最近工房のパソコンがおだぶつしました。電源が入らないくらい重傷です。バックアップを怠っていたので、製品の注意書きなど、全てのドキュメントを再度打ち直して、また印刷し直すことになりました。
そこで、打ち直していたのが制振パテの商品説明書き。
江川先生のオーディオに対しての姿勢が特に現れていて、なんだかblogにも紹介したくなりました。
5グラムで2500円(税抜き)驚くほどに細かな音が聞こえてきたのを過去の実験でやったのを思い出しました。ぜひお休みの楽しみに購入してみてください。
下記商品説明………………
製品は微粉末状なので、使用する直前に接着剤等の媒体を用い、硬化前にパテ状にして使用します。
● 媒体…セメダイン スーパーエックス(X2)など
● 混ぜる分量…媒体に対して3対1の比率(例…しずくほどのセメダイン液に耳かき一杯ほどの制振パテ)
透明プラスチック粘着テープの上につま楊枝などの先の細いものを使用して混ぜます。混ぜると透明なセメダインがグレーに色が変わるくらいです。
☆注意:まぜすぎるとお団子状態になり、伸びが悪く、塗りにくくなります。少量を段階で混ぜるのがお勧めです。もし間違った場所に塗った場合は、手早く拭き取ります。
● 発案者よりのコメント…このパテは、扱いとしては、塗料と同じであるから、小さな部品に少量で対応させるのに適している。5グラムで、プリメインアンプ2台分は軽く処理出来る。余った分はスピーカー・ネットワークなどが効果的だ。アンプへの対応の場合、天板を外せば、8割方の電子部品に塗ることが出来る。作業時間は1時間以内で済む。接着剤は数回に分けて塗らないと硬化が始まって塗りにくくなる。混合してすぐに、細かな部品を先に塗り、少し硬くなってきたらケミコン等の頭に塗るようにする。このパテの音質への効用はこれまでの音質対策と少し趣きがことなっている。これまでは、トランジスター、抵抗、コンデンサー等の一つ一つへと制振対策をしたことがなかった。この処理によって、音は柔らかく、大人しくなる。人によっては、今まで部品が響いてきたことによる電気音響効果が消え、つまらなく感じるのでは、という意見もあるくらいだ。だが、再生音の質は、ステレオ装置の効果ではなく、自然音との対比で決めるべきだというのが私の一貫した主張である。この新しい、ステレオの音の可能性の世界をじっくり味わい、楽しんでいただきたいと願っ
てい
る。
● 有効塗布面…例:IC、パワートランジスター、コンデンサー、水晶体振動子、ボリューム、レコードプレーヤー・アーム
(いろいろとお試しの上、音質が気に入らない場合は、塗った部分を小刀などで削り落とし、媒体に塗り込んで、再利用してください。また電極への塗布は避けてください。
DOC SP M2052 20031220