旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

チュニジア視察 ⑦マトマタ~エル・ジェム~スース~チュニス

2018-11-30 18:30:06 | チュニジア2018

スペースワールドの佐藤です!

チュニジア視察レポート第七弾は、マトマタから一気に首都チュニスへ北上します

ホテルを出発して車で少し走ったところで少しフォトストップ。
すっごく壮大で素敵な風景が撮れました

白の文字が、茶色の風景によく映えます。
この文字は反対側から見るためのものなので、このアングルだと右から読んでマトマタと書いてありますね。


●マトマタの穴居住宅

地面に穴が開いており、穴の側面に部屋が掘られています。
この造りが、夏の日差しをよけ、冬は保温性に優れている為、
もともとは敵から身を隠すために作られましたが、住居として発展しました。

上から見ると全体の構造が良くわかります。

マトマタを訪れるツアーでは穴居住宅の見学をしますが、
その時の都合によって訪問する家は変わります。
大体のお宅で、お茶や窯で焼いた手作りのパンを振る舞っています。
私たちもいただきました♪(お礼にチップを支払うのが慣例です)


パンとお茶をいただいたら、笑顔が素敵な奥さんに手招きされ、
部屋に入ると、なんと民俗衣装を着せていただきました!

石臼で穀物を挽く体験をさせていただきました。
石臼がすっごく重かったです!!


入口には魔除けで手のマーク/パンを焼く窯



マトマタを後にして、車で約3時間半、エル・ジェムの町に向かいます


●エル・ジェムの円形闘技場(=コロセウム)

この町では何と言っても世界遺産のコロセウム!
ローマのコロッセオよりも規模は少し小さいですが、数あるコロセウムの中でもかなり大きく、
保存状態はローマよりこちらの方が良いと言われています。
2世紀に着工されましたが、政治や資金不足の影響で完成はしなかったそうです。
コロセウムでは、剣闘士の戦いや、奴隷・罪人と猛獣の戦いなど、残酷な見世物が頻繁に行われていました。
並ぶアーチ型がとても美しく、建物自体は圧巻の迫力です。



●エル・ジェムのモザイク博物館
首都チュニスのバルドー博物館より小規模ですが、
エル・ジェムでも保存状態の良いモザイク画が見られます。



エル・ジェムの後は、“サヘルの真珠”と言われるスースへ向かいます。
(チュニジアの東海岸地域をサヘルと呼びます)
スースはチュニジア第三の都市でありながら、ビーチリゾートとして栄えています。
スースの旧市街(メディナ)は世界遺産にも登録されておりチュニジアの一大観光スポットです。


●グランドモスクとリバト
モスクなどのイスラムの宗教施設には、「ミナレット」という塔が通常付随しているのですが、
スースのグランドモスクは、チュニジアで唯一ミナレットを持たない珍しいモスクです。
当時は要塞の役割も果たしていたためか、とってもシンプル建物となっています。

そのグランドモスクの向かいにあるリバトは、
8世紀に建てられたスースに残る最も古い建物で、こちらもモスク同様に街を守る要塞の役割をしていました。

リバトに登ると、モスクや港、メディナの風景を見られます。


リバト/リバトから見た風景(中央右の四角いのがモスクです)

●ショッピングセンター
メディナの入口にある、大きなショッピングセンターでは、
沢山のお土産品を購入することが出来ます。

オリーブの木でできた食器類や、名産品のオリーブオイルや蜂蜜、
アルガンオイルやサボテンオイルなど幅広く購入できます。
ビン類などはちゃんと緩衝剤に包んでくれますよ~♪



スースの見学後は一路チュニスへ。約2時間の道のりです。
スース出発直後、激しい雷雨に見舞われました。車のワイパーがすごい勢いで動いてましたが
それでもほとんど前が見えないぐらいの大雨
その時は、街の見学中に降らなくてラッキー、とのんきに考えていましたが、
チュニスでの夕食後には街が一部洪水みたいになっていて、
たくさんの車が立ち往生してしまっていました


続く

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チュニジア視察 ⑥クサール・ギレン~クサール・ハダダ~シェニニ~タタウィン~メドニン~マトマタ

2018-11-13 12:16:58 | チュニジア2018

スペースワールドの佐藤です!

チュニジア視察レポート第六弾は、砂漠を後にしてクサール群を見学します
クサールとは、チュニジア周辺の北アフリカ地域(マグレブ)におけるオアシス住民の伝統的村落や、
そこにある穀物倉庫のことを言います。


まずは夜明けの砂漠から
朝早起きして、砂漠からの朝焼けを鑑賞。
生憎太陽は位置的に見えませんでしたが、とてもきれいな風景でした。


テントホテルのすぐ近くに、5階建くらいの高さの塔があるので登ってみました。

塔の上から見たテントと朝日


砂漠に後ろ髪をひかれながら出発です

●クサール・ハダダ
スター・ウォーズの中ではエピソード1の奴隷居住区(アナキンの故郷)となっていました。
「ゴルファ」という穀物倉庫として使われていた穴倉が特徴的に並んでいます。

