三日間にわたる子供教室の特訓合宿が終わりました。
3年前、入門くらいから教えていた生徒たちが気がつくと皆有段者になり、感慨深いものがあります。
意外とこういうところで囲碁普及してきて良かったなあと思うんですよね。
さて、前回の解答です。
だまって▲にカケツギした後に黒1~3と手をつけていく手が良い狙いです。
続いて・・・。
無難に白1と押さえると黒2~6まで隅で生きです。
白地に見えた隅が黒の陣地になって黒大成功ですね。
そこで白は・・・。
黒に調子をつけないように白1とツギです。
しかしまだこの形は黒からAとケイマにすべりや黒Bの打ちこみで隅の白地を荒らす手が残ります。
黒は隅にすぐに手をつけていかなくても大丈夫です。白が隅に一手をかけてくれれば一手の得ですので!
もう一度実戦を見てみましょう・・・。
この形からでは・・・。
黒1~3から手をつける手しか残りません。
これは残念ながら白に4と飛ばれて隅の黒は生きることができません。
振り返って何気ない、ケイマのツキダシの一手が勝負を左右するほどの悪手だったことが分かります。
今回のテーマ「ケイマにはようもないのにちょっかいをださない」です。
何気なく打ってしまいそうな時、一度手を止めて、意味がハッキリしない手なら打たないほうがいいと思います。
「追記」
道場と囲碁サロンの大掃除も終わってこれからのんびりできるところです。
今年も一年、色々な方に応援をしていただき本当に感謝にたえません。
自分の生活を振り返ると良いことも辛いこともたくさんありました。
今年を振り返って思うのは、昔に比べて心身ともにずっとタフになったと思います。その点に合格点を上げてもいいかなと思います。
来年も一歩ずつ前に進めるように努力いたしますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。