新春いきなりのビッグニュースは、オウムの特別手配「平田信」が、自ら丸の内
警察署に出頭して逮捕された一件だった。
17年も逃げ回っていて、懸賞金500万もかかっているのに自分から姿を現すとは
一見奇異な感じだ。
本人は「疲れた。区切りをつけたい」と語っているそうだが、捜査のプロほど
これを信じない模様。
このまま時の進行にまかせると、裁判は終結しているので麻原の死刑執行は時間の問題だ。
なんとかこれを阻止しなければと「組織」が考えるのは自然な流れだという。
本当にそうだろうか。
平田はそこまで麻原のマインドコントロール下にあるのだろうか。
ここは素直に本人の「信仰していない」発言を信じてもよいのでは。
それより、最初に出頭した警視庁の警備の機動隊員が、悪質ないたずらと
判断して彼を追い払った一件の方が気になる。
歳月の経過で、手配写真とあまりにも容貌が異なっていることから、
相手にされず、やむなく丸の内警察署に行ったというのだ。
本人が意思堅固できちんと出頭したからいいようなものの、もしここで気が変わって
再度逃亡していたら、担当者は特別手配犯を取り逃がすという大変な失態を犯していたところだ。
ヘタすると警視総監のクビが飛ぶほどの問題である。
なぜ自分の浅はかな判断で本人の訴えを無視したのか。
上司に一言相談あってしかるべきではないか。
そうすれば、責任を負いたくない?上司は、一応念のため庁舎内に引き入れて話だけは聞いたことだろう。
人を見た目で判断してはいけないという重要な教訓がここで生きてくるということ。
ともあれオウム事件の真相が、彼の新証言で少しでも明らかになるのなら、
日本のために良いことなのではと思う。
彼は「5年前に信仰は捨てた。裁判での教祖の言動に幻滅した」と語ったという。
私の予想が正しいことを望む。(2012.2.17記)
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