今年度受けている、プレーイングマネージャー研修の課題DVD「八甲田山」を観た。長い話ではあったが、リーダーシップというものはなんなのか。遭難した青森歩兵第5連隊で何が起きたのか。興味を持った。
後日談ではあるが、先生から「方や任務を遂行し、方や遭難した。ただ、この件で軍隊の装備が格段に進歩し、一般の人の装備も良くなったのは事実。ということは目的は達成したとも言える。」
なるほど・・・視点を変えれば、見え方も変わる。先人への敬意は常に持ちたいと思った。
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チーム(組織)をゴールに導くためには・・・
「目的を達成するための意義を浸透させ、
3つのシップ(フォロワーシップ、リーダーシップ、パートナーシップ)
≒三方の信頼関係 づくり」が大切
青森歩兵第5連隊、弘前歩兵第31連隊に与えられたミッションや計画、連隊の規模が異なるため、単純に比較はできません。しかし、結果として、31連隊は最後まで統制を乱さず任務を遂行し、5連隊は吹雪の中を彷徨って世界最大級の山岳遭難事故を起こしました。
31連隊は、隊全体で目的の意義が浸透しており、一人ひとりが自分の役割を認識し、つねに緊張感がありました。一方、5連隊の上層部や同僚は「神田大尉に任せておけば、なんとかなる」と当事者意識に欠け、不幸にも予行では好天に恵まれたことで、隊員たちの緊張感が明らかに薄れていました。神田大尉は、ミッションの重要性、危険性を十分に理解していたが、上層部とは考えが完全に共有できず(フォロワーシップの未達)、その迷いが隊員たちを迷走させ、士気を低下させてしまいました(リーダーシップの未達)。また、5連隊は冬の八甲田山を熟知した土地の者を頼り、敬意を持って受け入れたが、31連隊は聞く耳すら持ちませんでした(パートナーシップの未達)。この点から、目的達成の意義の浸透、3つのシップが欠かせないと強く感じました。
当社は、クライアントと一体となり、ターゲット(消費者)に価値を伝えるメディア制作が目的の会社です。よって「3つのシップ」を社内外で築くことが重要で、「3つのシップ」は「三方が信頼関係で結ばれること」とも言いかえられます。
改めて社名の由来を考え、当社が存在するために大切なことが理解できました。