一時はホテルとしても利用されていたようで、
綺麗に修復されている部分と、そうでない部分でだいぶ雰囲気も変わります。

スターウォーズで使用された部分の紹介



●シェニニ
山肌に作られた、古い様式のクサールです。

土色の視界のなかに、たまに飛び込んでくる真っ白の壁とチュニジアンブルーのドアがアクセントになっています。


●タタウィン
メディナがとっても賑わっていて、色とりどりの食器や、大量のデーツが売ってました。

余談ですが、デーツは机の上に落ちているものより、つるしてあるもののほうが美味しいそうです。
(旅行では大きすぎてなかなか買う事はできないと思いますが)
視察中、何度かデーツを食べる機会がありましたが、とっても美味しかったです!!


●メドニン
街中のクサール・メドニンは一部お土産物屋になっていました、
3段重ねのゴルファは見ごたえがあります。
こちらもスター・ウォーズのエピソード1の奴隷居住区(アナキンの故郷)のロケ地です。


ここから一気にマトマタまで約2時間、岩山の道を登っていきます。
車窓からの景色が素晴らしかったです。
途中、少し開けたところにトゥジェンという村が現れます。
遠くから眺めるだけですが、雰囲気があります。


●マトマタ
ベルベル人の村で、穴居住宅という変わった住居に暮らしていました。
今も少数暮らし続けている人もいるそうです。
穴居住宅については、次の第七弾で詳しくご紹介します。

ホテル到着前に、またスターウォーズのロケ地に行きました。

「ホテル・シディ・ドリス」
ルークの故郷の家(ラース家)の地下部分です。
ショット・エル・ジェリドにある地上部分と合成されています。



●ホテルについて
マトマタのホテルは、ディアール・エル・ベルベルです。
(入口にディアール・マトマタと書いてありますが、鍵の刻印など
館内はディアール・エル・ベルベルとなっていました。)

マトマタに宿泊の場合は、弊社ではこちらを利用します。
このあたりでは他の選択肢がほぼ無いという理由もありますが、
館内の約半分の客室が伝統的な「穴居住宅風」となっていて、
この地域の雰囲気を楽しむことが出来ます。


個人的にはホテルの前から見える景色がとても素敵で気に入りました♪



続く

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チュニジア視察 ⑤トズール~オング・エル・ジュメル~ショット・エル・ジェリド~ドゥーズ~クサール・ギレン

2018-11-02 10:12:32 | チュニジア2018

スペースワールドの佐藤です♪

チュニジア視察レポート第五弾は、砂漠へ!

まずは前日夜到着したトズールから。

●トズール散策

トズールは南部観光の玄関口となる街です。
中心部から2.5キロほど離れたところあるツーリスティック・ゾーンにホテルが多く集まっています。

中心地のハビブ・ブルギバ通りからメディナ(ウルド・エル・ハデフ地区)に入ると、
お土産屋や市場があります。
さらに奥へ進むと、日干し煉瓦で作られた街並みに、
ところどころで煉瓦でつくられた幾何学模様が見られます。





トズールを出発して、オング・エル・ジュメルに向かいつつ、
途中ネフタの花籠ラ・コルベイユ』が見渡せるところでフォトストップ。

ネフタの町の真ん中のくぼんだ地形であるオアシス。
まるで花籠の中にオアシスがあるようなので、このように呼ばれるようになったそうです。

●オング・エル・ジュメル

ついにやって参りました♪
お待ちかねの「スター・ウォーズ」のロケ地です。
エピソード1に登場する、タトゥイーン星の『Mos Espa(モス・エスパ)』のセットが、砂漠の中にポツンと残っています。
ボードで、映画の中に写っているシーンが示されています。



セットを見学していると、お兄さんがフェネックギツネを抱えて近寄ってきました。

抱っこさせてくれるという事で(有料/2人で4~5ディナール)、あまりの可愛さにやらせてもらいました!

生後7か月の赤ちゃんだそうで、可愛すぎて顔が緩みっぱなしの私たちでした
余談ですが、日本で飼おうとすると超高級だそうです。。



モス・エスパのセットのところから見える、
急な斜面についたタイヤの跡と、斜面の上に並んでいる車と人影、、
「あ、ここを車で降りるんだ」とすぐに分かりました


こんな急な斜面、大丈夫なのと思いましたが、
まぁタイヤの跡がついてるってことは、大丈夫なんだろうな、
でも自分は無理~と思いながら、車が降りてく様子を遠くから眺めてました。
(絶叫系苦手なタイプです笑)

