開発に時間が掛かり量産が遅れたため、数は少ないし、飛んでいた期間も短いせいか色々な資料本でもさらっと扱われるMk.VⅢ。ヨーロッパではとりあえずのMk.Ⅸで十分なので地中海、極東方面に配備されたとの事。余程余ったので、アメリカ陸軍にも配備された、のかな?
ハセガワのMk.VⅢは古いキット故デカールが嫌で、買ってはみたが長年棚上げしていた。コールドウェル搭乗機の色が良く判らなかった事もある。
このあいだ再販されたオーストラリア空軍の機体(桃色象)を作るにあたり、バラクーダデカールを買ったらこのマーキングも入っていた。世傑に当時のカラー写真が載っていて、機首の塗り分けがRAF本国迷彩とは違う、フーンと思っていたし、せっかくなので貼ってやろうと。
古いキットだがモールドはハセガワスタンダード。だから、風防周りの収まりは昔のそれで、今風のキットで楽をさせてもらっている分にはちと厳しい。後、Mk.IXと同じで脚カバーが柱と離れすぎに感じるので、カバー側を削って密着感が出るようにしている。
星印のスピット、ちょっと違和感だがこれはこれで面白い姿だ。そう言えば、エアフィックスが72でMk.Vを出したが,あれにも星印が付いていた。それ程、マイナーな姿ではないようだ。