旅行会社 スペースワールド スタッフの旅行記

スペースワールドのスタッフが、現地視察した時の旅の情報をブログにしました。

ポルトガル視察③~コインブラ・コスタノヴァ・モンサント~

2016-11-21 17:24:36 | スペイン・ポルトガル2016

こんにちは
松本です

今回はポルトガル中部のコインブラ・コスタノヴァ・モンサント


≪コインブラ≫

リスボンのサンタアポーローニャ駅から列車で約2時間。コインブラの入口となるコインブラB駅に到着します。
ポルトガル第三の都市コインブラは、『コインブラ大学』中心に発展した街です。

*コインブラ大学

ポルトガル最古の名門大学で、多くの政治家や文化人を輩出してきました。
CAPA(カパ)と呼ばれる黒いマントの学生が有名ですね!
毎年5月にはケイマ・ダス・フィタス(リボンを焼くという意味だそうです)という卒業を祝うお祭りがあります。
卒業生達が学業修了の証として自分達の学部のリボンを燃やし、町中をパレードします。5月に旅行される方は是非チェックして下さい
■コインブラ旧大学

■資金集めをする学生達


*コインブラのファド
その昔、男子学生が好きな女性に向けて歌い始めた事から始まったと言われるコインブラのファド。
奏者や歌い手は大学出身者が多く、男性が黒いマントの衣装で演奏します。
リスボンのファドとはまた違った趣ですので時間が有れば是非聴きに行って下さい
■ファドのお店


*タコのリゾットとパンデロー

『ARROZ DE POLVO』 私が今回の視察で食べたかった物の1つがこのタコのリゾット
ポルトガルは海に面しているのでシーフードが美味しい
イワシやタラも名物ですが、日本人同様ポルトガル人もタコをよく食べます。
■タコのリゾット


*『Pao-de-lo』ポルトガルの伝統菓子

カステラの原型となったと言われています。
私が食べたものは生地がしっかりしていて日本のカステラの方が柔らかいと感じましたが、
中がとろっとした半熟のタイプもあり、地方によって特色があるそうです。
■『Pao-de-lo』



≪コスタ・ノヴァ≫
コインブラとポルトの間に位置する水の都『アヴェイロ』からさらに西へ向かうと
パジャマシティと呼ばれる『コスタ・ノヴァ』に到着。夏場は海水浴客で賑わう町です。
カラフルなストライプの家々の多くは別荘なので秋・冬は閑散としていますが写真撮影には適しているかもしれません。
■可愛い家々


*あまーいOvos Moles de Aveiro
貝や魚の形をした、もなかの様な皮に、鶏卵のクリームを詰めたものです。
日本の『鶏卵素麺』のルーツとも言われているこのお菓子。
ガイドさん曰く、面白い事に、日本人はポルトガルのお菓子を甘いと言い、ポルトガル人は日本のお菓子の方が甘いと言うそうです。
日本のお菓子は最初が甘く、ポルトガルのお菓子は後に残る甘さではないかとガイドさんは分析していましたが、
果たしてOvos Moles de Aveiroは…ドキドキしながら食べると私にはやっぱり甘かった~
でもツアーに参加していた他の方は、思っていたほど甘くない!と言っていました。
是非エスプレッソと一緒にお試し下さい
■アヴェイロの銘菓『Ovos Moles de Aveiro』




≪モンサント≫

コインブラからは車で約2時間半。スペインとの国境の近くに『ポルトガルで最もポルトガルらしい村』と呼ばれるモンサントは有ります。
個人的にも今回のポルトガルで一番見てみたかったのがこの村です
晴天を期待していましたが生憎のお天気。。。
でも霧がかかっていてとても幻想的な雰囲気を感じられました。
頂上まで登るとごつごつした巨大な岩が沢山。どうやってバランスを取っているのか不思議になるくらいです。
家の中は壁から岩が突き出ていて、岩が家の一部になっています。
巨大な岩山、石畳の小路、オレンジの屋根、コルクの木々…まるでここだけ時間が止まっているかのような
ここでしか見られない景色を見る事が出来ます

■巨大な岩

■家並み

■岩が家と一体に


車がないと行きにくい場所ですが
他の場所では見られない景色が見られるので是非訪れてほしい村です
坂道が急で雨の日はとくに滑りやすくなっているので、足元には十分にお気を付け下さい。


