旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

ポルトガル研修旅行②

2020-06-09 19:05:38 | ポルトガル2020

こんにちは!スペースワールド佐藤(友)です。

~ポルトガル研修旅行 ②~
首都リスボンと、リスボンから日帰りで訪れることができる近郊の町を巡ります

◎今回行くところ: リスボン,マフラ,シントラ,ロカ岬

 

<リスボン>

「7つの丘の町」という呼び名があるように、とても起伏の多い街です。
1755年11月に起きた大地震により、火災と津波が発生。リスボンの町は壊滅的な被害をうけました。
その時地盤が沈んだことにより低くなったエリアと、そのまま残ったエリアに分かれます。

まずは、奇跡的に地震の被害を免れたアルファマ地区を歩きます。

■サン・ジョルジェ城

旧市街の一番高い場所にあり、テージョ川と美しい町並みを見下ろすことができます。
展望スポットとしておすすめの場所です。

近くには観光の足として便利なレトロかわいい市電が走っています。


細い道をギリギリですれ違うので結構スリルがあります‥

古い町並みが残るエリアを下っていきます。


ところどころにウォールアートや落書きも


洗濯物が干してある風景も下町情緒があります

 

★★★★★

ポルトガル人の心の歌  ファド

このアルファマ地区には、ポルトガルの民族歌謡「ファド(Fado)」が聴けるファドハウスが多くあります。
夜に出直し、レストラン「Fado em Si」でファドを聴きました。
ファドを説明するときによく耳にする「哀愁」や「郷愁」といった言葉から、
勝手に暗い曲調を想像し、さぞモヤっとした気分になるんだろうな、なんて思っていたのですが、
そんなことはなく、感情の乗った歌声、ギターの音色が心にしみました...

ポルトガルを訪れる際はぜひ生で聴いてみてください

*ちなみに、夜の帰り道ですが、この辺りは暗く、足元も石畳で歩きづらいので、
店前にタクシーが来てくれるファドハウスへ行くのがおすすめです。
(こちらのレストランはタクシー手配OKとのことでした)

★★★★★

 

アルファマ地区を抜け、町の中心・バイシャ地区に到着。
バイシャは「低い土地」の意味であり、大地震の後に碁盤の目状に道路が整頓されました。
中心を通るアウグスタ通りは、レストランやショップでにぎわいます。

■コメルシオ広場

コメルシオ広場に面したカフェでひと休憩。
ポルトガルでは、干し鱈(バカリャウ)がポピュラーな食材で、このバカリャウのコロッケも定番料理です。



アウグスタ通り


サンタ・ジュスタのエレベーター

 

中心部から約6キロほど西に離れたベレン地区へ。
ポルトガルの大航海時代の栄光を象徴する歴史的建造物は世界遺産にもなっています。
【世界遺産】リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔(1983年)


ベレンの塔


発見のモニュメント

あいにくの濃い霧でわかりにくいのですが、先頭に立つのが大航海時代の幕を開いたエンリケ航海王子
そのほか、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン、フランシスコ・ザビエルなど、おなじみの世界史上の重要人物が連なります。


モニュメント前の広場。世界地図と各地に到達した年号が記されています。
(日本到達 1541年の表記は、種子島上陸(1543年)に先立ち、ポルトガル船が豊後に漂着した年とのことです)

■Pasteis de Belem(パステイス・デ・ベレン)
ポルトガルの定番スイーツ・パステル・デ・ナタ(エッグタルト)の老舗。
お店ごとにそれぞれ特徴がありますが、こちらのナタはクリームあっさり、皮のパリパリ具合が秀逸です!
(この店のナタが1番おいしいと言う人が多いのだとか)

 

これより、リスボンから足を延ばして近郊の町へ日帰り観光に向かいます!

 

<マフラ>

リスボンから北西に、車で1時間弱。人口約5万人の小さな町です。
あらたに世界遺産となった宮殿はいま注目のスポットです。
【世界遺産】マフラの王家の建物-宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(2019年)

■マフラ国立宮殿
18世紀に国王ジョアン5世の命により建てられた、ポルトガル最大のバロック様式の宮殿。
修道院、バシリカ(礼拝堂)が合わさり、とにかく広いんです!


キッチン(修道院エリア)


病院(修道院エリア)


ピンクの大理石が美しい廊下(宮殿エリア)


約36,000冊を所蔵。歴史的価値が高く美しい図書館


礼拝堂

 

マフラ近くの海沿い、「サーフィンの聖地」としてられるエリセイラにてしばしフォトストップ。


<シントラ>

リスボンから北西に約30km(ロシオ駅から列車で約40分)。
避暑地として王宮や貴族の館が建てられた山深い町です。
【世界遺産】シントラの文化的遺産(1995年)

■ペーナ宮殿

 

入場ゲートから宮殿の入口までは坂道になっていますが、ミニバスが運行しているので、
時間がない時や体力温存したい場合はぜひ(とっても楽ちんです)。
バスチケットは入場チケットと一緒に購入できます。

 

夏のシーズンは、チケット購入、入場に1時間ほど待つこともあるそうなので、
公式サイトから事前にチケットを購入するか、リスボンからのツアーに参加されるのが良いと思います。

■王宮

シントラの町の中心部にある王宮。かつて王家の夏の離宮として使われていました。


シントラの町の様子。路地にはみやげ物のお店が並んでいます。

■PIRIQUITA(ピリキータ)
ケイジャーダ(チーズタルト)がおいしいお店。
写真は本店ですが、坂道を上がった先に2号店があり、そちらは比較的客の出入りが落ち着いています。

 

<ロカ岬>

シントラから車で約40分。「ユーラシア大陸・最西端」の地です。

大西洋に沈む美しい夕焼け。生涯忘れられない光景を目に焼き付けました。

手前にある観光案内所では、「最西端到達証明書」を発行してもらえます(€11)。旅の記念にいかがでしょうか。

 

~ ③へ続きます ~

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※ブログの内容は2020年2月時点のものになります。



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