小樽の寿司屋は人気が高い。
なんてったって近海ものは港に上がって数時間後に食べられる。ネタが違いすぎる。
だから観光客が殺到する。反面、一部の店はつけ上がるという問題も発生する。
10年ほど前、業界で発生したトラブルが有名な話。
店主と客が喧嘩して、オヤジがおしぼりを投げつけた。
「カネはいらねえ、帰れ!」
きっかけはつまらないことだった。ま、そんなこともあるが、寿司の価値には変わりない。
ここでは、あなたの理解度・習熟度を判定しようという本邦初の試みを実施する。
◎第一段階:寿司屋通りで満足する。
人気店が並んでおり、カネさえ出せばそれなりの味と雰囲気は手に入る。初心者向き。
◎第二段階:
少し小樽に通っていると、地元民で繁昌している寿司屋がわかる。
極端な話、同じ店が観光用と地元用と二軒の店を経営している場合もある。
ほとんど同じネタなのに、料金が倍も違う。何が違うか。宣伝費が違うのだ。
雰囲気でどちらかわかるようになれば中級者。
◎最後に第三段階:
通が通う店は、そもそも看板もノレンも出ていない。もちろんお品書きなど絶無だ。
料金はすべて時価! 当然一見さんは入れない。
どこにあるかわからない上、紹介者がなければ予約を受け付けてくれないだろう。
注文もつけられない。オヤジが出すものを黙って食べるだけ。
いくらかかるかはあちらの気分次第。2人で5~6万は持ってないと不安だ。
その代わり、その日に入ったベストのネタが味わえる至福の時間が待っている。
ここまでくれば上級者。と、だいぶ挑発したけれど、無理しないで下さいね。
カネさえだせばいいだろうという世界ではないので、まず小樽にグルメな友人を
作るところから始める必要が。先は長い。(2010.10.23記)
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