竹清勇の囲碁の宝石箱

普段何気なく囲碁に接している時間。
愛好家の方には上達の宝庫だと思い紹介していこうと思いました。

出版「読まなくても碁に勝つ法」

2016-03-14 16:46:34 | 観戦記

出版が決まりました。私は20代前半から今に至るまで10年以上、碁の技術を言葉に落とし込むことを考え続けてきました。この本はその集大成です。

石の方向、石の価値、石の形。これらを理解することは良い碁を打つ可能性を高めてくれています。
今回のアルファ碁も、非常に形が良く、理にかなった手が多かったですが、勝つ確率を高めていくとそこに行きつくというのを見せてもらった気がします。アルファゴの場合はずっと先も見通しているので、レベルは違いますが、法則に従って良い率が高い手に絞って考えるという本質は同じだと思います。

偶然ではなく、必然的に良い碁を打つための法則をしっかりと言葉に落とし込み、序盤から中盤までのノウハウを全て詰めこんでいます。


アマチュアの方には棋力ごとに気づくことがあると思います。ぜひ読んでいただけると嬉しく思いますm(__)m

http://www.amazon.co.jp/%E8%AA%AD%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%82%82%E7%A2%81%E3%81%AB%E5%8B%9D%E3%81%A4%E6%B3%95-%E5%9B%B2%E7%A2%81%E4%BA%BA%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%AB%B9%E6%B8%85%E5%8B%87/dp/4839957649%3FSubscriptionId%3DAKIAI7F5LWAIHOKT3ILA%26tag%3Dpnecmd-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4839957649


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囲碁入門のオススメ紹介

2016-03-04 19:41:23 | 観戦記

こんにちは竹清です!

最近私の周りで囲碁入門が熱いので、はじめたばかりで対局相手に困っている方にいくつかオススメします。

 

ユーキャン囲碁学苑⇒ http://www.ntkr.co.jp/igo/school/yoyogi.html

近々入門教室を開催する予定のようです。そのほか級コースも充実しています。

私も講師を担当していますが、会場がとても立派で、清潔ですし、スタッフも経験豊富な方ばかりで素晴らしい環境です。

近くにお住まいの方はぜひ一度見学してみてくださいね。

 

IGOアミーゴ⇒ http://www.igoamigo.com/event/workshop/

先日初めて講師をさせていただきましたが、アットホームでとても良い雰囲気でした。

若い世代が多いので大学生や、社会人におすすめです。

スッタフの運営が行き届いています。有志での集まりですが、半年先までのスケジュールを組むというのはそう出来ることではないので驚きました。教え方もとても上手で、優しいインストラクターばかりでした。

 

横浜囲碁サロン⇒ http://starnine.homepage.jp/

私もスッタフをしている囲碁サロンです。

藤森さんと内野さんの入門指導はとても評判が良いのでオススメです。入門の個人レッスンもあります。

入門者の集いも月に一度していますので、覚えた後のライバル探しも困らないと思います。

 

囲碁を覚えたけどやる場所が分からないという方はぜひ参考にしてくださいね。私も直接足を運んだ場所なのでどこもオススメ致します!


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1000面打ち平塚囲碁祭り

2015-10-07 20:56:12 | 観戦記

皆さんこんにちは。最近、家鍋にはまっている竹清です。

栄養満点アツアツでいいですね

 

今週10月11日(日)は平塚囲碁祭りです。

先にお知らせから失礼します。私も今回参加させていただけることになりました!

10/11日の横浜囲碁サロンでのレディーススクールはお休みとさせていただきます。

10/18日(日)からはまた通常通りしておりますので、よろしくお願い致します。

 

毎年、神奈川県の平塚市をあげてしてくださっている囲碁祭りです。北は北海道から南は沖縄まで、日本全国から囲碁ファンが集まる一大イベントです。

メインイベントは商店街一面に並べられた棋士の千面打ちです。

あの盛大さには碁を知らない人もあっけにとられて立ち見するほどです。

これからもずっと続くよう、良いイベントになるように微力ながら頑張ります!

 

平塚囲碁祭りのリンク→ http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/zaidan/event00077.htm


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最強コンピューターとの対局!

