大阪アクションの呼びかけ団体の「学生企画ネットワーク」のみなさんが主催する沖縄集会です。
ニーニー、ネーネーのみなさんも協力しましょう。
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「私たちは、学生企画ネットワーク、(通称:がきネット)です。様々な社会問題解決のため、継続的な活動を行なっています。
がきネットは、日雇い労働・野宿・福祉の街、釜ヶ崎から出発しました。社会の仕組みによって人間らしい生活を奪われたのは、
釜ヶ崎だけでなく、沖縄も同じです。自分たちの土地を無理やり奪われるなど、政治に裏切られて苦しむ人々のことに、私たちは
無関係ではいられません。しかし、沖縄で起こっている問題は十分な報道がされておらず、関西で暮らす人にとってはとっつきにくい、
というのが現状です。この集会は、知識がないからわからない、という方に、一緒に楽しく学んでほしいと思っています。歌あり、
映像あり。沖縄で何が起こっているか、知ってみてください。」
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関西大学 法学部
福成 優香
チラシPDFはこちら
http://www.sdcc.jp/pdffiles/171203studente.pdf
「それが私達だって」。(写真)
関西大学の高作正博先生より、この学生集会へのアピールが届いています。
以下、転載します。
「私がみた沖縄――沖縄問題は誰のもの?」開催に寄せて
高作正博(関西大学法学部)
関西大学法学部で憲法を担当しております高作と申します。この度、沖縄の基地問題について考える機会を持たれるとお聞きし、簡単ではありますが、メッセージをお送りさせていただきます。
私自身、縁もゆかりもなかった沖縄で、仕事をえて11年間勤務する中で、様々なことを感じてきました。その経験から、次の2点が重要ではないかと思っています。第1に、「知らない」の克服です。社会に生きる私たちには、社会が抱える問題を「知る」責務があります。目の前に困っている人がいたら、黙って見過ごすことはできないでしょう。世の中の「見るに堪えない不法」を知ることで、様々なことを考えるはずです。
ただ、沖縄の基地問題は沖縄の問題、どこかそのように考えていませんか? そう感じたとしても、おかしいことではありません。目に見えないことに関心を払うことは難しいことです。また、次のような疑問を持つ方もおられるでしょう。沖縄の人々は、なぜ米軍基地に反対しているのだろうか? どのような思いで米軍基地のゲート前で座り込みをしたり声を上げたりするのだろうか?
そのことを「知る」には、沖縄の歴史や米軍基地の実態について、「知る」必要があります。沖縄戦で大勢の県民が亡くなったという戦争「被害」の歴史、米軍統治下の沖縄からベトナム戦争へ出撃する米軍機を止めることができなかったという戦争「加害」の歴史、そこから、沖縄の人々が、戦争の被害者にも加害者にもならないという強い思いを抱くようになったということを皆さんは感じるでしょう。
第2に、「偏見」の克服です。そもそも物事には様々な見方があります。人それぞれ価値観が違いますので、その人の立場によって評価は変わるはずです。その点は否定できません。例えば、ライオンがシマウマを襲う映像を見るとき、シマウマの立場で考えれば、「かわいそう(泣)」という感想を持つでしょうし、反対に、ライオンの立場で考えれば、自分の子どもに食事を与えることができて「よかった(笑)」となるでしょう。必要なのは、一つの見方だけが正しくてそれ以外が間違っている、と考えないようにすることです。
しかし、考え方が異なっていても、共有する必要のあることがあります。それは、事実に対する認識です。評価の対象となる事実の受け止め方が違っていたら、共通の土俵が成立しません。見方・考え方は異なるでしょうが、その前提となる事実は一致させる必要があるわけです。沖縄の基地問題についてはどうでしょう?
