「日銀のYCC限界論が浮上、長期国債市場で異変」(日高正裕 Bloomberg)
このところ、10年もの金利が0.250を越えている場合が多い。
日銀のYCCがうまくいっていないようだ。
「マーク・ダウディング氏(ロンドン在勤)はYCCは「維持不可能」とみており、「かなりの額の日本国債をショートしている」と言う」
また、後藤達也氏は、「日銀、苦肉の金利誘導」(note)で、 「日銀の大量購入が7年にもおよび、国債の流動性が大きく落ち込むと、現物の国債と先物との裁定が効きづらくなります。日銀の介入にもかかわらず先物だけが逆に売りこまれるといういびつな価格形成にもなっています。-------いまのところ、為替市場や株式市場に影響は広がっておらず、------- ただ、日銀が長く続けてきたYCCは持続可能性が揺らいでいます。事情がどうであれ、債券先物という金利市場の重要なインフラは市場機能を失いつつあります。現物の国債も日銀がどんどん買い上げており、市場機能や流動性は一段と低下しています。金融システムの安定は日銀の使命。自らの金融政策を巡る思惑や投機で金利が乱高下し、さらに自らの国債購入で債券市場の機能が弱まることは皮肉な事態でもあります。 」
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