モス・エスパを一通り見て、さぁ移動だ~!と出発したら
あれ??さっきの斜面に向かってる??
気づいたらさっきたくさん車が並んでいたところに


あ、連れてきただけだよね?モスエスパが上から見れるもんね?と写真を撮って、
車に乗り込んだら、そのまま前進ひゃ~

正直な感想は、砂にタイヤが埋まるせいか思ったより安定していて、意外と大丈夫でした
でも結構スリルを感じましたよ~


さて、気を取り直して次の目的地は数キロ先にあるラクダ岩です。
こちらは映画イングリッシュ・ペイシェントのロケ地です。


到着したら、ここから登れますよ~、と係員の方に言われ、
え、これ登っていいの?と一瞬思いました。なぜなら、斜面が急すぎる!
でも皆さん登られているそうですし、結果、ちゃんと登れました
登っている時は、足元が悪くかなり慎重に行きました。
砂の斜面は滑りますし、途中からのゴツゴツした所はかなり足場が悪いですので、
行かれる際はくれぐれも滑落に注意して下さい



やっぱり高い所からは見晴らしがいいですね
登った達成感もあってとっても気持ち良かったです。




●ショット・エル・ジェリド

ドゥーズでの昼食に向かう途中、北アフリカ最大の塩湖『ショット・エル・ジェリド』を通ります。
道の両側が真っ白!!!!


途中で塩を販売しているところでストップして、1袋購入しました♪



●ドゥーズ
塩湖を抜けた先に、サハラ砂漠の玄関<ドゥーズ>があります。
ここで昼食として「ラクダ肉のツボ煮込み料理」をいただきました。

テラスというか屋外での食事ですが、テーブルは綺麗にセッティングされています。

孔雀がいてかなりびっくりしました
ナツメヤシに囲まれて、オアシスの雰囲気を楽しめます。

人生初のラクダ肉ですが、肉自体の味はそんなに癖は無く、
煮込みだからか固くもなかったです。
ただ、臭みを消すためかとてもスパイスが使用してあって、味付けは独特なので、
好みが分かれるかと思いました。


昼食後はドゥーズのスークを見学。
四角い広場を取り囲むように店が並んでいます。



今回は時間の関係で私たちは見られませんでしたが、
宿泊して、ドゥーズからのサハラ砂漠を楽しむこともできます。


●クサール・ギレン
ドゥーズから車で、2時間半弱かけてクサール・ギレンへ。
シャワーやトイレがついたテントホテルがあり、砂漠へ訪れる観光客に人気です。
到着後、テントに荷物を置いて早速すぐそこに広がる砂漠へ!!



一面赤茶色の大地、そこに座るラクダを見て、
テンションあがらない訳ないですよね

有料のアクティビティとしてキャメルライディングとバギーがありますが、
せっかくなので両方体験しました。

まず、サンセットの時間に合わせてキャメルライディングから。
私は人生初体験ですが、もう一人の佐藤さんは実は4回目ぐらいのラクダマスター(笑)
とはいえ油断は禁物で、落馬ならぬ落ラクダしないように気を付けましょう!と話しながら恐る恐るラクダの上へ、、

そもそもひとこぶラクダってどこに座るのかな?と思っていたら、
こぶの後ろに高さを合わせて敷物があって、そこに座るんですね。



結構揺れると聞いてましたが、ほんとにその通りでした!
特にラクダが立ち上がるときと座るときは、一回後ろ足だけ立っていて前足が座った状態になるのですが、
その時に前につんのめる形になります。
特に座るときはそのつんのめり方が半端じゃなく、気を付けないと頸椎痛めそうでした

歩いてる間も結構揺れて、最初は怖いので揺れないようにラクダをしっかり足で挟もうとして
股関節に力が入ってしまいましたが、力を抜いても意外と平気で、片道20分くらい楽しく乗っていられました。

↑↑↑↑ 揺れるラクダの上から撮った渾身の写真です!! ↑↑↑↑

一面砂漠になったところでラクダを降りて、砂漠に沈んでゆく夕日を眺めます。
これはもう感動ものですね



それにしても落ちることなくラクダ初体験を終えられてよかったです

お次はバギー!
こちらはバギーにライトがついているからか日が落ちてもやってくれました。
朝もお願いすることができるみたいです。

乗っただけでもう楽しいです
右のハンドルのところにボタンのようなアクセルがついていて、
左のハンドルに自転車みたいなブレーキが付いています。



単純な仕組みなので、ゆっくりですが自分たちで運転して楽しんでいたら、
途中で係員のお兄さんたちが、ここからは2人乗りでスピードを出そうと提案してくれました。
スピードがそんなに得意ではない私たちですが、せっかくなのでちょっとだけ!ちょっとだけだよ!と言って後ろに乗りました。
みるみるうちにスピードがあがって、大きな砂丘もビューンと上がってヒューっと下がって、、
でも砂漠のテンションのおかげか(?)スリリングでしたが楽めました。
苦手な人は、きっぱりと断って無理しないでくださいね


さて、宿泊するテントホテル
テントなので、鍵らしい鍵は無く、入口の布についている穴に、ひもを通すだけです。

夜はとても寒くなるので、エクストラの毛布がテント内に用意されていましたが、
ご自身でも防寒具があった方が良いと思います。

ベースはテントなので、設備面で多少不具合があることもありますが、
すぐそこは砂漠ということを考えると、とても快適だと感じました



続く


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