最近は人工知能に関するニュースが多い。
囲碁の世界では、まさかと思われたトップ棋士に4勝1敗。
小説の世界では、星新一賞の予選通過。
いずれも科学技術の進歩ととらえるなら、喜ばしいことだ。
しかし、それに伴う負の側面について、そろそろ心配しなければならない
局面に入りつつある。
素直に吸収する「マシン」だから、誰かが悪意を持って吹き込んだら、
すぐその思想に染まってしまう。
先日の「ヒトラー礼賛」事件など、実例も出ている。
つまり、システムには誰かが教えない限り、倫理観はない。
だから純粋にマシンが思考して行動する限り、最後には人間に敵対する可能性を
否定できないのだ。
たとえば
①コンピューターが新たな「神」となって人類に命令を下す。
②地球環境の維持という命題に対し、ヒトの人口爆発を防止する必要がある
との結論を下し、人間の間引きを開始する。
③ロボットが自己増殖して、圧倒的多数になる。
等のケースが考えられるが、ある線を超えたら、人類は人工知能の暴走を
止められなくなるだろう。
これはもうターミネーターの世界だ。
どうせなら私は、同じ死ぬならロボットではなくヒトに殺されたい
と願うのは無理な相談だろうか。
現状の水準で開発は凍結すべきである。
ロボットがヒトに従順な「労働力」であるうちに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます