旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

スペイン北部視察②~ビルバオ~

2017-01-05 17:37:41 | スペイン・ポルトガル2016

スペースワールド 松本です

スペインバスク地方の美食とアートの町ビルバオ

バスク地方への空からの入口がビルバオ空港です
かつては鉄鋼・造船業が栄えていましたが、現在はアートの町として有名です。
バスクと言えばサンセバスチャンが最初に思い浮かぶかと思いますが、ビルバオも見逃せないですよ
市内を囲むようにビルバオ川が流れ、橋も沢山かかっています。
川沿いをのんびり散策するのもお勧めです



*グッゲンハイム美術館
ニューヨークに本部のあるグッゲンハイム美術館の分館として1997年にオープンしました。

建物自体もとてもユニークな形で見ているだけでも楽しめます。


「パピー」
アメリカ人のアーティスト『ジェフ・クーンズ』の作品
常時沢山の花々が咲いており、植えられた植物全体で子犬の形状になっています。
このパピーを見たくて訪れる観光客も多く、町のシンボルになっています。

「ママン」フランス人のアーティスト 『ルイーズ・ブルジョワ』の作品
*六本木ヒルズにもありますね。

 

*ビスカヤ橋 
全長160Mの鉄橋 2006年に世界遺産に登録されました。
世界初の運搬橋として1893年に開通し以来、人や車を運ぶゴンドラは24時間稼働しています。

今も現役で市民の足となっているのは驚きですよね
橋桁は水面から45Mの高さで、橋桁の上を歩く事も出来ます。
足元の幅は結構ありますが、勇気も、、、必要かもしれません。
天気が良ければ見晴らしも良いですので、興味のある方は是非トライしてみて下さい


*サンファンデガステルガチェ(San Juan Gaztelugatxe)


ビルバオからのエクスカーション
『スペインの万里の長城』とも呼ばれているサンファンデガステルガチェ
まだ日本ではあまり知られていませんが、久々に写真をみて『行って見たい』と、ときめいた場所です

遠目からはまるでモンサンミッシェルのよう
階段と頂上の教会以外は何もないのですが、青い海に浮かぶ島の地形と石造りの階段…上からみた景色もとても素敵
階段の数は約230段ですが、傾斜が急なのとレストランがあるエリアから歩くと片道30分程度かかりますので、案外しんどいです

皆様、歩きやすい靴で行きましょう

 

ビルバオからは車で約45分程度。夏季は公共交通機関でも行けるとの事ですが、
私が行った冬季は、2時間に1本しかバスは運航していないですし、最寄の町から先はタクシーか徒歩。。
今回、私は少し時間に余裕があったので公共交通機関でトライしてみましたが、何とその日はタクシーが休み…

歩きました…
アップダウンが激しく、まるで峠越えをしているかのような気分、、道中も絶景だったのが救いでしたが次の日は足が上がりませんでした
時間に余裕がある方は公共交通機関で頑張ってみるもいいかもしれませんが、やはり専用車移動がお勧めですね

「入口にあるレストラン」

テーブル席もありますが、バルもあってこちらも賑わっていました

沢山歩いた後のピンチョスも絶品です


スペイン北部視察①~サンティアゴ・デ・コンポステーラ~

2017-01-05 17:35:55 | スペイン・ポルトガル2016

ご無沙汰しております!

スペースワールドの松本です

スペインと言えばマドリード・バルセロナ・グラナダが有名で、
北部の知名度はまだ全体的に低いのですが、個人的にはずっと行きたいと思っていた地域です
ガリシア地方の巡礼地サンティア・ゴ・デコンポステーラ
バスク地方の美食と芸術の街 ビルバオとサンセバスチャンへ

≪サンティアゴ・デ・コンポステーラ≫
エルサレムやバチカンに次ぐキリスト教3大聖地の1つです。
2015年には熊野古道と共通巡礼手帳を作製して話題にもなりました。
聖ヤコブの墓が見つかった奇跡の地として、今でも徒歩や自転車等で多くの人が聖地を目指しています。
現地のドライバーさんによると5日間くらいで一部行程を歩く手軽なツアーが現地でも人気だそうです。巡礼路も含め、旧市街は世界遺産に登録されています。
旧市街はまとまっているので、1日あれば十分回れる距離感です。

