RAAFのMk.VⅢ。和田さんの素敵な箱絵に惹かれて入手したのだが、よせば良いのに調べたらこうなってしまった。全然、色違うのだ。せっかくのピンクの象がグレーになってしまったし。
Mk.VⅢの多くは熱帯地塗りで中東・地中海・極東に配備された。こいつらの機首塗り分けはカウリングの下まで上側の迷彩が回り込んでいて、欧州用の緑・灰色塗りとは趣が違う。一方、オーストラリアのMk.VⅢだが、やはりカウリングの塗り分けは熱帯塗りと同じ。なんでかなーとネットで調べたら、もっと真剣に調べた方のレポートが有り、納得できる話なので乗ってしまった。要は、この機体はシリアルから見て熱帯地仕様のLFでミドルストーンをフォリッジグリーンで上塗りした可能性が高い、との事。
amiya 1/32 Spitfire VIII, by Tom Cleaver (modelingmadness.com)
別稿では象の色もパイロットによればグレーだったとの事。確かにピンクは魅力的だがモノクロ写真だと区別はつかない。何が真実かは判らないのだろうが、ハセのデカールを嫌って買ったバラクーダデカールにはグレーの象も入っていた。
フォリッジグリーンはクレオスの302番を少しくすませた。ダークアースはクレオス瓶生。細かい事を言えばホイールの色も良く判らなかったのだ。下面はアズールブルー。
と、言い訳がましいのだが、何色だったか知りたくなるのもこの道楽に付き物の落とし穴、又は、楽しみ。とは言え、正直、和田さんの箱絵(アゲンスト ジャパン)の方が綺麗な配色でオブジェとしては魅力的だと思う。あと、出遅れたせいで2度目の暫定仕様であるMk.Ⅸの陰になって、かすんでしまったMk.VIII。作って見てやはりマーリンスピットの完成形なのかなと感じた。4枚ペラはとんがり尾翼に合っているのだな。引き込み式尾輪だし。
もう一機作るかな。