:48 | ヴァイオリン・アジャスター
春の嵐ですね。

まだ桜の開花がそう進んでいないので、桜の花が散るダメージはそうないと
いいなあと思っています。

つい先日、飛び込みでわが工房にいらっしゃったA氏。インターネットは得意では
無いのでということで、お電話で問い合わせをされ、数時間後には工房に
いらっしゃいました。

目的は、サウンド・ナチュラーレ特製のアジャスターを試すため。


ヴァイオリンってケアすれば、するほどいいというものではないと
思います。とてもよい調整で、それをくずしてしまっては、またその
お気に入りの音が出るというものではないと思います。

でも、いつも思うのですが、ヴァイオリン本体はきれいにして鳴らして
欲しいなあと思います。A氏のヴァイオリンはとてもきれいに磨かれて
いてご自身の人柄がすぐに見てとれました。
ナチュラーレでも扱っていますが、完成されたニスには、自然な
セーム(鹿皮)の皮などでやさしく拭いてあげることが一番いいと思います。
シリコンなどが添加されているとシリコンの音がするわけではないと
思いますが、微妙な変化がそのうちに出てくると思います。

(そういうば、かつてシリコンを髪に塗るというの大ブレイクしたなあ
と思い出しました。あの商品はどこにいったのかしら。80年代の
遺産ですね。)

結果、E線のアジャスターを数分で取り替えて、とてもA氏のヴァイオリンには
よかったです。

開放弦だけでわかります。

音がのびやかになり、その結果、音も大きくなる。
またE線だけではなく、G線D線ももちろんよくなりました。


A氏には、もちろん、取り替える前と取り替えた後のAB比較をして
いただきました。


これはとても面白いので、一度、一般向けに体験会を
やりたいと思っています。

日程を組みました。

日程変更!5月16日土曜日→ 5月23日土曜日
AM10時~11時
場所:かふぇ&ホールwith遊 (JR荻窪から徒歩8分)

対象:ヴァイオリンの音に満足はしているけど、買い替えを考えている方。 
   もしくは、音がちょっとこもっているような感じがあると考えている方。
   全く問題はない、でもアジャスターに興味がある方。

当日、体験会に来ていただいた方には、弓のグリース(定価2千円)を無料でお持ちいただいた弓1本にお着けします。
こちらの体験だけでも満足してしまう!!!という工房の自慢の品です。

ご予約は、こちらまで、ご連絡ください。
info@egawakobo.jp