ポルトガルのポルトからの日帰りツアーもありますよー

■午後になると巡礼者達が集まります


*カテドラル
現在カテドラルの外観及び内部も一部工事中ですが、
中央祭壇には聖ヤコブ像が祀られていて、地下礼拝堂には聖ヤコブの棺があります。
聖ヤコブ像の後ろに階段があり、信者達は聖ヤコブ像のマントにキスし、ハグをする儀式があると聞いていました。
が、私が行った時はキスをしている人は見かけず、後ろに並んでいた方にハグをするのよとジェスチャーで教わりました。
朝8時頃に訪れましたが、観光客は少なく、じっくりとみる事が出来ました
また個人的な感想ですが、凛とした神聖でおごそかな雰囲気を感じられ、朝焼けも綺麗でした。
宿泊される方は是非朝に行くことをお勧めします

■カテドラル


*ルーフトップツアーと博物館
カテドラルの屋根に登れるツアー(英語またはスペイン語)があります。
※英語ツアーは催行が少なく、すぐに売り切れるので、スペイン語ツアーとなる事が多いです。私もスペイン語のツアーに参加しました。
残念ながらスペイン語の知識が不十分で説明内容は理解できなかったのですが。。
カテドラルの上からの市街の眺め、間近に見える塔の先端や鐘楼は一見の価値があります
また併設の博物館とコンビのチケットを購入して博物館も見学。
ボタフメイロやゴヤの絵を下絵にしたタペストリーは必見です
またカテドラルの建物や回廊、オブラドイロ広場を見渡せるので楽しめます。

カテドラルのWEBサイトからオンラインで事前予約もできます。
http://www.catedraldesantiago.es/en 

■ルーフトップからの景色

■オブラドイロ広場を見下ろせます



*パラドール
スペイン全土に点在する国営ホテル『パラドール』
中世の古城や修道院、貴族の館など歴史的に価値のある建物を改装したホテルです。
最近では一部景勝地に新しく建てられたパラドールもありますが、
スペインの歴史や中世の雰囲気を感じる事が出来るのが最大の魅力です

パラドールもホテル同様3つ星から5つ星にランク付けられています。
サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドールは5つ星のパラドール。
1499年にカトリック両王が巡礼者の為に建てた病院兼宿泊所。
カテドラル、オブラドイロ広場に面し立地抜群!
内部にはゴシック様式の礼拝堂や回廊があります。
お部屋はクラシックな雰囲気ですが、バスルームはとてもモダンで使いやすかったです。
重厚な石造りの朝食フロアも雰囲気があります。
ブッフェ形式の朝食は、種類も豊富で美味しかったです。
回廊があるので、お部屋の位置によっては歩く距離も有りますが
建物自体がまるで博物館の様で、当時をイメージしながらゆっくり散策するのも楽しいですね
■重厚な入口

■お部屋


*タルタ・デ・サンティアゴ(アーモンドケーキ)
ガリシアの伝統菓子タルタ・デ・サンティアゴ。聖ヤコブの十字架をかたどってパウダーシュガーがまぶしてあります。
アーモンドと卵と砂糖等のフィリングが入ったシンプルなケーキです。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの修道院で作られたのが始まりで、今ではスペインを代表するお菓子になっています。
■名物のケーキ


*Polbo á feira (Pulpo Gallego)
ガリシア地方の有名な食べ物は?と現地ドライバーさんに聞いたところ『タコ』という答えが
ポルボ・ア・フェイラまたはポルポ・ガリエーゴと呼ばれるゆでたタコにオリーブオイルとパプリカをかけたものが有名です。
サンティアゴデコンポステーラ空港のレストランのメニューにもありました。
旧市街の売店では、缶詰も売っていたのでお土産にもいいかもしれませんね