ポルトガル視察②~シントラ・ロカ岬・オビドス・ナザレ~

2016-11-07 15:10:59 | スペイン・ポルトガル2016

こんにちは
松本です

リスボンの次はシントラ・オビドスそしてナザレ
折角リスボンまで行ったなら、足を延ばしてみたい
リスボン近郊の街でも人気がありますね

≪シントラ≫

リスボン ロシオ駅から列車で約40分。
世界遺産にも登録されているシントラに到着。
イギリスの詩人バイロンが『この世のエデン』と表現した街としても有名です。
シントラ駅からはシントラ市内循環バス、ロカ岬やカスカイスへ行くバスも出ています。
街自体は小さいのですが、見所が点在しており、坂道も多いので公共交通機関等を賢く利用するのが良いかと思います。

・王宮
王宮のあるシントラの中心部へは歩いて15分~20分
紋章の間の天井とアズレージョは息をのむ美しさ必見です!!

・レガレイラ宮殿
中心部からさらに徒歩15分ほど。
様々な建築様式の建物や趣向を凝らした遊び心のある庭園に思わず童心に帰る事間違いなし!



・Queijada(チーズを使った焼菓子)
シントラの伝統的なお菓子としても有名なケイジャーダ(ケイジョ:チーズ)
チーズチーズしていなくて、小腹がすいた時に手軽につまみたくなる感じです。


週末や繁忙期はロシオ駅の切符売り場やシントラ市内が混雑している事もあります。
時間に余裕を持ってお出かけ頂くのがおススメです。

・ロカ岬
シントラからバスで約40分
ユーラシア大陸の最西端に到着です。
ポルトガルの詩人カモンルイスの詩が刻まれた石碑の先には大西洋が広がります。
さえぎるものが無いので風は強く、徒歩で到達したわけでもないのですが‥‥
ここに来るとなぜだか感慨深いものがあります。
最西端の地から見る夕日もとっても素敵だと思います


≪オビドス≫
リスボンからバスで約1時間。
中世の面影を残し、城壁に囲まれた可愛らしい村オビドス
王妃イザベルもこの村を訪れて虜になったと言われております。
王様から村をプレゼントされて以降、1834年まで王妃直轄地として栄えた村です。


・オビドスへの入口 ポルタ・ダ・ヴィラ
イスラム時代につくられたオビドスへの入口。内側は18世紀のアズレージョで覆われています。


・オビドス名物 Ginja
さくらんぼの一種ジンジャから作った果実酒でジンジーニャとも呼ばれています
1口サイズのチョコレートのカップで飲んでそのままカップも食べます。
見た目も可愛い~
ジンジャそのままでも美味しいですが、
フルーツソース入りのチョコレートのような感じで、ジンジャとチョコ合いますね。
アルコール度数はワインより少し高めですので、飲み過ぎにはご注意下さい。


≪ナザレ≫
リスボンからバスで約2時間。
かつて1人の聖職者がナザレのマリア像を持ち帰ったことから町の名前が『ナザレ』になったという言い伝えがあります。
夏場はヨーロッパ中の観光客で賑わうリゾート地です。
また近年は11月頃に大きな波が来ると世界中のサーファーからも注目を集めているとか
シティオ地区からは美しいビーチを眺める事が出来ます。
・シティオ地区からの眺め
・町の由来となった聖母マリア像のあるノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会


またナザレでは伝統衣装が有名。
男性はチェックシャツ・フィッシャーマンセーターに黒い帽子、既婚女性は7枚重ねのチェックのスカートをはいています。
今回いい写真が撮れなかったのですが…ご旅行される方は是非チェックしてみて下さいね




*英語ガイド混載ツアーのコースをご用意しております
https://www.spaceworld.jp/tours/results/PT/up:1/destination_id:PT/date:2016-11-xx/theme_id:000261 

*1日で回れる日本語ガイド オプショナルツアーもご用意しております
・シントラ、ペーナ宮殿、ロカ岬終日観光
・オビドス、アルコバサ、ナザレ、バターリャ、ファティマ終日観光
https://www.spaceworld.jp/destinations/optional_tours/PT


