たとえば模型道楽

ハセガワ 1/48 スピットファイア Mk.VIII (RAAF)

RAAFのMk.VⅢ。和田さんの素敵な箱絵に惹かれて入手したのだが、よせば良いのに調べたらこうなってしまった。全然、色違うのだ。せっかくのピンクの象がグレーになってしまったし。

Mk.VⅢの多くは熱帯地塗りで中東・地中海・極東に配備された。こいつらの機首塗り分けはカウリングの下まで上側の迷彩が回り込んでいて、欧州用の緑・灰色塗りとは趣が違う。一方、オーストラリアのMk.VⅢだが、やはりカウリングの塗り分けは熱帯塗りと同じ。なんでかなーとネットで調べたら、もっと真剣に調べた方のレポートが有り、納得できる話なので乗ってしまった。要は、この機体はシリアルから見て熱帯地仕様のLFでミドルストーンをフォリッジグリーンで上塗りした可能性が高い、との事。

amiya 1/32 Spitfire VIII, by Tom Cleaver (modelingmadness.com)

別稿では象の色もパイロットによればグレーだったとの事。確かにピンクは魅力的だがモノクロ写真だと区別はつかない。何が真実かは判らないのだろうが、ハセのデカールを嫌って買ったバラクーダデカールにはグレーの象も入っていた。

フォリッジグリーンはクレオスの302番を少しくすませた。ダークアースはクレオス瓶生。細かい事を言えばホイールの色も良く判らなかったのだ。下面はアズールブルー。

と、言い訳がましいのだが、何色だったか知りたくなるのもこの道楽に付き物の落とし穴、又は、楽しみ。とは言え、正直、和田さんの箱絵(アゲンスト ジャパン)の方が綺麗な配色でオブジェとしては魅力的だと思う。あと、出遅れたせいで2度目の暫定仕様であるMk.Ⅸの陰になって、かすんでしまったMk.VIII。作って見てやはりマーリンスピットの完成形なのかなと感じた。4枚ペラはとんがり尾翼に合っているのだな。引き込み式尾輪だし。

もう一機作るかな。

コメント一覧

辻堂ジップ
@drmurai4633jp さん、ありがとうございます。
いえいえ、見て頂き、感想も聞かせていただくのは有り難い事です。
フォリッジグリーンの色は良く判らなくて悩みました。概ね、ベトナム迷彩の明るい方のグリーンだと言われていますが、クレオスのダークアースと相性良くなくて、結局こうしてみました。どうやら、良かったようです。
drmurai4633jp
辻堂ジップ殿、完成おめでとうございます㊗️
コメント遅過ぎですがw
オーストラリア軍機ですねー、微妙な色合いがカッコいいし、中途半端なラウンデルも英連邦機だなーって感じます(^^)
辻堂ジップ
黒猫2号さん、ありがとうございます。
模型映えはするのですが、写真写りが難しい塗装でした。尻尾と翼の白、大分ころしたつもりでしたがコントラストが有り過ぎて、ちょっと困りました。
色々調べるのは楽しいし、昔に比べれば格段に手軽に出来るのですが、本当?という事も多々有りますね。今回は当時の写真が取っ掛かりだったのであまり迷いは有りませんでした。
はい、スピット、後一機有ります。
黒猫2号
今晩は、辻堂ジップ様
スピットファイア Mk.VIII (RAAF)、完成おめでとうございます
この、迷彩しているのに思いっきり目立つ尾部白塗装が魅力的なスピットMKⅧ
象さんカラーやカウリング周り等の塗装、色々調べられた事がよく活かされたなぁ、と思います
とっても模型映えする素敵な作品ですね(^^)
書かれていたURLにわたしも行ってみました、翻訳ソフトの難解日本語で読んだのですが(笑)
彼の地の情報量は私達とは比べ物になりませんね(^^;
後スピットが一機残ってましたっけ?。
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