2014-11-19 01:10:09 | 観戦記

こんばんは。竹清です。

 

先日、電通大学で最強と言われるコンピューター囲碁「ゼン」と対局してきました。

ゼンは直近の成績で、トップ棋士と4子局で互角に戦っているそうで、ゼンの研究に関わっている大橋プロいわく「4子はプロが相当頑張らないと勝てない」とのこと。

もっともゲームでコンピューターが人間に勝てないのはもう囲碁だけですから、人間最後の砦というわけです。

トッププロに4子で打てるとしたら、碁会所では7段格ほどになる。

私がゼンとの対局募集を引き受けたのは、この成長を肌で感じたかったからです。

 

私とゼンの手合いは開発者の希望により4子局。プロが本気を出したデータがほしいとのこと。

今回のゼンはコンピューターを4台つないだもので、1台のゼンよりも2目ほど強いらしい。

これ以上は2000台まで増やしても強くならないと、開発者の方は言う。理由は台数を増やして並列に分析させても、コンピューター同士が分析結果をうまくディスカッション出来ないらしい。

コンピューター4台に、短いタームで分析結果をディスカッションをさせるのが今のところ最大効率で強さを引き出せるそうです。

碁の内容は、布石から中盤にかけて、私もミスなく的確にゼンの悪手に付け込んで猛然と追い込んだ。ゼンに詳しい大橋プロも「ゼン相手にはベストな打ちまわしだった」と言ってくれていた。

それにも拘わらずヨセに入って猛烈に細かい。人間相手なら中盤にあそこまで追い込めば10目はこちらに残りそうな碁の流れだった。そこがコンピューターの不気味さを感じるところでした。

いまコンピューターの思考方法はモンテカルロというもので、適当に良さそうな場所から打って、そのあとも同じ方法で整地まで膨大な終局図を分析し、勝ちの率が最も多かった手を選んでくる。

つまりある局面で、適当に良さそうな場所にいくつか着手して、ひとつの着手につき100万回終局図を作るとしたら、70万勝ち図、30万負け図よりも80万勝ち図、20万負け図の着点を選んでくるということです。

この思考方法により飛躍的に棋力が向上したそうです。

 

最終的には小ヨセで、4目の手がある局面でゼンが2目の手を打ったので逆転勝ち。もしミスが出なければおそらく私が1目程負けていました。

そこで2目程私の勝ちになった瞬間、ゼンの投了。これはゼンが投了した画面です。

 

終局後、私が「これだけ飛躍的に強くなれば10年で追いついてきそうですね」と、開発者の方に聞いたところ「コンピューター自体の性能は理論的にほとんど限界まできている。たぶん追い付けないし、革命があっても20年はかかる」とのこと。

ウインドウズXPから今のウインドウズの使い勝手があまり変わっていないという例えでたしかにしっくりきた。

 

なぜ囲碁だけ、コンピューターが勝てないのか。それは人間に備わっている「大体こんな感じ」という言葉で説明できない感覚を囲碁はフルに使ったゲームだからだと開発者の方は言う。

人間にはコンピューターが究極的に目指すナノマシンというものが脳に備わっているとのことです。

 

人間は1秒間に何千億を演算するコンピューター相手に修練しだいでは勝てる能力が体の中に搭載されている。なんともロマンチックではないですか?

そんな満足感を覚えながら帰りました


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天元戦第二局 後編

2014-11-12 21:49:02 | 観戦記

こんばんは。竹清です。

第二局は白番、高尾十段の中押し勝ちとなりました。

棋譜は主催をしてくださっている新聞三社連合様のHPからご覧になれます。→ http://tengen.live-go.net/

 

布石は、控室で白持ちの方が多かったでのすが、井山天元(六冠)はあえて意欲的な布石を打たれたのではないかなと思いました。

昔から常識とされていたことはどんどん変わっていくので、探究精神が必要なのでしょうね。

高尾十段の厚い打ち方もすごく勉強になる一局でした。

 

印象に残ったこぼれ話としては、対局前夜に関係者の食事会があったのですが、井山先生にどなたかがこう質問をしていました。

「棋士になっていなかったら何になりたい?」これに井山先生は・・・

「想像もできない」という答えでした。これは衝撃でしたね。

そう思えるくらいひとつに人生をかけないとあそこまでは辿り着けないのでしょうね!

ちなみに私は三つくらいすぐに思い浮かびました

 

第三局もどんな碁になるか今から楽しみですね~

 

 

 


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