竹清勇の囲碁の宝石箱

普段何気なく囲碁に接している時間。
愛好家の方には上達の宝庫だと思い紹介していこうと思いました。

謝ちゃんの神の一手紹介・中編

2011-07-10 01:07:42 | プロレベル

前編の日記がパソコンによって見られなかったようです。横浜囲碁サロンにきてくださっている天才プログラマーに直してもらいましたので、もう大丈夫だと思います。

 

前回の続きです。

実戦は白1の割り込みです。以下7まで隅をしっかりとってから下辺は別にさばくという意味です。

 

 

相場の進行は、下辺を丁寧に生きるくらいです。これで白が悪いわけではないですが、謝プロは隅の黒地が大きいと判断したのでしょう。

厳しいものです。

実戦はここから下辺のさばきが見事です。

白6が手筋。次に黒7の右側にハネを狙っています。白6の前に8から決めると6は先手なりません。

そして左下隅を生きた手が好手の理由は白10の先手を見ているからです。ここまであっという間に生き形になりました。

この早碁で素晴らしい読みの精密さです。

 

 

実戦は黒の小熊もだまって受けずに反発します。黒1、3は好手で、白の形を崩しています。

ただし白は2-Hに打てばいつでも生きています。白6は中央に味をつけてから手を戻して生きようという工夫です。

黒は中央を突破されてはつらいので黒も9まで中央を止めにかかりますが・・・。

白、次の一着で妙手が飛び出します。皆さんも謝プロの神の一手を考えてみてください。

 

 

ヒント: 普通に白1とハネは黒2と切られて何もなりません。何か白は工夫が必要です。

 

後篇に続きます・・・

 

 

コメント (4)
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