残念ながら様々な偏見が流布されています。中には意図的なデマ(今風に言えばフェイク・ニュース)もあります。「沖縄の経済は基地で成り立っている」、「沖縄に米軍基地があるのは、地理的に見て重要だからだ」、「沖縄の市民運動には日当が支給される」、「運動に参加しているのは中国や北朝鮮の工作員」等は、インターネット上で見られる「あるある」な書き込みです。それらが正確なのかどうか、自分で調べてみるとよいでしょう。
沖縄の基地問題を考えるということは、沖縄の人々の苦しみに寄り添うことです。それは非常に辛い経験となるかもしれません。現在、沖縄の裁判で国から訴えられている方は、「沖縄にきたこともなく知らないでいた自分のいままでの人生をひっくり返される気もちで、がく然とした」(法廷証言記録より)と話しました。しかし、その辛さから逃れるわけにはいきません。基地問題についてどうしたらよいのか、みんなで考えていきましょう。
ニーニー、ネーネーのみなさんも協力しましょう。
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「私たちは、学生企画ネットワーク、(通称:がきネット)です。様々な社会問題解決のため、継続的な活動を行なっています。
がきネットは、日雇い労働・野宿・福祉の街、釜ヶ崎から出発しました。社会の仕組みによって人間らしい生活を奪われたのは、
釜ヶ崎だけでなく、沖縄も同じです。自分たちの土地を無理やり奪われるなど、政治に裏切られて苦しむ人々のことに、私たちは
無関係ではいられません。しかし、沖縄で起こっている問題は十分な報道がされておらず、関西で暮らす人にとってはとっつきにくい、
というのが現状です。この集会は、知識がないからわからない、という方に、一緒に楽しく学んでほしいと思っています。歌あり、
映像あり。沖縄で何が起こっているか、知ってみてください。」
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関西大学 法学部
福成 優香
チラシPDFはこちら
http://www.sdcc.jp/pdffiles/171203studente.pdf
「それが私達だって」。(写真)
関西大学の高作正博先生より、この学生集会へのアピールが届いています。
以下、転載します。
「私がみた沖縄――沖縄問題は誰のもの?」開催に寄せて
高作正博(関西大学法学部)
関西大学法学部で憲法を担当しております高作と申します。この度、沖縄の基地問題について考える機会を持たれるとお聞きし、簡単ではありますが、メッセージをお送りさせていただきます。
私自身、縁もゆかりもなかった沖縄で、仕事をえて11年間勤務する中で、様々なことを感じてきました。その経験から、次の2点が重要ではないかと思っています。第1に、「知らない」の克服です。社会に生きる私たちには、社会が抱える問題を「知る」責務があります。目の前に困っている人がいたら、黙って見過ごすことはできないでしょう。世の中の「見るに堪えない不法」を知ることで、様々なことを考えるはずです。
ただ、沖縄の基地問題は沖縄の問題、どこかそのように考えていませんか? そう感じたとしても、おかしいことではありません。目に見えないことに関心を払うことは難しいことです。また、次のような疑問を持つ方もおられるでしょう。沖縄の人々は、なぜ米軍基地に反対しているのだろうか? どのような思いで米軍基地のゲート前で座り込みをしたり声を上げたりするのだろうか?
そのことを「知る」には、沖縄の歴史や米軍基地の実態について、「知る」必要があります。沖縄戦で大勢の県民が亡くなったという戦争「被害」の歴史、米軍統治下の沖縄からベトナム戦争へ出撃する米軍機を止めることができなかったという戦争「加害」の歴史、そこから、沖縄の人々が、戦争の被害者にも加害者にもならないという強い思いを抱くようになったということを皆さんは感じるでしょう。
第2に、「偏見」の克服です。そもそも物事には様々な見方があります。人それぞれ価値観が違いますので、その人の立場によって評価は変わるはずです。その点は否定できません。例えば、ライオンがシマウマを襲う映像を見るとき、シマウマの立場で考えれば、「かわいそう(泣)」という感想を持つでしょうし、反対に、ライオンの立場で考えれば、自分の子どもに食事を与えることができて「よかった(笑)」となるでしょう。必要なのは、一つの見方だけが正しくてそれ以外が間違っている、と考えないようにすることです。
しかし、考え方が異なっていても、共有する必要のあることがあります。それは、事実に対する認識です。評価の対象となる事実の受け止め方が違っていたら、共通の土俵が成立しません。見方・考え方は異なるでしょうが、その前提となる事実は一致させる必要があるわけです。沖縄の基地問題についてはどうでしょう?
残念ながら様々な偏見が流布されています。中には意図的なデマ(今風に言えばフェイク・ニュース)もあります。「沖縄の経済は基地で成り立っている」、「沖縄に米軍基地があるのは、地理的に見て重要だからだ」、「沖縄の市民運動には日当が支給される」、「運動に参加しているのは中国や北朝鮮の工作員」等は、インターネット上で見られる「あるある」な書き込みです。それらが正確なのかどうか、自分で調べてみるとよいでしょう。
沖縄の基地問題を考えるということは、沖縄の人々の苦しみに寄り添うことです。それは非常に辛い経験となるかもしれません。現在、沖縄の裁判で国から訴えられている方は、「沖縄にきたこともなく知らないでいた自分のいままでの人生をひっくり返される気もちで、がく然とした」(法廷証言記録より)と話しました。しかし、その辛さから逃れるわけにはいきません。基地問題についてどうしたらよいのか、みんなで考えていきましょう。