「日銀・保有国債 含み損8749億円 異次元緩和下で初めて」(日経)
「保有国債の時価評価が2013年の異次元緩和導入後で初めて簿価を下回り、含み損に転落した・・・06年3月末以来」
22年3月末:4兆3734億円の含み益
新発10年物国債利回りは3月末時点で0.21%
22年9月末:8749億円の含み損
9月末には日銀が上限とする0.25%近くまで上昇
20年金利は0.3%程度上がって1%に達し、30年金利も0.5%近く上昇して1.4%
日銀は発行済み長期国債の51.2%を保有
日銀保有の国債の運用利回りは0.221%
「金利全体が0.4%上昇すれば、国債の含み損が自己資本を上回り、日銀も実質的な債務超過に陥る」
もう1つの問題 逆ざや 「日銀が保有国債から受け取る金利収入が、銀行が日銀に預けている当座預金への利払いを下回って逆ざやに陥る」
当座預金に付ける金利を0.5%に引き上げると逆ざやが発生・債務超過へ
いよいよ円は新たな段階に入ってきたようだ。
10年ものがわずか0.25%で含み損になってしまったんだから、金利を上げる分けにはいかない・・
上げれば、含み損問題だけではなく、逆ざやにより、債務超過へ。
と、にっちもさっちもいかない状況に陥ってきた。黒田が辞める3月まではこのままいくんだろうが、新総裁はどうするのか?
円売り・日限券の失墜は避けられないのか?・・
とはいえ、今日の発表にもかかわらず、円は上がっているが(ドルは下がっている)・・・
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