ポルトガル視察~リスボン~

2016-11-01 16:16:57 | スペイン・ポルトガル2016

はじめまして
旅行会社スペースワールドの松本です
ポルトガルとスペイン北部へ視察に行ってきました。
*利用航空会社:ターキッシュエアラインズ(国内線:イベリア航空・ポルトガル航空)
*日程:10月4日~10月14日

視察で個人的に感じた事を都市ごとに気ままに綴っていきたいと思います
まずはポルトガルの首都リスボンから。
リスボンは2回目なので今回は気になっていた所だけ駆け足で回りました。

≪ポルトガルの首都 リスボン≫


リスボンへ到着。リスボン空港は大きな空港ではありませんが意外と出口まで歩きました。
出口では日本語係員さんがお出迎え。海外で自分のネームボードを持った方が待っていてくれるとやっぱりホッとしますね
リスボン市内は現在、至る所で道路工事をしていましたがスムーズに宿泊ホテルへ到着。
ホテルチェックインも係員さんがテキパキと対応してくれ無事に完了。


●ベレン地区+リベイラ市場散策

ポルトガルと言えば、バスコダガマなど大航海時代を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか
ベレン地区には大航海時代を代表する歴史的建築物が残されております。
*リスボンの中心部からベレン地区へのアクセスは市バス・市電・鉄道。
ジェロニモス修道院・ベレンの塔は混雑していますが天気がいいとのんびりと散歩したくなるエリアです
・ベレンの塔

・ジェロニモス修道院

・4月25日橋とクリスト・レイ


その後、ベレン地区から移動してリベイラ市場へ。 
リベイラ市場は2014年にリニューアルオープンしてフードコートが併設されました。
中に入ると沢山のお客さんで賑わっていました。
フードコートなので、レストランよりも気軽に入れる雰囲気が良いですね。
テイクアウト出来るバカリャウ(干しダラ)のコロッケとかもありますよ
・フードコート

・食べ歩きにも



●緑のワイン(Vinho Verde)
 
ワインが安くて豊富なポルトガル。
送迎に来てくれた係員さんから『緑のワイン』があると聞き、早速レストランで注文。
『Verde』はポルトガル語で『緑(若い)』という意味があります。
色はうっすら緑色に見えなくもないような・・(瓶の色かもしれませんが)という感じですが、
若いブドウによって作られたワインなのでそう呼ばれているとか。
アルコール分も比較的低く、微発泡で飲みやすいワインです


*レストラン
『Casa do Alentejo』
レスタウラドーレス広場に近く、入り口は少し分かりづらいですが
モロッコのリアドのような建物で内装のアズレージョも素敵で良い雰囲気です。

●ポルトガルの民俗歌謡『ファド』 
ファドはポルトガルの大衆的な音楽として19世紀に確立され、現在まで受け継がれています。本場ポルトガルを訪れたならやはり1度は聴いてみたい!!
ファドが聴ける『casa do fad』はリスボンのアルファマ地区とバイロアルト地区に多くあり、アルファマ地区が発祥の地と言われています。
悩みましたが夜遅い為、ホテルから近いバイロアルト地区の老舗ファドハウス『Adega Machado』へ。
至近距離での生歌・生演奏はやはり素晴らしかったです
ファドは哀愁漂う歌というイメージでしたが、軽やかで明るい曲もありました


空きが有れば予約なしでも当日対応してくれますが、行きたいファドハウスがあれば予約した方が安心だと思います
*ファドのオプショナルツアーもご用意しています。
https://www.spaceworld.jp/destinations/optional_tours/PT


*リスボン宿泊ホテル
『HOTEL HF FENIX URBAN』4つ星ホテル
ポンバル侯爵広場に近く、地下鉄パルケ駅からは徒歩数分でアクセスも良好です。
*私の不注意でオートロックの部屋から締め出されてカードキーをもらいに行きましたが、
フロントの方はよくある事だよーと快く対応してくれました

『TIVOLI LISBOA』5つ星ホテル
1930年代の建物でロビーはとてもクラシカルな雰囲気ですが、お部屋はモダンです。
タクシーは数台待機しており、フロント・ベルボーイ・ポーターの連携が取れていて
チェックイン・チェックアウト・タクシーの手配等がスムーズでした

*その他、ポルトガルの基本情報は下記ご参照下さい。
https://www.spaceworld.jp/destinations/information/PT